本当にさらさら読める!現代語訳版 泉鏡花“怪異・幻想”傑作選

泉鏡花

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049126266
ISBN 10 : 4049126265
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
319p;19

内容詳細

面白くてたまらない、そして妖しくも美しい、文豪「泉鏡花」の“怪異・幻想”の世界を、原文に忠実な、ストレス0の美しい現代語訳で―秋山稔氏(金沢学院大学学長・泉鏡花記念館館長)が1文1文まで完全監修&解説をした、制作陣入魂の一冊!

【著者紹介】
泉鏡花 : 1873年(明治6年)、石川県金沢市に生まれる。浪漫と幻想の世界を描き続けた小説家・劇作家。1939年(昭和14年)、没(享年65)。9歳の頃に母・鈴を亡くし(享年28)、その母への思慕の念を死ぬ間際まで懐き続けた。18歳のときに尾崎紅葉の門下に入り、明治時代の半ばから創作活動を開始、大正、昭和にかけて、300編あまりの作品を生み出した

秋山稔 : 1954年、千葉県生まれ。博士(文学)(慶應義塾大学)。1981年、慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。その後、都立高校教諭を経て、1988年、金沢女子大学文学部講師に。現在は、金沢学院大学学長・泉鏡花記念館館長

白水銀雪 : 1966年、埼玉県生まれ。慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了・博士課程中退。専攻は数学。システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事。現在は蓼科にて山暮らし(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ さん

    本当にさらさら読めます。泉鏡花の現代語訳。「龍潭譚」「高野聖」「絵本の春」など代表作7編。泉鏡花記念館館長の秋山稔館長が監訳。泉鏡花記念館は鏡花の生家跡というだけでなく、独自の文庫も出版されており、精力的な活動に好感が持てます。先日訪れた際に「絵本の春」原画展を開催していました。さて内容は「絵本の春」はもちろんですが、有名な「高野聖」も「龍潭譚」も「天守物語」も素晴らしい。妖しく美しく怪奇な世界に酔いしれます。やはり原文のリズムを味わうために、明治大正時代の原文で読むのは難しいけれど、今度挑戦してみたい。

  • Nyah さん

    ようやく泉鏡花が読めました。読もうと思って岩波文庫で2冊買ったはいいけれど、やはり原文は文体が読みづらく、仕事後の疲れた頭で読む元気はなく。記念館で購入した絵本は持っているのでこの本の一部は内容がわかってましたが、高野聖が読みたくてこちらを手に取りました。さらさら読めるという謳い文句通り読みやすかったです。幽玄な世界観も感じられたし、今の私には満足です。そのうち岩波文庫を読もうと思いましたが、とりあえず積読から外します。

  • のびすけ さん

    天守物語、高野聖をはじめとする怪異・幻想作品7編の現代語訳版。来月、坂東玉三郎さん演出・出演の歌舞伎「天守物語」を観に行くので予習を兼ねて。戯曲形式の天守物語は、異界の姫が棲む姫路城天守で繰り広げられる幻想世界と恋物語。舞台で観るのが楽しみになりました。その他の作品では、美しい情景と妖しい美女、主人公の子供目線の不思議な体験が印象的だった「龍潭譚」がよかった。泉鏡花作品の原文は文体や語彙が難解なので、読みやすい現代語訳版はありがたい。

  • りー さん

    読みやすいけれど原文の雰囲気を十分に残している訳でした。天守物語、高野聖など有名どころがこの訳で読めるのはラッキー。現と夢の境、この世とあの世の境を行き来するお話の中でも、天守物語がやっぱり好き。うん、目を彫ってもらってハッピーエンドっていうところでスカっとするのです。若干ギャー、と思ったのは着物のコーディネートの描写が凄いなぁと…鼠色の縞小紋の着物に、朱鷺色と白の市松模様の紐を締め、友禅が褄からこぼれるように見えている…色っぽい、でも(画家泣かせですね、これは)こんな男性の前には怖くて立てない気がする!

  • わむう さん

    職場の人からの薦めで読みました。全ての物語に魔性の美女が登場します。解説によると背景には9歳で母親を亡くし、母親への思慕を表しているとのことです。

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人物・団体紹介

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泉鏡花

1873(明治6)年〜1939(昭和14)年、小説家。石川県金沢市下新町出身。15歳のとき、尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』に衝撃を受け、17歳で師事。1893年、京都日出新聞にてデビュー作『冠彌左衛門』を連載。1894年、父が逝去したことで経済的援助がなくなり、文筆一本で生計を立てる決意をし、『予備兵

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