「新ドイツ派」の成立 リストと彼の仲間たちによる進歩的音楽集団

上山典子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861108433
ISBN 10 : 4861108438
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
追加情報
:
232p;22

内容詳細

1859年、音楽史家・批評家のフランツ・ブレンデルによって提唱された「新ドイツ派」は、19世紀の西洋音楽研究史上、もっとも複雑で錯綜した用語の一つに数えられている。この一派が音楽史におけるどの現象を、いずれの人物を指しているのか、という基本的事項が曖昧のまま残されてきたからである。新ドイツ派とは何か。この用語が指し示すのは誰か。「新ドイツ」の名称はなぜ生み出され、その概念はどのようにして成立したのか。本書はこのような根本問題を解明するために、「新ドイツ派」の前身とされた1850年代の「未来音楽」から概念を説き起こし、一派提唱の歴史的経緯とその後20世紀初頭の音楽史記述に至るまでの広範な関係資料を追う。

目次 : 第1章 音楽史研究と「新ドイツ派」(音楽事典における「新ドイツ派」/ 「新ドイツ派」概念に関する先行研究 ほか)/ 第2章 「未来音楽」の概念(「未来音楽」の由来に関する諸説/ 1850年代ドイツ語圏における「未来音楽Zukunftsmusik」 ほか)/ 第3章 「新ドイツ派」の提唱(第1回音楽家集会の開幕/ ブレンデルによる「新ドイツ派」提唱 ほか)/ 第4章 「新ドイツ派」概念の変化(「新ドイツ派」提唱の反応/ ベルリオーズによる反「未来音楽」の声明 ほか)/ 第5章 「新ドイツ派」の発展(新生「新ドイツ派」の成立/ 「全ドイツ音楽協会」の設立(1861) ほか)

【著者紹介】
上山典子 : 東京芸術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院博士課程修了、博士(音楽学)。現在静岡文化芸術大学准教授。専門は西洋音楽史、とくにリストと19世紀の音楽文化、ピアノ編曲の文化史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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上山典子

東京芸術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院博士課程修了、博士(音楽学)。現在静岡文化芸術大学准教授。専門は西洋音楽史、とくにリストと19世紀の音楽文化、ピアノ編曲の文化史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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