にっぽんセクシー歌謡史

馬飼野元宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784845635160
ISBN 10 : 484563516X
フォーマット
発行年月
2021年05月
日本
追加情報
:
591p;19

内容詳細

歌謡史の裏街道的な扱いを受けながらも脈々と生き続けてきたセクシー歌謡の100年史。奥村チヨや山本リンダといったセクシー系歌手のルーツを探りその進化と変貌のプロセスを検証する。

目次 : 第1部 お色気歌謡の時代 昭和初期〜60年代終盤まで(昭和初期に始まったエロ歌謡とは何か/ 鴬芸者とお座敷ブーム/ 浜口庫之助とお色気歌謡/ ムード歌謡の隆盛と日本の高度経済成長期/ GS時代とゴーゴーガール―サイケな時代のお色気百花繚乱期/ 映画産業衰退期とお色気女優の歌手仕事/ セクシー歌謡全盛時代)/ 第2部 セクシー歌手トップ4の履歴書(奥村チヨ/ 辺見マリ/ 山本リンダ/ 夏木マリ)/ 第3部 70年代以降のセクシー歌謡(酒井政利の熟女再生路線/ 喪失歌謡/ セクシー系ガール・グループの歴史/ 80年代以降のセクシー歌謡)

【著者紹介】
馬飼野元宏 : 音楽ライター、編集者。主な編著に『昭和歌謡ポップス・アルバム・ガイド』『昭和歌謡職業作曲家ガイド』(以上シンコーミュージック)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • バトルランナ− さん

    600ページ弱。図書館で借りたのだが、あまりに面白く、youtubeや Apple Musicで確認しながら読んでいたら返却期限になってしまい、迷わずネット購入。2,200円。女性の色気をテーマに据えた楽曲は景気の良い時にしか流行らないと言うことだ。朝鮮戦争の特需景気の時期のトンコ節などお座敷歌謡の大流行50年代後半、岩戸景気の頃のお座敷小唄の大ヒットやムード歌謡の降盛、さらに60年代後半のいざなぎ景気の際の園マリや奥村チヨの大ブレイクなどお色気景気の降盛はほぼほぼ日本の好景気タイミングと重なっているのだ

  • 古本虫がさまよう さん

    本書の第3部が「70年代以降のセクシー歌謡」となっていて、これ以降はリアルタイムでの記憶が甦ってきた。それ以前の第2部「セクシー歌手トップ4の履歴書」となると……。「奥村チヨ」「辺見マリ」「山本リンダ」「夏木マリ」。奥村チヨ……。「終着駅」からのリアルタイムになるが、この歌から彼女は路線を変更。「もう鼻を鳴らして歌うのは嫌です」とお色気歌謡曲(「恋の奴隷」)からの脱却を計った。そのほか青江三奈やら朝丘雪路やらいろいろと出てくる。当時(10代)の僕からすると30代以上の女性は「おばさん」? 母親世代だから。

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馬飼野元宏

音楽ライター、編集者。主な編著に『昭和歌謡ポップス・アルバム・ガイド』『昭和歌謡職業作曲家ガイド』(以上シンコーミュージック)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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