Cumbia Cumbia 1 & 2 (2枚組アナログレコード)

■　ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブをはじめ、キューバや南米、アフリカなど世界各地の良質なワールド・ミュージックを世界へ発信し続けているワールド・サーキット。その彼らがリリースしたコロンビアの伝統的音楽、クンビアのコンピレーション・アルバムを2枚組アナログとして復刻する。

■　17世紀頃にコロンビアのカリブ海沿岸地域で生まれたというクンビア。レゲエにも通じる4分の2拍子のリズムは、山岳地帯で発生したバンブーコとともに、コロンビアを代表する伝統音楽だと言われる。1940年代以降、ラジオやレコード、そしてバンドを通し、カリブ海から世界へと広がっていった。そのクンビアの創生、そして世界へと広めていくのに大きな役割を果たしたのが、コロンビアの老舗音楽レーベル、ディスコス・フエンテス（Discos Fuentes）だった。今回リリースとなる2枚組アナログ『CUMBIA CUMBIA1 & 2』は、そのディスコス・フエンテスが1954年から1988年の間にレコーディングした膨大なクンビアの音楽から最高のものを選抜いたコンピレーション、1989年発表の『CUMBIA CUMBIA』と、1993年発表の『CUMBIA CUMBIA 2』を１つにしたものだ。

■　1934年にミュージシャン/アレンジャー/プロデューサーのアントニオ・ロペス・フエンテスによってコロンビアのカルタヘナで創設されたディスコス・フエンテス。コロンビアで最も重要なレーベルの一つとなり、60年以上にも亘り、世界へコロンビアの音楽を発信していくこのレーベルの創成期、フエンテスは自らミュージシャンやシンガーを見出し、アレンジからプロデュース、そしてレコーディングを手掛けていたという。今回発売となる『CUMBIA CUMBIA 1&2』には、クンビア音楽の歴史的傑作を28曲集めたものである。LP1には1960年代から1988年にかけて録音された様々なスタイルのクンビア音楽を収録。LP２では内容を少し掘り下げ、1950年代から1960年代のクンビアの”オールド・クラシック“をフィーチャーしている。Rudolfo y su　Tipica、Gabriel Romero、Sonoro Dinamita やArmando　Hernandezなどらによるクンビアの名曲、代表曲、そしてヒット曲を網羅したこのコレクションは、クンビアの黄金時代を俯瞰できる格好の1作となるだろう。

（メーカーインフォメーションより）