See Without Being Seen

1983年、4ADレーベルからEpic/UKに移籍して発表した『Soul Mining (魂の彫刻)』でメジャーデビュー。86年の2作目『Infected』から「Sweet Bird of Youth」「Heartland」といったシングルヒットが生まれ、同時期に日本でも人気を集めるようになったマット・ジョンソンのソロプロジェクト、ザ・ザ (THE THE)。

その後89年に、元ザ・スミスのジョニー・マー (g)らを迎えて『Mind Bomb』を発表。シングルリリースされた「Beat(en) Generation」や「Armageddon Days Are Here (Again)」など、痛烈なメッセージを放つザ・ザ・サウンドは、93年の『Dusk』とあわせて世界中で大きな反響を呼んだ。

2017年には、旧知のジョニー・マーが再合流して、レコードストアデイ限定発売となる15年ぶりのシングル「We Can't Stop What's Coming」を発表。2018年には16年ぶりのライヴも行なった。

現在もコンスタントに様々なアーカイヴ音源を届けてくれるマット・ジョンソン。今回、2019年のカセットストアデイに復刻リリースされたアルバム『See Without Being Seen』がハードカヴァーブック付きのCDで再登場する。今作は、マットが10代の頃に制作し、79年にカセットテープでのみ限定発売されていたもので、今回マスターテープの発見によりCDリリースが実現した。当時の未発表曲6曲も追加。