トミー・リピューマのバラード ジャズの粋を極めたプロデューサーの物語

Ben Sidran (ベン・シドラン)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784401650187
ISBN 10 : 4401650182
フォーマット
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
四六判 / 416ページ

内容詳細

ジョージ・ベンソン「ブリージン」などジャズやポップスの名伯楽の波乱万丈な人生を、アーティスト=ベン・シドランが綴る

最も売れたジャズ・アルバムのひとつとして知られる、ジョージ・ベンソンの「ブリージン」。
ジャズを核としつつも、ポピュラー・ミュージック全般に造詣が深いプロデューサーであったトミー・リピューマこそが、ベンソンを表舞台に引き上げた立役者である。グラミー賞に33回ノミネートされ(5回受賞)、手掛けたアルバムの売り上げは何と7,500万枚という才人の彼が、いかにして音楽的な素養を身につけ、生き馬の目を抜く音楽業界で名を上げ、そして大きな成功を手に入れるに至ったのかを、彼と親交を持ち、同じく音楽を生み出す立場であるベン・シドランが生き生きと描いた一冊。音楽業界が最も面白く、ダイナミックだった時代のエピソードの数々は、音楽ファンにはたまらないものだろう。
また、クロスオーヴァー〜フュージョンの牽引役でもあったリピューマには、ジャズはもちろんAORやシティ・ポップ好きにもファンが多い。

[主な登場アーティスト]
ジョージ・ベンソン、マイルス・デイヴィス、ポール・マッカートニー、バーブラ・ストライサンド、ダイアナ・クラール、マイケル・フランクス、ジョー・サンプル、ランディ・クロフォード、ニック・デカロ、ほか多数

【CONTENTS】
前奏曲 トミーとのディナー

序章 あの瞬間 異例のグラミー賞

トラック1 田舎の泥道 極貧のシチリアからアメリカへ

トラック2 クリーヴランドの青春 突然の不幸、そして希望

トラック3 ジョニー・カースンとの出会い プロデューサーへの道

トラック4 ブルーサム ワイルドな理想郷とその終焉

トラック5 ブリージン 大成功の陰に

トラック6 ザ・ブルー・ホライズン 危なっかしい船出

トラック7 メイキン・ウーピー マイルス、ドクター・ジョンとの友情

トラック8 エレクトラの破綻 世紀末、激動のレコード業界

トラック9 ダイアナが建てた家 D・クラールのサクセス・ストーリー

トラック10 アメリカン・クラシックス マッカートニー、ジャズを歌う

トラック11 キャンプ・チアフル 故郷クリーヴランドに錦を飾る

最終章 3月13日 親友たちとの別れ、そして永遠の旅立ち

【著者紹介】
ベン・シドラン : アーティストとして35枚のアルバムを発表しているほか、プロデューサーとしてもスティーヴ・ミラー、リッキー・リー・ジョーンズ、モーズ・アリソン、ヴァン・モリソン、マイケル・フランクス、ダイアナ・ロス等々との数多くの作品を残して高い評価を得ている。また、TVやラジオのパーソナリティとしてもミュージシャンに支持され、多くのジャズメンとのインタヴューも残している。数々の著作を発表する傍ら、現在も精力的に演奏旅行を続けている

吉成伸幸 : 1948年生まれ。1969年、立教大学在学中にサンフランシスコ州立大学に留学。3年間の学生生活の末、1972年に卒業後帰国して“ミュージック・ライフ”編集部に勤務。その後はフリーの音楽評論家として活動し、音楽関連書籍の翻訳や、TV、ラジオなどへの出演も。以降、音楽出版社、レコード会社を経て、現在は独立オフィスで国内外の音楽出版を手掛けるほか、外国アーティストのマネジメント代行業務も行なっている

アンジェロ : 鈴木信晴。1948年生まれ。横浜山手セントジョセフ・インターナショナルスクール、上智大学国際学部、獨協大学に編入、在学中英会話講師。1972年卒業後、ワーナー・パイオニア(現ワーナーミュージック・ジャパン)渉外課に勤務。その後渡米し、フリージャーナリストを経て渡英。美術品、骨董品バイヤーを経て帰国後、1981年に横浜元町でフレンチレストラン霧笛楼を開店し、代表取締役となる。2019年4月に退任し、現在は米英音楽関係書籍を中心に翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナポリノロク さん

    先週あたりから、隙間時間をついて読み進めて読了。本にするほど破天荒なわけでも無いなーと思いつつ、ベン・シドランが洒落た文章できちんと形にしてくれた事に感謝。好きなレコードを見つけるたびにすぐ名前が出てくるトミー・リピューマを軸にレコード史を見てみたかったぼくのニーズにばっちり答えてくれた良本。聴いてない人には分かんないかもだけどね!

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人物・団体紹介

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Ben Sidran

ピアニスト、シンガー、プロデューサー、作家、ラジオDJなど、数限りない幅広く活動。 7歳でピアノを弾き始め、若い頃よりボズ・スキャッグスらと本格的に音楽活動を行う。プロデューサーとしてもヴァン・モリソン、リッキー・リー・ジョーンズ、クレモンティーヌ、モーズ・アリソンなどのヒット作に関与。 1990年代にはG

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