基本情報
内容詳細
悄然とした人心の覚醒の力となればとの想いを募らせ、花を生け続けた。植物と人間社会をめぐるクロニクル第5弾。2019‐2021。
目次 : IKEBANA 供、悟、立、道―はじまりのかたち。立の姿勢。日本。受け継がれてきた美。源流の骨格。供する精神。絶え間ない修練への敬意。/ WHOLE すべて、全体、完全、統合―季節感も固有の風土も特定の種も決まりきった定義もない。あるのは、混沌。わたしたちが生きる世界のミクロコスモス。/ FLOCK 群れ、群衆、信者、集団―はるばる海を渡りたどり着いた種。原生林に自生する稀少種。人間により栽培された種。あらゆる種が群れをなし、共鳴し合う生命のかたち。/ PIVOT 扇形、要、枢軸、展望―四方に伸び伸びと広がる枝葉と、その先端で開く花たち。軸の遠心。扇状。末広がり。展望。縁起の良い型としての未来への希望。/ AUTOGENESIS 自生、繁殖、土着、進化―意思を持つ自然。自ら根を張り、枝葉を伸ばし絡み合い、繰り返される洵汰と増殖。種を超えて結び合う、ひとつの生命体。
【著者紹介】
東信 : フラワーアーティスト。2002年、椎木俊介と共同し、注文に合わせてデッサンを起こし、花材を仕入れ、花束をつくるオートクチュールの花屋「JARDINS des FLEURS」を銀座に構える(現在は南青山所在)。2005年頃から、こうした花屋としての活動に加え、植物による表現の可能性を探求し、彫刻作品ともいえる造形表現=Botanical Sculptureを開始し、海外から注目を集めはじめる。ニューヨークでの個展を皮切りに、ヨーロッパを中心に先鋭的な作品を数多く発表するほか、2009年より実験的植物集団「東信、花樹研究所(AMKK)」を立ち上げ、世界各地の美術館やアートギャラリー、パブリックスペースなどで作品発表を重ねる。近年では人と花の接点を模索するプロジェクトも精力的に展開。巨大な花のインスタレーションからレントゲン技法で花の内部まで映し出すミクロのアートワークまで活動範囲は多岐にわたり、独自の視点から植物の美を追究し続けている
椎木俊介 : ボタニカル・フォトグラファー。2002年、東信とともに、銀座にオートクチュールの花屋「JARDINS des FLEURS」を構える。東が植物による造形表現をはじめると時期を同じくして、カメラを手にし、刻々と朽ちゆき、姿かたちを変容させていく生命のありようを写真に留める活動に傾倒していく。日々、植物に触れ、その生死に向き合ってきたからこそ導き出すことのできる、花や植物のみが生来的に有する自然界特有の色彩や生命力、神秘性を鋭く切り取っていく。2011年に初の作品集となる東信との共著『2009−2011 Flowers』(青幻舎)を発表以降、すべての東信の作品を撮影するほか、近年は映像制作にも力を入れる。花のタイムラプス映像『Drop Time』の編集をはじめ、独自の映像・グラフィックチームを編成し、多岐にわたる活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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