翻訳書簡 『赤毛のアン』をめぐる言葉の旅

上白石萌音

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140351819
ISBN 10 : 4140351810
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
四六判 / 228ページ

内容詳細

上白石萌音、翻訳家デビュー。『赤毛のアン』を読み、訳し、言葉をみがく
萌音さんの朗読音声DL付き!

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で見事な英語力を披露した上白石萌音さん。子どもの頃から英語が大好きで、熱心に学び続けています。そんな萌音さんが愛する海外文学のひとつが、不朽の名作『赤毛のアン』。本書では人気翻訳家の河野万里子さんとのお手紙を通して、萌音さんが『赤毛のアン』の名シーンの数々を翻訳します。
河野さんによる萌音さんの翻訳へのアドバイスは、語学的なものにとどまらず、「日本語としていかに表現するか」を問いかけるもの。それに応えて萌音さんが紡ぐ、瑞々しい訳文が本書の見どころです。語学や翻訳のみならず、広く「ことば」に関心がある皆さんに手に取っていただきたい一冊。

【上白石萌音さんより発刊によせて】
翻訳家は、10代の頃憧れていたお仕事のひとつでした。まさかこんな形で、第一線でご活躍の河野万里子さんのもと勉強できるとは、そしてその経過を本にしていただけるとは!当時の自分に教えてあげたいです。先生との書簡を通して、英語のみならず、自分の日本語力とも向き合った記録です。是非お手に取ってみてください。
上白石萌音

【河野万里子さんより発刊によせて】
小説の翻訳は、外国語で書かれた物語の世界へ、ふだんの読書よりさらに深く入っていって、登場人物たちと、わくわく、ドキドキすることから始まります。これはそのおもしろさと、読みやすい訳を書くためのヒントやコツが、上白石萌音さんとの文通を通して、きっと伝わる1冊です!「英文和訳」から「翻訳」へ、萌音さんの言葉は少しずつ、確実に変わっていきます。訳すのは、『赤毛のアン』。アンが大好きな人、英語を楽しく勉強したい人も、ぜひ。
河野万里子

【目次】
第1回 訳者は役者に通ず
第2回 アンの“wonderful”
第3回 ヤクシャは監督にも通ず
第4回 翻訳を生かすも殺すも会話次第
第5回 話し言葉は現実と虚構の間(あわい)を
第6回 ギルバート、登場
第7回 語感を研ぎ澄ます
第8回 アンの部屋を満たしているのは…
第9回 ただ一つの言葉を選びとる
第10回 言葉は誘い合う
第11回 求心力と吸収力
第12回 感動の大きさを、そのままに
第13回 正解はないけれど
目次

第1回 訳者は役者に通ず
第2回 アンの“wonderful”
第3回 ヤクシャは監督にも通ず
第4回 翻訳を生かすも殺すも会話次第
第5回 話し言葉は現実と虚構の間(あわい)を
第6回 ギルバート、登場
第7回 語感を研ぎ澄ます
第8回 アンの部屋を満たしているのは…
第9回 ただ一つの言葉を選びとる
第10回 言葉は誘い合う
第11回 求心力と吸収力
第12回 感動の大きさを、そのままに
第13回 正解はないけれど


《著者情報》
上白石 萌音(カミシライシ モネ)
俳優。1998年、鹿児島県生まれ。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞受賞。俳優のほか歌手、ナレーター、声優など幅広く活躍。ドラマ「ホクサイと飯さえあれば」「恋はつづくよどこまでも」「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」、映画「舞妓はレディ」「君の名は。」、舞台「ナイツ・テイル―騎士物語―」「組曲虐殺」「千と千尋の神隠し」など出演多数。著書に『いろいろ』(NHK出版)。

河野 万里子(コウノ マリコ)
文芸翻訳家。1959年生まれ、上智大学外国語学部フランス語学科卒業。上智大学外国語学部非常勤講師。英語、フランス語の翻訳を手がける。訳書にサン=テグジュペリ『星の王子さま』、サガン『悲しみよこんにちは』『打ちのめされた心は』、セプルベダ『カモメに飛ぶことを教えた猫』、2021年本屋大賞翻訳小説部門第2位を受賞した『神さまの貨物』など多数。

【著者紹介】
上白石萌音 : 俳優。1998年、鹿児島県生まれ。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞受賞。俳優のほか歌手、ナレーター、声優など幅広く活躍

河野万里子 : 文芸翻訳家。1959年生まれ、上智大学外国語学部フランス語学科卒業。上智大学外国語学部非常勤講師。英語、フランス語の翻訳を手がける。訳書に2021年本屋大賞翻訳小説部門第2位を受賞した、グランベール『神さまの貨物』など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • aika さん

    原文に寄り添いながらも、時には「飛んで」みる。言語の違いを乗り越えて、日本語で物語の世界を伝えてくれる翻訳の楽しさ、奥深さ、自由、そして難しさをとことん味わえる一冊です。高校生の頃に翻訳家に憧れていたという上白石さん。最初は英文和訳に近かった訳文が、河野先生のアドバイスでどんどん豊かなになり、『赤毛のアン』の美しく温かい世界の窓を開けてくれました。自分で考えた訳文をお二人の翻訳と照らし合わせてみるのも楽しく、翻訳を試みることで、普段の読書以上にアンたちアヴォンリーの人々を、心のすぐそばで感じられました。

  • SOHSA さん

    《図書館本》タイトルのとおり、俳優の上白石萌音と翻訳家河野万里子との『赤毛のアン』翻訳試行の手紙のやり取り。『赤毛のアン』は私にとって原書・翻訳ともに今までに何度も繰り返し読んでいる愛読書のひとつ。今回、二人の往復書簡を通じてまた新たなアプローチで『赤毛のアン』の世界に浸ることができた。綴られていく言葉の美しさはアヴォンリーの風景とそこでの物語をいきいきと読み手の眼前に立ち昇らせる。本棚からまた『Anne of Green Gables』を取り出して、読んでみたくなった。

  • はるき さん

     上白石萌音さんの「赤毛のアン」の翻訳往復書簡。夢のようなコラボ。上白石さんには今後、女優業のみならず、どんどん活躍の場を広げてほしい。

  • M. さん

    萌音さんと一緒に勉強している気持ちになって、楽しく読みました。先生の指摘に何度もはっとなります。プロってすごい、翻訳の世界ってとっても楽しそうだと思った。これ、『大草原の小さな家』でもやってくれないかなあ。

  • ちぃ さん

    書簡によるコミュニケーションを楽しく味わって拝読いたしました。

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