画家たちのパートナー その愛と葛藤

千足伸行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784846019990
ISBN 10 : 4846019993
フォーマット
出版社
発行年月
2021年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
343p;20

内容詳細

名作の裏に描かれた私生活のドラマ!冷え切ったセザンヌの夫婦仲、ふたりの妻に支えられたモネ、女ゆえの茨の道を歩んだモリゾ、遙か南の島に性の楽園を見い出したゴーガン…フランス印象派中心に15人の画家たちの愛憎・悲喜こもごも、興味深いエピソードから読み解く、その芸術の真髄。

目次 : ヴィジェ=ルブラン―王妃マリー・アントワネットに愛された美貌の女流画家/ カウフマン―名声と失意の女流“歴史画家”/ グルーズ―悪妻に悩まされ続けた風俗画家/ ダヴィド―激動の時代に君臨した巨匠/ アングル―保守・伝統主義を貫いた“良き夫”/ マネ―フランス近代絵画の先駆けとなったパリジャン/ モネ―生活の苦しさ、創作の苦しさを支えたふたりの妻/ ルノワール―多くの女性を愛し描いた「バラ色の人生」の画家/ モリゾ―男社会の制約に悩みながらも、“最も純粋な印象派”を貫いた紅一点/ ピサロとシスレー(ピサロ―長年貧困に苦しんだ、印象派の「農民画家」/ シスレー―終始不遇な人生だった“晴の日”の画家)/ モローとシャヴァンヌ/ セザンヌ―絵画においては人もリンゴも同価値と見做した“不器用な天才”/ ゴーガン―都会を捨て、未開の“楽園”に創造の源泉をもとめて

【著者紹介】
千足伸行 : 美術史家、成城大学名誉教授。1940年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、TBS(東京放送)を経て国立西洋美術館に勤務。1970〜72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてミュンヘン大学に留学。主にドイツ・ルネサンス美術を学び、帰国後、国立西洋美術館に復帰。1979〜2011年、成城大学に勤務、現在は広島県立美術館館長。ヨーロッパ近代、特に世紀末美術を専門とし、多くの展覧会も企画。編著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Nat さん

    図書館本。画家とそのパートナーについて語られている。アングルが愛妻と死別した後72歳のときに43歳の女性と再婚したことに驚いた。83歳のときに「トルコ風呂」を描いたエネルギーがあったわけだと思わず納得してしまった。モネの絵は好きだが、糟糠の妻のカミーユに対する行動は受け入れがたい。極めつけはゴーガン。危ない人というイメージしか持てなかった。

  • gua5113 さん

    実に興味深い一冊です。収載された画家たちの作品、特に家族の肖像画を鑑賞する際に、画家自身、および描かれた人々の心理や、おかれた環境を読み解く上で、格好のテキストです。

  • めぐみこ さん

    フランス印象派を中心とした15人の画家たちにとって、最も身近なミューズたる伴侶、彼ら彼女らが果たした役割について。愛より葛藤部分の方が多かった印象。あと、案外内縁関係が多くて驚いた。昔の方がその辺しっかりしてるイメージだった。妻子への愛情が絵に滲み出ている画家あり、妻がモデルでも記号扱いの画家あり、まさに十人十色だった。女性画家が五分の一なのは、時代を考えると多い方だと思う。

  • jimataro さん

    女性画家もいるし、男性画家を振りまわした女性もいる。考えてみればたぶん多くの画家は今でいう陰キャとかコミュ症とかの人が多かっただろうけど、美人さんをモデルにしたり妻に迎えたりした、その先が大変なのはみてとれる。

  • Gen Kato さん

    背景を知ることで、これまで見てきた絵の印象もけっこう変わってくるような。ダヴィドみたいに大作のなかに家族を描きこんでるのはおもしろいんですが、ただで手軽に描けるから奥さんモデルにしていた、ってのは塩辛いですね…

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