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LOUDインタビュー: Astro

Friday, November 26th 2010

interview

Astro

MCのwas、hight28%、pepueと、DJの副島ショーゴ、トラック・メイカーのmasaru iwabuchi、プロダクション担当のDelmonteからなる、ニュータイプ・ラップ・ユニット、Astro。アンダーグラウンド・ヒップホップ・シーンや、クラブ・パーティー、J-POPフィールドで、それぞれ活躍していたメンバーが、'04年に結成した異色の音楽集団だ。ヒップホップやロック、エレクトロ、ファンクなど、多様なジャンルを自在に取り入れ、ポップにコーティングして生み出す音楽スタイルは、幅広いリスナー層から支持を獲得している。
ここにご紹介する『Play』は、そんなAstroが約2年ぶりに放つ、セカンド・フル・アルバム。エッジーなエレクトロニック・サウンドと、生音の温かみを併せ持つユニークなトラックに、ナチュラルかつグルーヴィーなラップを乗せた、オリジナリティーあふれる会心作だ。
ハイブリッドな音楽性を武器に、オープンマインドな活動を繰り広げているAstro。その全貌と、新作に込めた思いを探るべく、メンバー全員にご登場願い、対面インタビューを行った。

ロック・テイストを主軸にしたい、という意図がありました。
ギターを多用しつつ、今自分の中で流行っている、エレクトロの音色を取り入れています。


--- 今回がLOUD初登場なので、まずは結成のいきさつから聞かせてください。

masaru iwabuchi: 僕はもともと一人でトラック制作をやっていて、ロックから、ハウスやドラムンベースまで、いろいろ聴いていたんです。そんな中で、ヒップホップじゃないトラックに、ラップを乗せた音楽をやってみたいと思い、友人にwasを紹介してもらったのが始まりでした。そしたらいつの間にか、こんなに人数が増えちゃって。(笑)」

--- みなさんはそれぞれ、どんな音楽的バックグラウンドを持っているんですか?

hight28%: 僕はもともとスケボーをやっていて、その影響でヒップホップを聴き始めたんです。

Delmonte: 僕は高校生ぐらいの頃からヒップホップが好きで、DJもやっていました。ツテのない中、“クラブで回させてくださいって”お願いをしているうちに、今のメンバーと出会ったんです。

was: 僕は、実はメロコアから音楽に入ったんですけど、その流れでビースティ・ボーイズとかも聴くようになったんです。その後は、アンダーグラウンド・ヒップホップにどっぷりハマりましたね。

pepue: 僕は上京してから、友達の影響でMCを始めたんですけど、当時はhight(28%)くんのグループと一緒に、イベントに出させてもらったりしていました。

--- ショーゴさんはいかがですか?

副島ショーゴ: 僕はですね...初めて買ったCDはglobeなんですけど...。そこからヒップホップを好きになって。あとはズルズルと。

一同: あはははは。(笑)

hight28%: そんな話、今初めて聞いたんだけど(笑)!

--- このたび、ニュー・アルバム『Play』がリリースされますが、本作ではどういった方向性を目指したのですか?

masaru iwabuchi: ロック・テイストを主軸にしたい、という意図がありました。キラキラなポップ・エレクトロよりは、アナログっぽいサウンドや生音を混ぜた方が、マッチする声質のMCが多いですからね。ギターを多用しつつ、今自分の中で流行っているエレクトロの音色を取り入れています。

hight28%: Astroは、よく雑食集団って言われるんですけど、それって言い得て妙だなって思いますね。それが僕らの味なんじゃないかな。

--- 尖ったサウンドを取り入れている一方で、「wonder vogel*」のような、アコースティックでゆるいテンポの楽曲もありますね。

副島ショーゴ: この楽曲では、僕がトラックを担当しました。pepueが前から、ゆっくりした楽曲をやりたいと言っていたので、二人で相談しながら制作したんです。

--- 全体としてポップに仕上がっている印象を受けたのですが、その点は意識しましたか?

masaru iwabuchi: 僕はポップなものも好きなので、そういう要素は大事にしましたね。ポップと感じるかどうかは人それぞれなので、明るいとか暗いとかは関係ないと思うんですよ。あとは、時代の流れもあるだろうし。

--- ポップなものに対して、変な先入観を持っている人もいますけれど、多くの人に受け入れられるということは、それだけの魅力があるとも言えますよね。

was: 僕自身、最初はポップなものに対する抵抗感がすごくあったんですよ。でも、そこを飛び越えたら、両方を行き来できるようになったし、音楽性の幅も広がったんですよね。ポップじゃない部分も引き出しとして持った上でつくったアルバムなので、先入観を持たずに聴いてほしいですね。

