特等席とトマトと満月と

紺野ぶるま

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344039148
ISBN 10 : 4344039149
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
262p;19

内容詳細

20代なかばのムシナは“芸人としては”美人でスタイルも悪くない。そのことと、実家暮らしなことがコンプレックスでもある。恋愛は邪魔だとわかっていても、男性に求められると応えてしまう。結婚も出産もしたいけど、売れるまではできないと思っている。先輩たちは解散して結婚したり、B級タレントに転身したり。かと思うと、見た目にインパクトのある後輩に、サクッと抜かれてしまう。賞レースやテレビに出たりするようになって、底辺からは脱出したような気がするけれど、引退して赤ちゃんを抱く先輩のことは、素直に祝福できない…。「どっちつかず」な女芸人の、もどかしくも愛おしい日々。

【著者紹介】
紺野ぶるま : 1986年生まれ。東京都出身。芸人。大人のなぞかけで話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えも さん

    女性芸人による火花。自伝的?小説▼葛藤、揺れ動く心、矛盾する想い。他の女性芸人の描写も凄まじい▼女性がお笑いの中でやっていくのは、相当大変なんだろうなと思わせます。

  • tetsubun1000mg さん

    名前だけは聞いたことが有るが、ネタや顔などは見たことが無かった女芸人さん。 軽やかな感じの表紙と中身は全く違うので気を付けよう。 ブレイクしない芸人さんの日常を描きながら苦しい心情を織り交ぜている。実家暮らしが救いだが、バイトに時間を取られる生活。 劇場出演のネタ見せの緊張感やスベッた時のむなしさがリアル。 でも暗いばかりではなく,ネタ見せで受けて笑ってもらいTV番組で出してもらうなど明るさも見え始めるのが救い。 ストーリーはグタグタな日常を書いているようだが、文章はすんなりと入ってきて以外に読みやすい。

  • お母ちゃん さん

    ごめんなさい、この方全く存じ上げないのに、題名に興味惹かれて手に取りました。女芸人のリアルな日常&心情が描かれてますが、リアルさを主に据えている為か、起伏のない内容に若干退屈してしまった。もっと芸人に興味ある人が読んだ方が良かったよね。

  • ふじこ さん

    赤間ムシナ、ピン芸人。美人すぎず不細工すぎずな容姿は芸人としては中途半端。実家を出て一人暮らしできるほど売れてもいない「どっちつかず」な女芸人の葛藤の日々。読んでいてずっと息苦しかった。ネタを考えないといけない。でもバイトしなきゃ自由になるお金がない。結婚や出産はしたいけどそれを考えられる相手もいない。でも男の人に求められたら身体を開いてしまう。何かを決断するには勇気が必要だ。モラトリアムを終わらせるためにも、宙ぶらりんの時期があってもいいのかもしれない。

  • コズマ さん

    お笑い芸人が書いたお笑い芸人の話。同音異義語を駆使した謎かけやラップバトルでの押韻を得意とする紺野ぶるまらしく巧妙な文体で綴られている。主人公の芸名である「赤間ムシナ」が「赤まむし」を想起させて面白い。読者の予想を裏切るオチがなくて残念。

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