里山の自然 雑木林の20年

瀬長剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784039712509
ISBN 10 : 4039712501
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
瀬長剛 ,  
追加情報
:
64p;27

内容詳細

少し昔の日本では、まきや炭をおもな燃料にしていました。クヌギやコナラは、幹や枝がよい燃料になり、落ち葉も肥料になりました。伐採しても枯れず、20年ほどたつと再生して、また利用できます。里山では、これらの木を植えた雑木林が大切に育てられてきました。ところが、ガスや電気が普及してくると、まきや炭を燃料に使うことが少なくなりました。化学肥料の登場で、落ち葉もあまり利用されなくなりました。そして多くの雑木林は切り開かれ、住宅地などになって消えていったのです。この本には、雑木林が大切にされていたころの1年と、伐採されてから木々が再生する20年の変化が、それぞれ季節ごとに色鉛筆のやさしい風合いのイラストでえがかれています。たくさんの生きものでにぎやかだった、昔の雑木林にお散歩にきた気分で楽しんでください。

目次 : 春/ 初夏/ 夏/ 秋/ 冬/ 雑木林の仕事/ 伐採直後の春/ 伐採直後の初夏 ひこばえ/ 育っていく林/ 雑木林の生きもの図鑑/ 放置された雑木林/ おわりに/ 生きもの用語集

【著者紹介】
瀬長剛 : 1952年、東京都生まれ。東京農業大学造園学科卒。庭園や公園、緑地などの造園設計コンサルタントを本業とする。近年は地元の県立観音崎公園で在来野草の保護増殖とともに生きものに配慮した環境づくりの活動をしている。京都芸術大学(旧名称 京都造形芸術大学)非常勤講師。観音崎自然博物館植栽管理アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • カタコッタ さん

    次から次へと興味が進む本だった。20年、人であれば変化する年月だが、手を入れた里山は豊かになっていく。今、こういった本から学ぶ事が大事。よく書き込まれた絵、気持ちが良くなる空気を感じた絵本でした。

  • 遠い日 さん

    定点観測で雑木林の一年を追い、さらに季節ごとの林のようすを生き物や人の仕事を通して細かく見ていく。雑木林は人が世話をしないとすぐ荒れる。木が育って光が入りにくくなれば伐採し、その約20年かけてまた元のような林ができるということだ。エリアを考えて、順繰りに伐採を行うことで、生き物が集い、地面近くの植物もよく育つ。大きな木がいいのではないということや、手入れされすぎた林もまた住む生き物が来ないということ、学ぶところが多かったです。

  • のんたろう さん

    手入れしないと、山がだめになってしまうというのは聞いたことがあったが、この本を読んでそれがよくわかった。巻末には、生きもの図鑑として、登場する生き物の説明も載っている。

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