基本情報
内容詳細
「明治三十年代の吉原には江戸浄瑠璃に見るが如き叙事詩的の一面がなお実在していた」。消えゆく遊里の情緒を追い求めた永井荷風の名随筆「里の今昔」。荷風がその最後の面影を残すと評した、樋口一葉「たけくらべ」、広津柳浪「今戸心中」、泉鏡花「註文帳」とともに収める。
【著者紹介】
永井荷風 : 1879(明治12)年東京生まれ。1903年より08年まで外遊。帰国後『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。主な作品に『〓東綺譚』『断腸亭日乗』がある。59(昭和34)年没
樋口一葉 : 1872(明治5)年東京生まれ。半井桃水に師事し、生活苦のなか『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』などの作品を発表。文壇から高い評価を得るが、肺結核にて96(明治29)年没
広津柳浪 : 1861(文久元)年長崎生まれ。東大医学部予備門を中退。『女子参政蜃中楼』でデビュー。主な作品に『残菊』『黒蜥蝪』があり、社会の暗黒面を描く「深刻小説」と称された。1928(昭和3)年没
泉鏡花 : 1873(明治6)年石川県生まれ。91年に尾崎紅葉門下となり、『夜行巡査』『外科室』で評価を得る。主な作品に『草迷宮』『高野聖』『歌行燈』『夜叉ケ池』がある。1939(昭和14)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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shizuka さん
読了日:2023/03/07
SIGERU さん
読了日:2021/12/27
まさ さん
読了日:2021/12/18
かふ さん
読了日:2020/10/25
マカロニ マカロン さん
読了日:2022/11/21
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人物・団体紹介
永井荷風
1879(明治12)年東京生まれ。1903年より08年まで外遊。帰国後『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。主な作品に『〓東綺譚』『断腸亭日乗』がある。59(昭和34)年没
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