DVD Audio

Also Sprach Zarathustra, Don Juan : De Waart / Netherland Radio Po (DVD Audio)

Strauss, Richard (1864-1949)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
OVAD10002
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
DVD Audio

Product Description

デ・ワールト / ツァラトゥストラ(DVDオーディオ)

ラフマニノフ、ワーグナーの連続リリースによって、日本の音楽マーケットに強烈な印象を残したエド・デ・ワールト&オランダ放送フィル。このディスクは、1989年からの蜜月を経て『オランダ最高の実力派コンビ』と称されるまでにオーケストラを磨き上げた巨匠デ・ワールトがついに音楽監督を辞し、その功績をたたえられて『桂冠指揮者』のタイトルを与えられた直後におこなわれたセッションです。
 オランダのオーケストラならではの豊かな弦楽器群そして名手ぞろいの管楽器群が、お互いの呼吸を知り尽くしたデ・ワールトのタクトのもと繰り広げる濃密な後期ロマン派の音楽世界はまさに圧巻。オーケストラ・ビルダーとしても名高いデ・ワールト渾身の集大成がここに披露されます。
 SACDハイブリッド(OVCL00218)とDVDオーディオ(OVAD10002)が同時発売。

R.シュトラウス:
・交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』
・交響詩『ドン・ファン』
・『ばらの騎士』組曲

 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
 エド・デ・ワールト(指揮)

 録音:2005年3月11-15日ヒルヴェルサム、MCOスタジオ
 DSDレコーディング


【プロデューサー・ノート】




70年代後半から80年代前半は、オーケストラの演奏能力が特に現代的な機能を身につけた時代でもあった。それらは各楽器メーカーの研究開発が盛んに成果を見せたと同時に、楽器のメソードの進歩も手伝って、管打楽器の演奏能力が飛躍的に成長した事にも大きな要因の一つだろう。その当時はデッカがショルティ=シカゴ響がまさに近現代の作品を次々にリリースしていた時代でもあった。R.シュトラウス、バルトークの作品や、ラヴェル編の展覧会の絵などもそうだった。当時から旧共産圏のオーケストラとの親交が深かった僕はチェコ、ロシア、ハンガリーの楽器奏者からそれらのディスクを所望され、送った記憶がある。それほどあの時代各国の奏者が憧れた夢の演奏だったのだ。

 僕も幸せなことに81年のザルツブルク音楽祭のリハーサルで、ショルティ=シカゴ響の展覧会の絵を、当時の首席トランペット奏者のA.ハーセス氏の直ぐ横に座って聴かせてもらうという幸運な機会を得た。まさにあの頃のシカゴ響は、レコードで聴くあのままのサウンドで、あの当時としては不可能が可能になったと言う程の、まるでサーカスを観るような驚きと強い衝撃を受けたのを記憶している。正に、雷にでも打たれたような衝撃という表現しか出来ないような驚きでもあった。

 2005年春、僕は2度目のツァラトゥストラの録音の機会を得た。この録音はエド・デ・ワールト氏とオランダ放送フィル(RFO)の最後の録音であった。それは17年間務めた音楽監督の座をこのシーズンいっぱいで去ることを発表したためだ。また、RFOもオランダ放送局の予算カットにより、同設のオランダ放送響解体により、約15名のメンバーを吸収しなければならないと言う事態にも直面していたのだ。

 RFOは、デ・ワールト・チルドレンと言われるほど、彼が手塩にかけたメンバーたちで、独自の演奏方法を沢山持っている。この録音はある意味、純血による17年の総決算とも言うほどの気迫に満ちたセッションでもあったのだ。この録音は、そういった背景から我々録音陣に現在のRFOの充実を内外に発信するために、より高い完成度を要求されていた事は言うまでもなく、実施前から大きな緊張感を与えられていた。

 僕の録音は2003年以降、DSDマルチ・トラックでの録音を進めているが、この録音の直前にソノマ社からDSD24トラックのワーク・ステーションが完成したと言う情報が入った。僕はオケ、指揮者のそれらの熱い思いを何とか最高の状態で残したいというプロデューサーの自然な欲求に駆られ、日欧のソニー鰍ニその周辺の各会社の協力を得、まだ組み上がっていない固体を録音初日の朝までかかって組み上げて頂き、この録音に間に合わせることが出来た。マルチ・トラックの利点は、何よりメイン・マイクとスポット・マイクの間に派生する音の空間的時間差を補正することが出来る。すなわちマイク間の位相差を完全にあわせる事が出来る所にある。それまで、マルチ・トラックの録音を頑なに固辞し、同時ミックスに拘ってきた僕だが、DSDという理想的な信号でマルチ録音が出来る今日では、それまでの弊害は全く無く、より高い次元での録音を可能にしているのだ。この録音では、演奏者の気迫は普通のセッションでは考えられないほど高いもので、その圧倒的な完成度は、現代的なアプローチ満点だ。そして、終始僕の愛聴盤から受けた強い衝撃と対峙して更なる高みへ運ぼうと、録音中の緊張感もかつてないほどのものであった。それにより、R.シュトラウスの持つ細かくも鮮やかなオーケストレーションも余す事無く表現出来たと自負する内容になった。

 今回この録音に協力していただいた関係各社、RFOと指揮者デ・ワールト氏に感謝すると同時に、手にされたリスナーの皆々に、是非御高聴賜りたいと願って止まないのである。

(江崎友淑 プロデューサー) 

Customer Reviews

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