--- 楽曲のアイディアは、メンバー全員で出し合ったのですか?

was: そうですね。トラックはあくまでイメージのベースなので、それを具体的なテーマに落とし込むのは、MC陣の役割なんです。アルバム全体に一貫したメッセージがあるというよりは、一つ一つの楽曲に主張があるという感じです。

--- リリックは基本的に、MC陣が書いたのですか?

was: 大まかなテーマとサビのリリックは、各曲でリードを取っているMCに任せました。その方が楽曲がまとまるって、(ミニ・アルバムを含め)4作目にしてようやくわかりましたね(笑)。

--- 特に思い入れのあるリリックはありますか?

masaru iwabuchi: あ、それ俺も聞きたい。メンバー間では、あんまりその部分に触れないからね。

hight28%: だってみんな、人のリリックを茶化すんだもん(笑)。

masaru iwabuchi: hightのリリックに関しては、思い当たる節が一つあるよ。おセンチな感じになってたから。

hight28%: えぇ!? 「wonder vogel*」のこと? 別におセンチでも無いけど...鳥の視点で歌いたかったんですよ(笑)。んまぁー、プライベートで非常に悲しいことがあったので、自分を励ますために書いた曲です。

pepue: 僕は、「虹のかかった東京」を書いたんですけど。

一同: あれはもう、pepueのソロ曲みたいなもんでしょ(笑)。

pepue: でも本当は、みんなで合唱したかったんですよ。あとは、「Still Life」も僕が書きました。この曲は、“歯車”が裏テーマなんです。歯車って、上手く噛み合ないと回らないじゃないですか。“生きていく上で歯車を噛み合わせるためには、人と上手に付き合わなきゃいけないよ”っていう歌詞ですね。

--- ところで、現在ライブ・パフォーマンスは、どんな形式で行っているんですか?

副島ショーゴ: 今は、3MC+1DJでライブをやっています。masaruくんとDelmonteは裏で見ているので、彼らに後で感想を聞きに行くんです。でも、“あ、今日ヤバかったな”っていう日は感想を聞かずに、そのまま4人でバーへ逃げて、そっと帰りますね(笑)。

--- あははは(笑)。ライブをやる上で大事にしているのは、どんなことですか?

was: 単純な話ですけど、自分たちが楽しんでやるのはマストですね。あとは、丁寧にパフォーマンスすることも心がけています。以前、お酒を飲み過ぎてステージから落っこちて、ライブができなくなったことがあったので(笑)。

hight28%: ライブは、やればやるほど良くなると思うので、もっとレベルアップしていきたいですね。

新譜Play / Astro
身の丈にフィットするフレンドリーなリリックとエッジなサウンド、弾けるポップ・センス!ジョイフル・ラップ・ア・ロット、でもNOT ヒップホップ!?アルファ、降神、WISE(テリヤキボーイズ)から西野カナまで、様々な現場を行き来する実力派メンバーが集う新進ユニット<アストロ>による渾身のニュー・アルバムが、遂に到着!
profile

RAP:was(ワス),hight28%(ハイトニッパチパーセント),tao(タオ),pepue(ぺぺ) DJ:shunsuke(シュンスケ),副島 ショーゴ (ソエジマ ショーゴ) Track Maker:岩渕 マサル(イワブチ マサル)
2004年に結成。
都内を中心に活動し、アンダーグラウンドシーンで異才を放つRAPグループ、 MIDICRONICA(アニメ「サムライチャンプルー」のエンディングに楽曲が使用され話題を集めるラップグループ)と imaginion(数々のライブに出演をし、アンダーグラウンドシーンでは絶大なる支持を仰ぐ「降神」や「shing02」などとの共演を経て注目を集めるラップグループ)の中心メンバー(was,hight28%,tao,pepue)からなるMC陣、 shibuya Club Familyの看板イベント「神の足元」のレジデントDJを務めるDJ Shunsuke、DJ 副島 ショーゴ、 そして全く異なるジャンルで活躍をしており、ジャンルの壁を超越した斬新なサウンドプロダクションを行う岩渕マサルこの7人からなる雑食系ラップ集団。 7人は、渋谷のClub Familyにて繋がりを深め、Astroを結成。
1st Mini Album『population』および2nd Mini Album『MNEMONIC』が外資系インディーズチャートを賑わす。
iTunes限定でリリースを行ったVirtual Full Album『Popumonic』は、iTunes rap/HIPHOPチャート初登場6位を記録。
そして2008.02.13にはファースト・フルアルバム『VIRUS OF IRONY』をリリース!

<myspace プロフィールより>

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