フレデリック・テイラー

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一九三九年 誰も望まなかった戦争

フレデリック・テイラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560098929
ISBN 10 : 4560098921
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
582p;20

内容詳細

「誰も望まなかった戦争」がなぜ起きたのか?第二次世界大戦開戦の前夜の一年間、英独の普通の人びとの日常生活と心情、その変化を活写する。「一九三九年」は今まさに再現しつつあるのか…英国の歴史家による示唆に富む書。口絵写真16頁、地図収録。

目次 : 第1章 一九三八年九月「つまり、戦争はなくなった!」/ 第2章 一九三八年一〇月「ヒトラーよりも人気」/ 第3章 一九三八年一一月「まるで追い立てられる野ウサギのようだ」/ 第4章 一九三八年/三九年冬「徴兵って男たちが家からいなくなるってこと?」/ 第5章 一九三九年春「またしてもヒトラー、だが心配無用!」/ 第6章 一九三九年四月/五月「我々はみな総統を、深く、深く愛している!」/ 第7章 一九三九年六月/七月「晴れ、晴れ、晴れ。どこも青空と太陽に恵まれている」/ 第8章 一九三九年八月一日‐二二日「ダンツィヒのために死ぬ?」/ 第9章 一九三九年八月二三日‐三一日「祖母死す」/ 第10章 一九三九年九月一日‐三日「こうして狂気に満ちていく」

【著者紹介】
フレデリック・テイラー : ゲッベルスの日記の編集と英訳を手がけ、欧州とドイツ現代史の研究書を多数刊行している英国の歴史家

清水雅大 : 1983年、福岡県生まれ。2014年、横浜市立大学大学院国際総合科学研究科博士後期課程修了、博士(学術)。日本学術振興会特別研究員(PD)等を経て、2022年4月より帝京大学経済学部講師。専門は国際関係史、日独関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kawa さん

    第2次大戦ヨーロッパ、1938年秋から1年間開戦までの様子を庶民らのリアルな生活史を中心に追う読み応え有り労作。ミュンヘン合意、チェコ・ズデーテンランド併合(独でも戦争反対の声が強かった、クーデター計画もあった)。水晶の夜(パリでのユダヤ青年テロがきっかけ)、チェコスロバキア解体併合(ポーランドも火事場泥棒的侵略を実行)、ポーランド侵攻(ナチの汚い工作、ポ側のドイツ人虐殺)、英仏戦争宣言まで。「戦争は嫌だ」庶民の声が、政権のプロバガンダ、ペテン、面子で押しつぶされる様が生々しい。現代でも変わりない問題だ。

  • はるわか さん

    1938年秋から39年秋にかけての一年間は、極めて重要な期間であった。この一年のうちにヨーロッパの諸国民が平和の約束から総力戦の恐怖へ滑り落ちていくことになったからである。ヒトラー自身も最初のうちはこの紛争を局地的なものに留めたいと考えていた。多くのイギリス人やドイツ人が戦争を望んでいなかったとしても、両国民の大多数が結局のところ戦争を容認し、確固とした決意をもって戦争に参加したことは歴史的事実である。

  • バルジ さん

    ミュンヘン会議からポーランド侵攻までの一年間を政治指導者・一般市民の視点から描く良書。副題の通り「誰も望まなかった」戦争はどのような経緯で発生し、かつ一般市民の視座を取り入れることで人々は戦争に対してはどのような感情を抱いたのか複層的に論ずる。ミュンヘンの「宥和」以降、戦争の危機は去ったかのように見えた。人々は備えながらもなお戦争には懐疑的でありまた避けられると見ていた。これは英独双方に共通する。しかし危機は創り出されプロパガンダの大波に攫われると人々は受け入れてしまう。2022年でも見た光景である。

  • koba23 さん

    第二次世界大戦前夜の様子がリアルにわかる本。ナチス体制ドイツが迫害されるドイツ民族を救うために侵略しているところなど、現在のロシアと酷似しており戦慄した。またできれば戦争したくない雰囲気がありつつ戦争に突入していく様子など、これも2023年現在と似ており憂鬱になった。

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