アイ・アム まきもと 徳間文庫

黒野伸一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198947675
ISBN 10 : 4198947678
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
倉持裕 ,  
追加情報
:
208p;15

内容詳細

小さな市役所の市民福祉局員、牧本壮、48歳。空気が読めない、人の話を聞かない、心を開かない。そんな牧本の仕事は、身寄りがなく亡くなった人の葬儀を出し、無縁墓地に埋葬する「おみおくり係」。ある日牧本は、亡くなった老人・蕪木の部屋を訪れる。葬儀の参列者を探すため、遺品の携帯と娘らしき少女の写真を頼りに彼の足跡を辿るが、係の廃止が決定に。果たして牧本は最後の「おみおくり」を無事行うことができるのか?ちょっと迷惑な男が“まき”起こす奇跡の物語。

【著者紹介】
倉持裕 : 1972年生まれ。2000年、劇団ペンギンプルペイルパイルズを旗揚げ。以降、同劇団の全ての作品で脚本・演出を手掛ける。04年「ワンマン・ショー」にて第48回岸田國士戯曲賞受賞

黒野伸一 : 1959年神奈川県生まれ。2006年『ア・ハッピーファミリー』(文庫化時には『坂本ミキ、14歳。』と改題)で第1回「きらら」文学賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぽけっとももんが さん

    映画のノベライズだったのか。牧本は融通が効かない、空気が読めない、なかなか扱いにくくとも愛すべき主人公、なのだろうけれどもどうも彼と親しくなれたような気がしない。彼がなぜ、自腹を切ってまで葬儀にこだわるのか、そういうところがさっぱり伝わらない。映画を見ればもっと違うのか。奇跡をまき起こすのがラストのこれか。もうなにがなんだか。

  • フロッグ さん

    映画観たくなった。というか、思いがけずラストで涙腺が崩壊するところだった…。

  • 雪ん子 さん

    なんと、そういう終わりだったか…。

  • non さん

     23-161:表紙違い。阿部サダヲさんで印象的な。何でそこまで、何故だかこうなると思った。あれだけ尽くして実質一人。人生も物事も分からない。担当部署(係)もなくなるし意趣返し?もしてよかったのか、でも兆しもあったのに

  • りんき さん

    ★3.9 身寄りがなく亡くなった人の葬儀をし埋葬する市役所の『おみおくり係』牧本壮のお話。 映画観た後に読んだのですが、映画ではあまり描かれていなかった、牧本の過去や登場人物たちの心模様が描かれていて腑に落ちなかった部分の解消もされて良かったです。 牧本の夢女としては過去や心の声が知れて嬉しい反面、始まらなかったとはいえトウコとお互い良い感じだった事を突きつけられて泣いちゃったけど、自分がトウコだと思ってもう一回読む事にします。 綺麗にまとまっていて最後は切ないけど良かったし、牧本が本当に本当に好みです。

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黒野伸一

神奈川県生まれ。2006年『ア・ハッピーファミリー』で小学館主催の第1回「きらら」文学賞を受賞しデビュー

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