hayato kaori 『Lindas』
2009年10月5日 (月)

偶然、それとも必然。 奇跡の瞬間が重なって生まれた『Lindas』
hayato kaoriは日本人の父とブラジル人の母の血を受け継ぐシンガー。2008年3月にアルバム『pluma』でデビュー。それから約1年半、とんでもなく成長した姿を見せてくれるのがこのたび発売となる最新作『Lindas』だ。“Lindas”とは、ポルトガル語で“美しいものたち”という意味。さらに「いいね!」「素晴らしい」という掛け声としても日常的に使われ、本作のレコーディング中も飛び交っていたのだそう。
マルコス・ヴァーリやセルソ・フォンセカ、ジャヴァンなどのブラジルの名曲を中心に、フランソワーズ・アルディの「さよならを教えて」やサンディー&ザ・サンセッツの「watashi」、ビートルズなんかも飛び出すレパートリー。
そこに、今回はhayato kaori自身がいきいきとした日本語詞をのせて歌っている。それは私たち日本人にとっても、またブラジルの人にとってもかつてなかった試み。この詞がまた、とても表情ゆたかでいい。
言葉の選び方も独特。とてもバウンシーでみずみずしい。まるっきり等身大の台詞のような瞬間もあれば、遥か遠い地へのイマジネーションだったりもするし、言葉遊びのような面白さも多々。
他の歌手がかつて歌った曲ではあるけれど、これはカヴァー集ではない。hayato kaoriが自分の言葉をのせて、自らの意を込めて歌い尽くしたのだから、まったくの“新しい歌”を集めた歌集なのである。
『Lindas』は完全リオ・デ・ジャネイロ録音。マルコス・ヴァーリ、セルソ・フォンセカ、マリオ・アヂネーらブラジル〜ボサノヴァの名だたる名匠による、いわゆるブラジルの「粋」をたっぷりと含んだアレンジは白眉。前作では打ち込み音も取り入れたが、今回は録音やミックスも含めて“生音の良さ”に徹底的にこだわったのだという。
「純粋な生音の良さで作りたくて。いくら技術が発達しても、音圧のことをいうと打ち込み音は生音に負けるんです。今回はそういう贅沢さ、耳にとっての高級な響きを実現できてる。ほんとうに音の重圧のおいしいアルバムになっているので、音の厚みや広がりを楽しんでもらいたいです」(hayato kaori)
先述のマルコス、セルソ、アヂネーに加え、ジョアン・ドナートやアカペラ・グループBR6も参加したレコーディングはとても楽しく笑いのたえない現場ではあったものの、高いレベルでの対話があったであろうことは、音を聴けば一発で感じ取れる。
hayato kaoriとこれらの素晴らしいアーティストたちを引き合わせたのは、本作のプロデューサーでもある宮田茂樹氏。かつて竹内まりや、EPO、大貫妙子、小野リサらのプロデュース、またジョアン・ジルベルト招聘などを手がけており、ブラジル音楽界からも信頼が厚い。
そして、時に可愛らしく、また時には包み込むような母性をも含むhayato kaoriの歌声、それは何よりも魅力的。自身の第一言語である日本語で、そしてまるで語るような発声で歌う歌は、日本の古き佳き時代の歌謡曲やポップスを思わせる質感と、じっくりとした丁寧さがある。究極の和製ブラジリアン、とも純良ジャパニーズ・ポップス、とも呼べるような作品になっているのは、アレンジの妙はもちろんのこと、彼女の声の力も大きいのだろう。
たくさんの“必然的な瞬間”が重なって『Lindas』は生まれた、というエピソードもまた興味深い。
hayato kaoriが宮田氏に出会ったこと、そして彼をきっかけにこのメンバーとつながり、一緒に録音できたこと。“Lindas”という言葉が降りてきた瞬間。レコーディング中に熱が出たおかげで、いつもと違う次元で歌が歌えたというハプニング。セルソ・フォンセカとは「何処かでお互いに会ったことがある」とお互いに感じていたらしい。
こんな幾つもの“偶然のような必然”が不思議な作用を及ぼし、hayato kaoriの音楽への情熱とみごとに結実し、このいとおしい音楽はこの世に生を受けた。
音楽に対してとても誠実で、はっきりとした意思をもって向き合おうとするhayato kaori。
25歳という若さであっても周囲に流されることなく、また大きな夢も向上心もある。自分にとってずっと憧れの存在だったマルコス・ヴァーリと一緒に仕事をするという夢も実現したことも然り、彼女にはその運の強さとともに、夢を自らの手で「叶える力」も持っているような気がしてならない。
「それ、遺伝みたいですよ。私の母が言ってました、“私念力がすっごい強くて、すごい強く願うと何でも叶っていくのよ!だから『Lindas』もきっとうまくいくわよ”って。今、実家から念力を送り中なんだと思います(笑)」(hayato kaori)
この母にしてこの娘あり。こんなに素敵なお母様から、物凄くたくましいDNAも受け継いでいるようだ。数十年の時を経て彼女が母親と同じ年齢になっても、そしておばあちゃんになっても、その歌への志はきっと変わらないんだろう。いつまでも、ずっとずっと歌い続けていてほしいな。

『Lindas』のこと、音楽への思いなどをじっくりと語ってくださいました。hayato kaoriさんの素敵な人となりを垣間見るとともに、『Lindas』を聴くのがちょっとだけ楽しくなるはず。
ちょっと長尺ですが、最後まで読んでいただくと素敵なお知らせもあります!
