私が糖質制限でリバウンドも挫折もしない理由 扶桑社新書

藤田紘一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594082765
ISBN 10 : 4594082769
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
追加情報
:
201p;18

内容詳細

「はじめに」より抜粋

身体のメカニズムを理解すれば、リバウンドはしない!
 私が糖質制限を始めたきっかけは、2度も重度の糖尿病を起こしたことでした。医者である私がいうのは恥ずかしい話なのですが、当時、大学教授というストレスの多い肩書きをかついで仕事をしていた私は、ストレスの発散先を食に向けてしまっていました。
 糖尿病の診断基準の一つである空腹時血糖は、糖尿病と診断される数字が120mg/dL以上。ところが私は、1度目の発症時に500mg/dL、2度目で450mg/dLと大幅に上回っていたのです。
 「このままでは早死にしてしまう」と痛切に感じた私は、国内外の文献を読み漁り、辿りついた先が糖質制限ダイエットでした。
 結果、糖尿病専門医による治療と食事改善ではなかなか改善できなかった高血糖が、インスリン注射なども行わず、わずか2週間で空腹時血糖が90mg/dL、血糖値の指標である糖化ヘモグロビン(HbA1c)の値は10.4から6.1(正常値は5.8未満)まで改善しました。中性脂肪の値も速やかに減り、善玉コレステロールと呼ばれるHDLの値は増加しました。
 なにより驚いたのは、6カ月で体重は10kgも減ってダイエットに成功し、その後リバウンドすることなく、ベスト体重をキープできるようになったことでした。私の身長は178cmで現在の体重は74.5kg。ベストの体型と自負しています。
 おいしいものへの誘惑に人一倍弱い私が、唯一成功し、今も続けられているダイエットが糖質制限ダイエットです。成功のためのメカニズムを理解すれば、誰にでも継続できる、もっとも簡単、難しいことの何ひとつない糖質制限ダイエットの実践法を本書では紹介します。
 理想の体型と体重、健康状態を手に入れるために、本書がたくさんの人の役に立つことを願っています。

●目次

第1章 50歳になったら、糖質はもういらない
内臓脂肪は、糖質制限で簡単に落ちる 
糖質制限すると、脳の働きがよくなる
白い炭水化物が太る理由は、血糖値の急上昇を引き起こすから
「カロリー制限」は、やってはいけないダイエット 
糖質制限すれば、肉を食べても体重は減っていく 
……etc.

第2章 あまいものを食べたくなる、脳のメカニズム
ダイエット成功の秘訣は、脳の暴走を止めること
なぜ、ストレスを感じるとあまいものが欲しくなるのか 
おなかが「グーッ」と鳴るのは空腹だからじゃない。
なぜ、お酒を飲んだあとにラーメンを食べたくなるのか? 
フライドポテトこそ、脳が求め続けてきた味覚 
ダイエット成功のカギは「ヤセ菌」優勢の腸内フローラをつくること 
……etc.


第3章 禁断の炭水化物を、食べたくなったら?
ダイエットに成功したければ、食事に「数字」を持ち込まない 
「白く精製された炭水化物だけ制限する」が、ベストの理由 
食べたいと思うものを、ひと口食べれば脳は満足する 
炭水化物を抜いていく、実践的方法 
ダイエットの成功は、自分の「セットポイント」にたどり着くこと 
あまいものが欲しくなったときの、脳のだまし方 
スポーツドリンクには、シュガースティック10本分の糖分が入っている 
……etc.

第4章 ダイエットに向く食材・酒の選び方、そして食べ方
積極的に食べたい大事な栄養素・フィトケミカル 
たっぷり具をいれた味噌汁を毎日飲む
苦味、色味の強い野菜を食べる
ダイエットの天敵・ストレスを感じたら、朝に「赤い野菜」をたくさんとる 
肉はステーキで、週2回食べる 
外食での太らないメニューの選び方 
……etc.



第5章 10kg痩せると、健康寿命が20年のびる
肥満のままだと、テロメア(寿命の回数券)の減りは速くなる 
糖質制限すれば、3大疾患を予防できる 
生活習慣は、遺伝子も書き換えてしまう
ダイエットの運動には「インターバル速歩」がオススメ
1日に何食とるかは、「自分の身体の声」に従う 
……etc.

【著者紹介】
藤田紘一郎 : 1939年に旧満州に生まれる。東京医科歯科大学卒業。東京大学医学系大学院修了、医学博士。金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学教授を経て、東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。1983年、寄生虫体内のアレルゲン発見で、日本寄生虫学会小泉賞を受賞。2000年、ヒトATLウイルス伝染経路などの研究で日本文化振興会・社会文化功労賞、国際文化栄誉賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • okaching さん

    無理したダイエットと捉えないで、体が元気になる気持ちがいいものとして捉えたらいけたらいいな。

  • AiN さん

    ●目次 第1章 50歳になったら、糖質はもういらない 第2章 あまいものを食べたくなる、脳のメカニズム フライドポテトこそ、脳が求め続けてきた味覚 第3章 禁断の炭水化物を、食べたくなったら ダイエットの成功は、自分の「セットポイント」にたどり着くこと 第4章 ダイエットに向く食材・酒の選び方、そして食べ方 積極的に食べたい大事な栄養素・フィトケミカル 肉はステーキで、週2回食べる 第5章 10kg痩せると、健康寿命が20年のびる 肥満のままだと、テロメア(寿命の回数券)の減りは速くなる

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藤田紘一郎

1939年、中国東北部(満州)に生まれる。東京医科歯科大学医学部を卒業し、東京大学大学院医学系研究科博士課程を修了。医学博士。金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学大学院教授、人間総合科学大学教授を経て、東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学と熱帯医学、感染免疫学。日本寄生虫学会小泉賞、

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