クリストフ・コニェ

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白い骨片 ナチ収容所囚人の隠し撮り

クリストフ・コニェ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560098141
ISBN 10 : 456009814X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
526p;20

内容詳細

撮影行為のアルケオロジー。ナチ強制収容所の囚人たちによる命がけの「隠し撮り」を手がかりに、ホロコーストの歴史を無修正で物語る、革新的なミクロストリア研究。『夜と霧』や『ショア』の記憶を確かめるため、5つの収容所を実地調査した、戦慄の「写真論」。

目次 : 序章 収容所開放/ 第1章 強制収容所の世界―収容所の眺望、風景、肖像写真、自画像(ブーヘンヴァルト、ミッテルバウ=ドーラ、ダッハウ)(一枚目の写真/ 修整/ トラウマ ほか)/ 第2章 生体実験―ポートレート、ディテール(ラーヴェンスブリュック)(五枚の写真/ 生体実験/ 二枚の写真:マリア・クシミエルチュク ほか)/ 第3章 処刑地帯―スナップショット(ビルケナウ)(語彙/ 一枚目の写真/ 二枚目の写真 ほか)/ 終章 遺言追加書

【著者紹介】
クリストフ・コニェ : ドキュメンタリー映像作家、脚本家。1966年、マルセイユ生まれ。パリ第三大学で映画学を修める。映像作品としては1994年の『天才たちの声』をはじめ、主としてドキュメンタリー映画が十数本ある。『私は画家だったから』は、2014年にラ・ロシェルのドキュメンタリー・フェスティバルでグランプリを受賞し、他の六本も各地の国際フェスティバルでノミネートされている

宇京〓三 : 1945年生まれ。三重大学名誉教授。フランス文学・独仏文化論(アルザス)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • owl&shepherd さん

    写真論の題材としては、異例中の異例。しかも、強制収容所の囚人が命がけで撮った写真を読み解く。解像度も悪いし、構図も歪んだ写真は、パッと目にはわかりにくい。著者は写真から撮影場所や人物像を解読していく。ショッキングなのは、女性の足に残った人体実験の痕跡を解説するところ。また、先日のNHKスペシャル『アウシュビッツ 死者たちの告白』に紹介されたゾンダーコマンド(本書では特務班)が死体の山のなかをバランスと取りながら進む男の後ろ姿の写真も。名もなき人たちの最期をここまで看取る人がいるのを、救いと言っていいのか。

  • 圓子 さん

    物から考えるから「アルケオロジー」。ただ「アルケオロジー」の語から連想した理路整然さ、明晰さからはかけ離れた印象の文章が連綿と続く。遺されたものである写真プリントから取り出すべきもの(=事実・歴史)と想像してはいけないもの(=幻想)。プリントには残せなかった、写真の外にあったであろう決定的なもの、について。ここでは、写真が隠し撮りされたものであることに意味がある。妙に感覚的だったり断片的だったりで、完成品ではなく、思索ノートを眺めているみたい。

  • Masako3 さん

    ★★☆ フランスの映像作家が、子供の頃見た映画、夜と霧、にトラウマに似た衝撃を受け,残存しているナチ収容所の囚人自身が隠し撮りした写真から、その撮った人の来歴、撮影当時の状況、その後その写真がどのように明るみに出たのか、撮影者や分かっている場合は,被写体達がどうなったのかを調べて記載した本.写真の描写は,専門的な用語で記載され、粗いその画像からは必ずしも全て確認できない.筆者が控えめながらも、収容者達の心情を推測するところも多い。表情が読めない粗い写真は,寡数でありながら,雄弁で恐ろしい.

  • takao さん

    ふた

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ドキュメンタリー映像作家、脚本家。1966年、マルセイユ生まれ。パリ第三大学で映画学を修める。映像作品としては1994年の『天才たちの声』をはじめ、主としてドキュメンタリー映画が十数本ある。『私は画家だったから』は、2014年にラ・ロシェルのドキュメンタリー・フェスティバルでグランプリを受賞し、他の

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