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Sym.3: P.j.marthe / European Po

Bruckner (1824-1896)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
PRCD90715
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

2005年8月19日、聖フローリアン大聖堂ライヴ!
ブルックナー交響曲第3番(マルテ版)!
ペーター=ヤン・マルテ

マニアの間ではひそかに注目されていたオーストリアの指揮者で作曲家、オルガニストでもあるペーター・ヤン・マルテは、チェリビダッケの薫陶を受けた人物でもあり、ブルックナーについて独自の視点から取り組んできた実績を持っています。マルテは指揮・作曲・オルガンを修めていますが、かつてはフリードリヒ・チェルハの現代音楽アンサンブル“die reihe”でも活躍し、さらにインド音楽にも傾倒してジャイプールでモハマド・カーン師に師事するなど、そのユニークな経歴も注目されるところです。
 音楽学者たちによってつくられた交響曲第9番の第4楽章に満足できなかったマルテは、自ら第4楽章を作曲して演奏し、賛否両論の嵐を巻き起こしたりしましたが、今回の交響曲第3番もマルテ自身による新しいヴァージョンということで、版の問題が錯綜する第3番について、自分なりの答えを示そうという姿勢が窺われます。
 マルテはすでに、聖地フローリアンを始めとして何度もこのヴァージョンを用いて演奏しているということなので、内容については期待が持てるところです。
 今回、プライザー・レーベルから登場する録音は、第3番1曲でCD2枚組、演奏時間にして実に88分弱という長大な代物であり、第1稿・第2稿・第3稿を結合&再構成したような趣の仕上がりになっているとのこと。楽章の配置も後期風に変更されて第2楽章にスケルツォ、第3楽章にアダージョが置かれるという凝りようです。ジャケットに記された英単語“Reloaded”は、こうした大胆なアプローチを象徴する言葉として書き加えられたものと思われます。非常に興味深いヴァージョンの登場と言えるでしょう。
 ヨーロピアン・フィルハーモニー管弦楽団は、1994年に“ユンゲ・エステルライヒシェ・フィルハーモニー(ユンゲ・オーストリア・フィル)”という名で、かのメニューイン卿によって創設されたオーケストラ。ヘルベルト・フォン・カラヤン財団のサポートを受け、一流の演奏技術をもった120人の若手楽員から成るこのオーケストラに、マルテはチェリビダッケから教わった音楽的なものや精神的なものを日々注ぎ込んでいるとか。

・ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(マルテ版) [87:39]
 第1楽章 Gemassigt, misterioso [27:58]
 第2楽章 Scherzo:Ziemlich schnell [12:08]
 第3楽章 Adagio:Feierlich [27:00]
 第4楽章 Finale:Allegro [20:33]

 ヨーロピアン・フィルハーモニー管弦楽団
 ペーター・ヤン・マルテ(指揮)
 収録時期:2005年8月19日(ライヴ)
 収録場所:リンツ、聖フローリアン大聖堂

Track List   

Disc   1

  • 01. Mehr langsam, Misterioso
  • 02. Scherzo. Ziemlich schnell

Disc   2

  • 01. Adagio, bewegt, quasi Andante
  • 02. Allegro

Customer Reviews

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この人変わっているよね、うん、実に変わっ...

投稿日:2021/03/21 (日)

この人変わっているよね、うん、実に変わっている。このジャケットからして怪しい。交響曲第3番が2枚組になっていること自体、いったい何をやっているんだ?と思わされる。聴いてみて思ったが、第1〜3稿のすべてを合体させたようなものの方がよかったのではないかという気がする。ベースが第3稿であるが第2稿にしてところどころ第1稿を加えた方が面白かったな。 ただマルテからはブルックナーが好きだというのは伝わってくる。同じブルオタとしての親しみを感じる。プロのアーティストを同列に見て申し訳ないが。

ゆっきー さん | 千葉県 | 不明

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まずジャケットが怪しい。 いかにも普通の...

投稿日:2017/04/11 (火)

まずジャケットが怪しい。 いかにも普通の演奏ではなさそうだが、果たして「期待以上」の極めて個性的な演奏だ。 数ある3番のバージョンを自在に紡ぎ、更に自ら手を加えたマルテ版はある意味あざとい程だが、マルテ自身が作曲家のためか強い説得力を放っている。 第1楽章は非常に遅く始まり巨大なスケールだが緩急のメリハリがあって緊張感が途切れない。基本は第3稿の様だが随所にマルテの手が加えられ、意表を突く。 第2楽章にはスケルツォが置かれているが、あまり聴けない第2稿のコーダが演奏されている。 続くアダージョはさながら第1稿の改訂版の趣を呈し、他の演奏では聴いたことのない新鮮な驚きがある。やはりテンポは遅く雄大で、ワグナーの主題が朗々と鳴らされる所は数々の第1稿の演奏の中でも最高の素晴らしさだ。 しかし思いがけずこの後にもうひとつの頂点がやって来る。 まさかここをこのような表現にしてしまう可能性があったとは、あまりの凄さに圧倒されてしまう。 このアダージョは全曲の白眉と言ってもいいと思う。 そしてフィナーレ。 全バージョンの共演+αといったところで、ここまで来るともう何があっても驚かないと言いたいが、やはり随所でのけ反るような大胆なアレンジが加えられる。 コーダで「もしやこう来るのでは」、と思っていたら正にその通りになった所があったが、まんまとマルテの術中にはまったようだ。 そして終結の見事な決めも素晴らしい。 確かにこれを最高の3番と呼ぶのは異端過ぎて些か躊躇するが、現在一番気に入っているのも確かだ。 2枚組で安くはないが、何回も繰り返し聴いているので1回しか聴かなかった廉価盤よりよほどCPは高い。 怪しいジャケットと価格を差し引いてもその魅力には大いに惹かれてしまう。

fossil さん | 埼玉県 | 不明

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