hayato kaori 『Lindas』10月07日発売 (日本盤)
¥3,045-(w/tax)
『Lindas』ご購入先着でスペシャルDVD-Rをプレゼント!
リオ・デ・ジャネイロでのスタジオ・レコーディング〜オフショット映像を収録したスペシャルDVD-Rになります。ここでしか見られない貴重映像満載!必見です!!
※特典は数に限りがございます。予定数に達した時点で終了となります。
Arranged by Mario Adnet
All Japanese Lyrics by hayato kaori
Arranged by Celso Fonseca ,Marcos Valle , Mario Adnet & Marcelo Caldi(BR6)
Produced by Shigeki Miyata
『Lindas』へのメッセージ
橋本徹(SUBURBIA):真っ白な砂浜の海岸線と複雑な稜線をもった山々が連なり、ラテン・アメリカの熱気とヨーロッパの洗練が隣り合うように調和し、情熱的なサンバと抑制の効いたボサノヴァが生まれた街、リオデジャネイロ。音を奏でることを人生そのものとする素晴らしいミュージシャンが集うこの街で、またひとつ、瑞々しい音楽の果実が生まれた。それは、日本人の父とブラジル人の母をもつ若き女性シンガー、hayato kaoriのアルバム『Lindas』。
誰もが一聴して、非常にウェルメイドな(趣味のよい)和製ブラジリアン・ポップスの作品集、という印象を受けるだろう。日本語の歌詞の曲への乗り具合、つまりリズムやアレンジへのはまり具合も申し分なく、hayato kaoriが言葉のセンスにも、音楽のセンスにも長けた才女であることは明らかだ。しかも、彼女をサポートしているのは、僕のような音楽ファンには堪らないメンバーばかり。
プロデュースを手がけたのは宮田茂樹氏。小野リサ/大貫妙子/竹内まりや/EPOらの制作や、ジョアン・ジルベルトの日本招聘などで知られる方だ。少し懐かしいような、(21世紀の耳で聴いて最もモダンな)昭和を感じさせるプロダクション・コンセプトは、彼の感覚の反映だろうか。そして、ボサノヴァ第2世代の永遠の青年シンガー・ソングライターであるマルコス・ヴァーリ、現代最高のボサノヴィスタであるセルソ・フォンセカやマリオ・アヂネーといった、自身の作品の素晴らしさは言うまでもなく、数々のプロデュース・ワークでも名高い、輝かしいブラジルの音楽家たちが全編に参加している。
僕が敢えて推薦曲を選ぶなら「Slow Motion Bossa Nova」と「Sorte」、やはりセルソ・フォンセカの2曲でしょうか。マルコス・ヴァーリの「La Petite Valse」や「もしもし」、マリオ・アヂネーの「青い愛」などもかなり捨てがたいですが。歌のもつ世界観と彼女の声質がひどくマッチしているのに感心したことも、最後に付け加えておきます。
金澤 寿和(音楽ライター):
えっ、この娘っていくつ??
