CD 輸入盤

交響曲全集 フィリップ・ジョルダン&ウィーン交響楽団(5CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WS018
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


フィリップ・ジョルダン&ウィーン交響楽団/ベートーヴェン:交響曲全集

完全限定盤。1900年に「ウィーン演奏協会管弦楽団」として設立され、100年以上の長い歴史を誇るウィーン交響楽団。楽団にとって初となるベートーヴェンの交響曲全集の録音に取り組んだのは2014年に首席指揮者に就任したフィリップ・ジョルダンでした。2017年の春から夏にかけて全曲録音が行われ、これまでに半年ごとに1枚ずつリリースされてきましたが、ベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤー(生誕250年)となる2020年、ついに全集としての登場となります。
 全ての曲にはジョルダンの考え抜かれた解釈が施されており、伝統を遵守しながらも、最新の研究結果を踏まえた演奏が行われています。以下は各々の作品についてのジョルダンの考察の一部を抜粋したものです。


● 交響曲第1番と第3番について、ジョルダンはどちらの曲も革新的な作品であると考えており、とりわけ第3番は『英雄』のタイトルよりも、終楽章に「プロメテウスの主題」が用いられていることに注目。「第3番の終楽章が最大のクライマックスとなるべく、第1番の冒頭から様々な動機を関連付けていく」という独自の視点で演奏したと語っています。

● 交響曲第2番については「ベートーヴェンの最も明朗で、生の喜びに満ちた才気あふれる交響曲」であり、交響曲第7番は「メロディックなものが優先された2番に比べ、7番ではリズミックなものが優先されている。」としています。

● また、交響曲第4番の秘められた暗い性格に着眼し、だからこそ第5番と組み合わせることに意義があり、作品の理解が深まると語ります。

● 交響曲第6番は「シューベルト的な要素を持ちこんだ、最も色彩的な交響曲」であり、そのフィナーレには「第9番の『すべての人間が兄弟になる』という理念を、すでに含んでいる。」と指摘しています。比較的小さく軽い交響曲第8番について、「ここではすべてが正確にそのポイントに置かれており、このシンフォニー全体が高い巨匠性を持ち、リズムにおいても、ハーモニーにおいても、そしてダイナミクスにおいてもウイットや驚きにあふれています。これは並外れてコンパクトで才気煥発な作品です」としています。

● そして、交響曲第3番『英雄』を交響曲第9番の先駆的作品とみなし、「第九の第1楽章はガイスト(霊)、第2楽章で中心となるのはリズム、第3楽章ではメロディが支配している。そして最終楽章が、これらすべてを巨大な変奏様式の中で綜合する。これ以上の変奏はあり得ない」と語っています。

豊かな音響を誇るムジークフェラインザールで収録されたこれらの演奏は、ウィーン交響楽団の伝統的な響きを活かしつつも、強弱やフレージング、アクセントなど、細かなところまでジョルダンの新機軸が投入された意欲あふれるもの。彼の演奏には、常に新たな視点でのアプローチがあり、発見があります。
 「新時代のベートーヴェン像」を見据えた表現力豊かな交響曲全集をぜひお楽しみください。(写真c Wiener Symphoniker)(輸入元情報)


【収録情報】
ベートーヴェン:交響曲全集


Disc1
● 交響曲第1番ハ長調 Op.21
● 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』

 録音時期:2017年2月25,26日

Disc2
● 交響曲第4番変ロ長調 Op.60
● 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』

 録音時期:2017年3月8,9日

Disc3
● 交響曲第2番ニ長調 Op.36
● 交響曲第7番イ長調 Op.92

 録音時期:2017年4月21,23日

Disc4
● 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
● 交響曲第8番へ長調 Op.93

 録音時期:2017年5月17,18日

Disc5
● 交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』

 録音時期:2017年5月21,22日

【交響曲第9番のソリスト、コーラス】
 アニャ・カンペ(ソプラノ)
 ダニエラ・シントラム(メゾ・ソプラノ)
 ブルクハルト・フリッツ(テノール)
 ルネ・パーペ(バス)
 ウィーン楽友協会合唱団
 ヨハネス・プリンツ(合唱指揮)

 ウィーン交響楽団
 フィリップ・ジョルダン(指揮)

 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)


ユーザーレビュー

総合評価

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ベートーヴェンの交響曲全集を入手すると必...

投稿日:2022/04/01 (金)

ベートーヴェンの交響曲全集を入手すると必ず第3番と第5番を聴いてみる。これら両曲の出来映えで全集の仕上がりが概ね判明すると思うから。ジョルダンとヴィーン響、ここぞという箇所に先立ってクレッシェンド或いはディミヌエンドを効果的に使ったり、時にはグッと溜めを作ったり、様々な工夫で生き生きとした音楽を生み出している。(但し「田園」では些か煩わしく感じるけど・・・・。)また、第5番ではカルロス・クライバーの演奏のエコーも聞こえて、彼の影響力の一端を垣間見た思い。

Erdinger さん | 神奈川県 | 不明

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2017年からフィリップ・ジョルダンとウィー...

投稿日:2021/07/20 (火)

2017年からフィリップ・ジョルダンとウィーン交響楽団が二人三脚で取り組んできたベートーヴェンの交響曲集である。楽友協会で録音されたこともあり、響きが豊である。

leonin さん | AUSTRIA | 不明

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コレは癒されます。

投稿日:2021/03/14 (日)

コレは癒されます。

たごさく さん | 不明 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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