DVD 輸入盤

交響曲第8番 カラヤン&VPO(1988)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SVD46403
組み枚数
:
1
レーベル
:
画面サイズ
:
通常
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

カラヤン最晩年の最高傑作! ブルックナー第8番

1988年11月に収録された映像作品。亡くなる直前まで精力的なレコーディング活動を続け、映像ソフトだけでもおびただしい数を残したカラヤン。このブルックナー8番は1988年11月に収録、その約1ヶ月後のキーシンと組んだチャイコフスキーの協奏曲その他がカラヤン最後の映像作品となったわけですが、そちらはジルヴェスター・コンサートのライヴで、あくまで放送局が主導の中継映像でした。つまり、このブルックナーは、カラヤン自身が演出の細部にまで関わった事実上最後の映像作品ということになります。
 演奏は、なによりカラヤンの尋常ならざる意気込みがヒシヒシと伝わる凄まじいものです。この時期のカラヤンは肉体的な衰えをもはや隠し切れず、その様子は痛々しいほどなのですが、それだけに、一種異様なまでにらんらんと光る眼光の鋭さは強烈すぎるほどで、この収録に対するカラヤンの執念にも似た情熱を嫌でも感じさせます。ブルックナー演奏史上1,2を争うと言いたくなる第1楽章の凄絶な威圧感には、そんなカラヤン最晩年の音楽に対する執着が強烈に感じられ、その苦痛に身もだえるような壮烈なカタストロフィは言語を絶しています。
 それだけに、第3楽章アダージョの絶世の美感は格別の感銘をもって聴き手に迫ります。ブルックナー作品のなかでもとりわけ第8番を得意としたカラヤンとしても、この豊麗な、まさに美音に溺れ込むかのような響きはかつてないほどです。それでいてこの演奏が、いわゆる“白鳥の歌”というような浄化や清らかさよりも、“美的なるもの”に対する強烈な憧憬を感じさせるのは実に興味深いところであり、いかにもカラヤンらしいところと言えるでしょう。
 壮大にして豊穣をきわめたフィナーレの素晴らしさを含め、この演奏は、“美”にとり憑かれ、その追求に一生をささげたカラヤンという指揮者の個性と魅力が、かつてなく反映した傑作といえるのではないでしょうか。
 そうしたカラヤンの情熱を、ウィーン・フィルがまた信じられないほどに豊かで美しいサウンドで支えています。


・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調[ハース版]
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 収録:1988年11月 ウィーン、ムジークフェラインザール

総合評価

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CDで音源は聴けるが、このカラヤン全録音中...

投稿日:2021/07/19 (月)

CDで音源は聴けるが、このカラヤン全録音中最高とも言える演奏を映像で見れることの意義は大きいだろう。画質は今ではあまり良くは感じない。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

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The Karajan films of his legacy with ori...

投稿日:2021/01/25 (月)

The Karajan films of his legacy with original 16-bit stereo sound (optional B-sharp mix) and unadulterated picture, upscaled by the LaserDiscmaster from 1990. Thank you SONY for appreciating this achievement in this form!

bue さん | GERMANY | 不明

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カラヤン執念のブルックナー。演奏は大変立...

投稿日:2012/01/02 (月)

カラヤン執念のブルックナー。演奏は大変立派。力のこもった、それでいてしなやかでもある、いかにも大物指揮者の演奏。録音も優秀で不満なし。いかんのは画像。カラーなのですがほとんど色調のない、くすんだモノトーン。「色あせたセピア色」です。意味、お分かりでしょうか。「セピア色」だけで普通色あせたということになりますが、それがさらに色あせているというくらいのもの。画面の角度も指揮者の側面からが多くて、オケの演奏姿がちっとも楽しめない。ま、これはカラヤンならいつものことですけどね。といふことで、音の部分は最高、画像は最低に近い、というところです。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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