女性アーティストに年齢を訊くのは、もちろんタブー。それなのに、思わずこんな質問が口をついて出てしまった。hayato kaoriの歌声は、それだけ楽曲によって自在に変化(へんげ)する。ある時はアンニュイでセクシーだったり、またある時はクールで知的だったり。そして時には、ドキッとするほど無邪気でキュートな表情を垣間見せる。そう、等身大からチョッピリ背伸びしたオトナの女性の中に、母のような大らかさや少女のような可憐さを併せ持っているのだ。これぞまさしくレインボー・ヴォイス。こうした演出をすると、並のシンガーではあざとくなってしまう。しかし彼女の声の透明感はまったく損なわれることなく、美しい透過性を保ったままで自分の色を添えていく。だからナチュラル。だからピュアー。
日本人の父とブラジル人の母を持つ女性ゆえ、音楽的なミクスチャーには自覚的だ。メジャー・デビュー盤『pluma』でも、Jポップやブラジルの新旧マテリアルを日本語やポルトガル語で歌い、独自の世界を繰り広げた。そしてこのメジャー第2弾では、かつて大貫妙子や竹内まりや、EPO、小野リサらを手掛けた宮田茂樹をプロデュースに招き、マルコス・ヴァーリやセルソ・フォンセカ、マリオ・アヂネーといった大物ブラジリアン・アーティストから楽曲提供を受けて、リオ・デジャネイロでのレコーディングに臨んだ。そして生まれたのが、究極のハイブリッド・ポップス。更にビートルズのような有名曲をポルトガル語でフレッシュに甦らせるなど、斬新なアイディアがそこかしこに潜んでいる。カフェ・ブーム以降、たくさんのフェイク・ボサノヴァ指向の作品が産み出されたが、コンセプチュアルにボサノヴァを拡大解釈し、その中で無理なく本物志向を打ち立てたものはほとんどない。恵まれた血統をブライトに輝かせる数々のモーメントが、この一枚にたくさん詰まっている。
マルコス・ヴァーリ:
美とそして甘い薫りそしてミステリーと幸せを、その才能と一緒にカオリはリオのスタジオに持ち込んできた。そしてそのスタジオでカオリは僕自身がアレンジした僕の曲を歌ってくれたんだ。彼女のためにアレンジをし、ローズとピアノそしてギターを弾いたのはほんとうに楽しかった。
僕の家に来て、あのサマー・サンバを作った古いピアノで彼女とリハーサルをしたのも楽しい思い出だ。彼女は僕の歌に付けた日本語詞を、完璧なポルトガル語で訳してくれた。もちろん日本語詞を僕はすぐに好きになった。
リハーサルでもレコーディングでも、カオリは彼女のルックス同様美しくチャーミングに歌った。
セルソ・フォンセカ:
カオリと知り合い、そしてレコーディングを一緒にして、僕はとても驚いた。
彼女はとんでもない才能がある。
彼女の歌はユニーク(唯一のもの)でとても透明だった。
僕らの耳には彼女の声はクリスタルのように聞こえた。
僕の歌を日本語にしてくれてとても嬉しかったし、他のブラジルやフランスの曲を(ビートルズまであったな)彼女なりの解釈で歌う、これにも驚きまた楽しかった。
彼女が日本ばかりでなく、他の国まで知られるようになればね、、、
彼女は若いデリケートだしカリスマ性もある。
きっと彼女の音楽は世界を魔法にかけると思う。
世界中でグッドラック!
また一緒に仕事をしよう。
マリオ・アヂネー:
日本の若き歌手カオリと彼女の新しいプロジェクトに参加できたのはとても楽しくまた良い仕事になった。ブラジルの曲を日本語で歌うなんてエキサイティングだからね。彼女は遠く離れた二つの文化を近づける道を探求している。いつまでもその歩みを止めて欲しくない。それはとてもユニークでユニヴァーサルな試みだから。
インストアイベント決定!!
下記対象店舗にて『Lindas』をご予約又はご購入頂いたお客様に先着でイベント参加券をお渡し致します。入場はフリー、ただし参加券お持ちの方は優先入場いただけます。また参加券をお持ちの方はサイン会にもご参加頂けます。
[対象店舗]
HMV渋谷/新宿タカシマヤタイムズスクエア/ルミネエスト新宿/池袋メトロポリタンプラザ/銀座インズ/横浜VIVRE
観覧フリー。『Lindas』をお買い上げの方に先着でイベント参加券を配布致します。イベント参加券をお持ちのお客様はミニライブ終了後のサイン会にご参加頂けます。
[対象店舗]
関西HMV13店舗
・ 参加券お持ちの方で会場が定員に達した場合、フリー入場頂けない場合もございます。
・ イベント参加券はなくなり次第終了となります。予めご了承ください。
・ その他詳細は直接店舗までお問い合わせ下さい。 →HMV店舗一覧
※オンラインでご購入のお客様は上記2件とも参加券対象外となります。ご注意くださいませ。
最後に、hayato kaoriさんからHMV ONLINEをご覧の皆さまにメッセージです。
hayato kaoriをもっと知るために
メディア情報ほか最新情報が満載。
かなりマメに更新。彼女の日常や感じたことが綴られています。
世界中の人々が『Lindas』を聴いてくれたら素敵です。
今、何が本当の“旬”なのか?HMV独自の視点で注目アーティストをピックアップ。 9-10月はhayato kaoriをフィーチャー。
ブラジル最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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ファーストアルバム
hayato kaoriさんもお気に入り
『Lindas』参加の2人によるコラボアルバム
輸入盤
Pagina Central
Marcos Valle / Celso Fonseca
価格(税込) :
¥4,840
会員価格(税込) :
¥4,453
通常ご注文後 2-7日 以内に入荷予定
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M-2は『Lindas』のラストにも収録されています
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『Lindas』参加アーティスト 及び関連作
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輸入盤 Comment Te Dire Adieuさよならを教えて
Francoise Hardy (フランソワーズ・アルディ)
価格(税込) : ¥1,980
会員価格(税込) : ¥1,723発売日:1997年01月31日
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