税金の世界史

ドミニク・フリスビー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309228303
ISBN 10 : 4309228305
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;20

内容詳細

古代からの歴史をつくり未来を変える税のすべて。とんでもない税、戦争や疫病時の税、税制の欠陥、デジタルとデータ、ユートピアの設計…税の本質としくみを理解し、語り合うための絶好の一冊。

目次 : 日光の泥棒/ とんでもない状況からとんでもない解決策/ 税金を取るわけ/ 税金の始まりの時代/ 税金とユダヤ教、キリスト教、イスラム教/ 史上もっとも偉大な憲法/ 黒死病がヨーロッパの租税を変えた/ 国民国家は税によって誕生した/ 戦争、借金、インフレ、飢饉―そして所得税/ アメリカ南北戦争の本当の理由〔ほか〕

【著者紹介】
ドミニク・フリスビー : イギリス人の金融ライターであると同時にコメディアンでもある。イギリスの経済誌『マネーウィーク』に金および金融に関するコラムを連載中であるほか、『ガーディアン』紙や『インディペンデント』紙などにも寄稿する。また、さまざまな国で開催される国際カンファレンスで金融の未来をテーマに講演を行なっている。ポッドキャストの番組の司会者、スタンドアップコメディアン、声優としても活躍中である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ta_chanko さん

    古代メソポタミアの時代から、国家(政府)はいかに税を集めるかに苦心し、あらゆるモノ(窓・煙突など)に課税を試みてきた。人々のプライバシーに踏み込み、財産の一部を強奪する徴税吏は怨嗟の対象。歴史上の反乱のほとんどは、重税がきっかけになったといっても過言ではない。アメリカ南北戦争でさえも、南部の離脱による税収減を恐れた北部が引き起こしたもの。所得税と源泉徴収は最高の発明。戦時に徴収された所得税が大規模な財政支出を可能にし、戦後も主要な財源として定着。また源泉徴収することで反感を押さえることにも成功。

  • チャー さん

    税金に関わる世界史上のイベントを綴りつつ現代における税の状況について記された本。税金に関わる各国の歴史やその仕組み等が詳しく記されており興味深い。生活に直結するものにかかる過度な税が発行されたときには、いつでもどこでもそれに対する反論が生じていたようだ。或いはその税金制度維持のために勃発した争乱も少なくない。現代はビジネスモデルがものから情報サービスへ大きくシフトしておりそれらに対する税制度がうまく追いついていないという指摘は大変印象深い。集める側の執念と納める側の振る舞いを長い時間軸で知ることができた。

  • はふ さん

    文明の進歩の裏側に必ず存在するが、あまり表立って語られることのない、「税金」という観点から世界史を読み解いていく本書。税金の歴史を知ることにより、世界全体の歴史の理解がしやすくなる。 本書は、歴史だけではなく、未来についても言及する。これから私たちが生きる世界はどのように変化していくのか、テクノロジーや経済と税金との絡み合い方について考察する事で、未来の予測を立てていく。 テクノロジーは時代が進むにつれ進歩するが、税金制度は多くが停滞したままだ。これからの世界の進歩についてくためには、税法改革が不可欠だ。

  • 羊山羊 さん

    P27「税は権力である」と喝破し、それを基調に税金を国家運営に不可欠なものと、人々を支配するツールとしての両面をエピソードを通して書き込んでいく1冊。筆致もとてもよく、エピソード集としてグイグイ読める1冊に仕上がっている。所得税、消費税の成り立ちと国家にとってのその有用さを示す章は現代にも通じてとても示唆的。通史ではないが、読み物としてとても面白いおススメノンフィクションでした。

  • うえぽん さん

    英国の有名金融ライター兼コメディアンが、3年掛けて丁寧に文献調査した西洋租税史を仔細に辿り、名誉革命、フランス革命、独立戦争、南北戦争といった大事件の主因は税制への不満にあったことだとしつつ、今後の労働、通貨、デジタル関係の変化に、英米等の税制が対応し切れていないとして、自らの代替ユートピア税制(土地使用料&サブスクモデル)を提案した本。訳が自然で、一定の歴史、税制の知識のある者でも違和感なく読める。歴史編も将来編も目から鱗の指摘が多いが、処方箋の適否については英国特有の状況を考慮に入れる必要がある。

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ドミニク・フリスビー

イギリス人の金融ライターであると同時にコメディアンでもある。イギリスの経済誌『マネーウィーク』に金および金融に関するコラムを連載中であるほか、『ガーディアン』紙や『インディペンデント』紙などにも寄稿する。また、さまざまな国で開催される国際カンファレンスで金融の未来をテーマに講演を行なっている。ポッド

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