Carl Craig
Derrick Mayに才能を見出されDerrick MayのレーベルTransmatから作品をリリース。その後デトロイト・テクノ第二世代として注目されながらも自身のレーベルPlanet eを運営。そこから、自身の作品をはじめとして、Moodymaan、Alton Millerと多くの実力者がリリースしている。自身も69、BFC、Paperclip People、Detroit Experiment、Innerzone Orchestraなど数多くの名義/プロジェクトにてテクノのみならずジャズなど常に挑戦的野心を持った音楽製作を推し進めているデトロイトの才能。デトロイト・テクノの多くのアーティストはジャズとの接点を持っているが、”ジャズ・サウンドを用いる”のではなく、”ジャズを表現している”のはCarl Craigであろう。その表現が突出したのが1999年にリリースした「Inner Zone Orchestra / Programmed」。エレクトロニクス・サウンドでジャズの本質を表現する為に打ち込みと生演奏を融合した革新的なプロジェクト。ここでの活動が今作「TRIBE / Rebirth」にも繋がる部分でもある。その後、多くのプロデュースやリミックスと意欲的に活動し、2008年にはMoritz Von Oswaldと共作でクラシックの名曲を再構築。音楽業界全体を驚嘆させた。Inner Zone Orchestraの時とは手法こそ違うが前衛的な姿勢は一貫している。その音楽に対する革新的な才人Carl Craigがスピリチャル・ジャズの名門”TRIBE”を再構築から新たなサウンドへ昇華しようとしている。 Carl Craig作品一覧はコチラ
Tribe Records プロフィール
Tribe Records
サックス奏者のウェンデル・ハリソンとトロンボーン奏者のフィル・ラネリンによって1970年にデトロイトで産声を上げたジャズ・レーベル。1977年に活動を休止するまでに8枚のアルバムを発表したのみながら、アフロ・アメリカンによる自主独立レーベルとしてレア・グルーヴ・ファンに人気の高いレーベル。STRATA EAST、BLACK JAZZと並ぶ3大スピリチャル・ジャズ・レーベルの一つとしても有名。
Tribe Records 主要メンバー
Phil Ranelin
デトロイトを代表するトロンボーン奏者。Stevie WonderをはじめとするMotownのセッションマンとしての活動。その後、Wendell HarrisonとともにTribe Recordsを立ち上げる。Tribeでの演奏や作曲活動は周知の事だが、現在においてもCarlos Nino率いるスピリチャル・ジャズ集団Build An Arkへも参加。Tribe時代から現在においても才能は褪せる事は無い。 Phil Ranelin作品一覧はコチラ
Wendell Harrison
Elvin Jones、Sun Raなどと共演経験を持つサックス奏者。Phil Ranelinとともにデトロイトのspiritual jazzレーベルTribe Recordsを立ち上げ、解散後もWenha、RebirthなどTribeの後継レーベルを運営・活動している。フリーな演奏と共にメロー系の作品も手掛けるマルチ奏者。 Wendell Harison作品一覧はコチラ
Marcus Belgrave
Tribe Recordsを代表するトランペット奏者。やはり『GEMINI2』におけるスペーシーな作風は伝説化しており、特に収録されている「Space Odyssey」に関してはカール・クレイグがエグゼクティヴ・プロデューサーとして指揮し、マーカスも参加したデトロイト・エクスペリメントでもカヴァーが絶賛される名曲中の名曲!! いまだに評価されるデトロイト・ジャズ界のレジェンド。 Marcus Belgrave作品一覧はコチラ
デトロイト・テクノ第二世代として、そしてモーリッツ・フォン・オズワルドとの共作にてクラシックの名曲を再構築したカール・クレイグ。その彼がリスペクトしているデトロイトのスピリチャル・ジャズ・レーベル”TRIBE”の創設者フィル・ラネリン、ウェンデル・ハリソン、マーカス・ベルグレイヴ(カール・クレイグがエグゼクティヴ・プロデューサーとして指揮したデトロイト・エクスペリメントに参加&名曲「Space Odyssey」のカヴァー作品も収録し、好評を得た経験あり)、タグ・ハモンドらを30年ぶりにスタジオに集結させた。カール・クレイグ、アンプ・フィドラーも演奏に加わり、TRIBEを再構築。カール・クレイグが更なる音楽的な高みに登る重要作! 内容はフィル・ラネリンの名曲「Vibes From The Tribe」、ウェンデル・ハリソンの「Where Am I」、マーカス・ベルグレイヴの「Glue Fingers」などの名曲と共に新録も含む豪華な内容。特に1曲目の「Living In A New Day」は感動的なまでにメロー。これを日本盤ではカール・クレイグがスペーシーでフュージョン的なREMIXをした名作に。とにかく、新録は勿論ですが、過去の名曲もカール・クレイグが参加しただけでスピリチャルでありながらも近未来的なエッセンスが加わり、新たな表情を見せてくれる。TRIBEファンもカール・クレイグのファンも、更にはジャズ ファンをも魅了するであろう新たな傑作がここに生まれた。
伝説的スピリチュアル・ジャズ・レーベル、Black Jazz の全音源20タイトルを紙ジャケで豪華ボックスに収納。完全受注生産&初回限定生産
・『ジーン・ラッセル/ニュー・ディレクション』から『ダグ・カーン/アダムズ・アップル』まで、全レコーディングを収録(※ BJ-13 はもともと欠番)。
・オリジナル・ジャケットを忠実に再現した紙ジャケット仕様
・05年再発時に作成した解説付きのディスコグラフィー『BLACK JAZZ BOOK』も特別収録
・05年再発時と同様、歌詞・ライナー収録に加え、歌詞日本語対訳も追加収録
・追加製造、バラ売りの予定はありません Black Jazz作品一覧はコチラ