HMVインタビュー:Kaleido

2006年8月31日 (木)

『Kaleido』 発売記念インタビュー


キャッチーなヴォーカルと、軽快なブラジリアン・ドラムンベース 〜ハウスといったら彼ら、Kaleido

本国ブラジルはもとより、イタリアでの人気を博した彼らがここ日本でも、"Meu Sonho"の12インチ・シングルが宇田川町の某ショップで3000枚のセールスを記録し、たちまち話題に。 05年6月には日本デビューアルバム『Tem Que Valer』がリリース。タイトル曲は軒並み全国のFM局でオンエアされ、CDセールスも異例の大ヒットを記録。

そんな彼らが、グループ名をKaleidoに改め、待望のセカンド・アルバム『Kaleido』を日本先行でリリースします!メンバーの顔、シンガーのJanainaさんにニューアルバムについてお話を伺いました!

Kaleido・・・2003年ブラジル・サンパウロにて、シンガー/ダンサーのJanaina Lima(ジャナイナ リマ)と、DJ/プロデューサーのRamilson Maia(ラミルソン・マイア)にて結成されたユニットKaleidoscopio改めKaleido。ブラジルのみでリリースされたデビューアルバム『Tem Que Valer』は2万枚というセールスを記録、同年のグラミーにノミネート。その後、ワールドワイドでIrma Recordsと契約、翌年7月にイタリアで発売された同アルバムはイニシャルで2万枚を記録、噂は日本にまで到達。日本ではアナログレベルで話題になり、コンピ『aperitivo』シリーズを筆頭に彼らの楽曲がトータル12枚のコンピに収録されるなど人気は高まる一方。そして05年6月、遂に日本デビュー。アルバム・セールスは異例の2万5千枚を記録しプロモ来日も果たしている。


Interview with Kaleido(Janaina)


2ndアルバムのレコーディングを終えた感想を一言。

Janaina(以下J):とてもいい出来になったわ!今でも興奮してるわ。

今回の2ndアルバムについてのアピールや、収録曲にまつわるエピソードなどを教えてください。

J:私たちはみんなが踊ってくれるようなダンス・ミュージックを作り続けるわ。私たちの曲は愛や素晴らしい生活について書いていて、半分くらいここブラジルで録音されて、その他はイタリア、日本で録ったの。インターネットでのデータ交換が出来なかったらこのアルバムは無かったわね。

今回のアルバムはどんな風に楽しんでもらいたいですか?

J:笑って、踊って、悩みなんてすべて忘れてほしいわ。ヴァイブを感じるだけよ!



*Kaleido/Kaleido
1 O Que Faz Vibra
2 So Com Voce - with Cargo
3 Luz Do Sol - with I-Dep
4 Vamos Jogar Pra Ganhar
5 Parei Pra Te Ver
6 Dignidade - with Cargo
7 Nao Me Deixe So
8 Pais Brasileiro
9 Caleidoscopio Da Paixao
10 Mundo Virado
11 Um Pouco De Paz
12 Nao Vai - with I-Dep
13 Luz Do Sol - with I-Dep (Club Edit)
14 So Com Voce - with Cargo (Club Edit)







今回のアルバムではI-depやCargo(来日公演には金原千恵子も参加予定)と、また前作でもStudio ApartmentやG-ton(from nobodyknows+)等と、 日本人アーティストとのコラボレーションについてはいかがですか?

J:i-depやCargoとコラボレーションできるって知ったときにはうれしかったわ。前のアルバムではi-depに関してはただのリミックスで実際にコンタクトなんて出来なかったしね。 今作は合作で彼らが音楽を送ってくれて私たちが歌詞と歌にあわせてちょっとキーを変えてヴォーカルはここサンパウロで録ったの。こんなことが実現できて本当にうれしかったし楽しませてもらったわ!

今後共演してみたいアーティストはいますか?

J:ブラジル国内ならすでにDaniela Mercury (Baile Barroco)の新しいDVDで共演を果たしたわ。国際的には一度曲をプロデュースした日本のヴァイオリニスト金原千恵子ね。もちろんi-depとCargoとも共演したいわ。金原さんとは10/14にLiquid Roomで共演するから是非、見にきてね!



注目しているアーティストはいますか?

J:私はいつもマドンナに注目してるわ。彼女は私のアイドルなの!

影響を受けたアーティストを教えてください。

J:たくさんいるわ。マドンナは一人のアーティストとして、歌手、ヴォーカリストとして影響されてるけど、あとはブラジルの歌手が好きね。

Kaleidoのトラックはキャッチーでポジティブ、しかも叙情的でエネルギッシュな曲が多いのですが、どんなポリシーで創作に取り組んでいるのでしょうか?

J:リスナーにグッド・ヴァイブ、希望、笑顔と踊りを提供することね。

ハウスやドラムンベースを基盤にしている曲が多いのですが、クラブ(ダンス)ミュージックはあなた達にとってどういうものですか?

J:みんなダンスフロアで流れてる音楽ってこと以外ほとんど違いはないわ!

メンバーお二人ともブラジル出身ですが、そのお国柄からの影響についてはどう思いますか?あなた方の感性を育んだブラジルについて教えてください。

J:間違いないのはリズムね。ブラジルの打楽器はとても力強いの。cuíca, tamborim, triangulo, agogoのような楽器がダンスの要素をつくり出すわ。聴いたら足を動かさずにはいられないの。私たちは小さい時からサンバを聴いて踊ってきたからね。

音楽以外の何かからインスパイアされる事はありますか?

J:家族、恋人、生活環境、世界中を旅して他の文化を知ること。

03年のユニット結成以来、デビューアルバム『Tem Que Valer』から早速ブレイクしブラジルのグラミーにノミネート、 Irmaとの契約から世界的ヒットへと快進撃を続けていますが、あなた達を取り巻く状況についてはいかがですか?

J:最高ね。正しい方向に進み続けてるわ。

今後の展望を教えてください。

J:そうね。このニュー・アルバムのプロモーションをするわ。日本を皮切りに、本国ブラジル、欧州でのリリースに合わせたプロモーションかな。

日本のファンへメッセージをお願いします。

J:ニュー・アルバムが日本でリリースできて本当にうれしいわ。ブラジルのファンと変わらず愛とグッド・ヴァイブをくれる日本のすべてのファンに感謝して、ブラジルから特大のキスを送るわ!



*ライヴ情報!

金原千恵子ツアーファイナル「Love And Respect」
2006年10月14日(土)(16:00-23:00)
恵比寿LIQUIDROOM (http://www.liquidroom.net/)

出演:金原千恵子
Guest Live: Kaleido、Coldfeet、and Secret
Special Live Guest: Josh Milan (Blaze)
Live Guest:
こだま和文、花田裕之、F.P.M、Cana(i-dep) 、DJ Nori
Special Guest DJ: Rasmus Faber、Free Tempo

ADV / DOOR ¥4800(税込・ドリンクチャージ別) / ¥5300(税込・ドリンクチャージ別)




*Kaleido関連作



左から:Kaleido『Tem Que Valer』、『Sister Bossa House N' Breaks Featuring Kaleidoscopio』、Kaleidoscopio / Riovolt『Aperitivo Sessions』、『Aperitivo Tokyo』



*関連インタビュー
金原千恵子 2006年6月
アナログで話題となっていた"Strings Of Life"のカバー曲をはじめ、爽やか系ハウスの一番人気Kaskade、Masters At WorkのLouie Vega、今話題のRasmus Faber、Kaleidoscopio、そして井出靖らがプロデュース参加した超強力作品を発表した金原千恵子にインタビュー。





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