『おくりびと』 地上波初!!
2009年9月24日 (木)
おくりびと:視聴率21.7% シルバーウイーク特番でトップ!
9/21日午後9時にて、TBS系で放送された『おくりびと』。視聴率は21.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という、シルバーウィーク特番で最高の視聴率を記録しました!!
この作品は、今年の第81回アカデミー賞で『おくりびと』が外国映画賞を獲得し、世界的栄誉あるオスカーの外国語映画部門での日本映画の受賞は、1956年に正式に外国語映画賞となってからはじつに54年ぶり、初の快挙となり大いに話題になりました!!オスカー以外にも、モントリオール世界映画祭のグランプリ、第32回日本アカデミー賞と名だたる映画賞を獲得。まさに世界が認めた日本を代表する秀作です。
◆日本映画のアカデミー賞受賞作品は?
日本映画としては、03年の『千と千尋の神隠し』(長編アニメーション映画賞)以来となるアカデミー賞。外国語映画賞は、名誉賞と呼ばれていた時代の1955年『宮本武蔵』(稲垣浩監督)以来、54年ぶり。翌56年に外国語映画賞となってからは、黒澤明監督の『デルス・ウザーラ』が獲得(ただし、日本映画としてではなくソ連映画として受賞)。
◆稲垣浩 宮本武蔵 DVD-BOX
◆黒澤明 デルス ウザーラ モスフィルム
: ロシア映画コレクション
STORY
チェロ奏者の夢を絶たれた主人公・大悟(本木雅弘)が、妻の美香(広末涼子)を連れて故郷の山形に戻り、求人広告で見つけた仕事。「旅のお手伝い。NKエージェント」というキャッチフレーズのその会社の仕事とは、遺体を棺に納める納棺師の仕事だった。社長(山崎努)の下でアシスタントとして働くことになった大悟。“納棺師”という職業に、周囲からは冷たい目で蔑まれ、妻には去られ、何度か挫折しそうになりつつ、納棺師の仕事に携わっていくうちに、避けて通れない、誰もに訪れる「死の最後の場面に立ち会うことの大切さ、素晴らしさに気付き、プライドを取り戻しながら、人間的にも成長してゆく姿を描く。
本木雅弘がインスパイアされた「納棺夫日記」
◆納棺夫日記/青木新門 (書籍)
ここで映画関連商品としてご紹介したいのは、主人公を演じた本木雅弘が深い感銘を受けたという一冊の本。27歳の頃にこの本を読んだことで「納棺師」を演じたいと長年あたためていた思いが「おくりびと」によって実現。著者自身が、求人広告で冠婚葬祭会社に就職し、専務取締役をへて監査役を務める現役納棺師。映画でのエピソードがこの著書にも登場します。「恐怖」する一方で、浄化されるうな「神聖」視の表裏一体の人間の心理が、映画とはまた少し違った温度間感でしみじみと考えさせられます。
STUFF&CAST
監督:滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
音楽:久石譲/
主題歌:AI 「おくりびと」
出演:本木雅弘/広末涼子/余貴美子、吉行和子/笹野高史/山ア努
サウンドトラック
音楽は、ジブリでおなじみ久石譲
サウンドトラックを手がけるのは、『崖の上のポニョ』はじめ、ジブリ・サントラでおなじみの久石譲。
この作品の主人公がオーケストラのチェロ奏者が、故郷の山形に帰り、やがて未知の職業である「納棺師」を通して、人間の生と死について考えるという、深く重いテーマを、物語の舞台である山形県庄内平野の名峰・月山を背景に、日本情緒溢れる四季の移ろいとともに、久石のやさしく、そしてどこか厭世的な不思議な空気感で、日本人の死生観を美しいスコアで表現しています。
主人公のチェロ奏者という設定によって、サントラのチェリストには古川展生という名手を起用、NHK大河ドラマの音楽でもおなじみのNHK交響楽団や東京都交響楽団の首席陣ら12人の先鋭チェロ奏者によるアンサンブルチェロを中心にメイン・テーマや劇中BGMを演奏。チェロのみの弦楽アンサンブルを編成するというのは、構成によってはチェロ特有の低音が重くなりがちなため、より作曲に工夫と技術を要する至難の業。久石譲は、そんなチェロの特性を吟味し注意をはらいつつも、できるだけ主人公がチェリストであったという物語設定によりリアル感を表現するために、このチェロのみのアンサンブルという楽曲編成を選んだといいます。映画のなかの人間の『死』を見つめるさまざまな人々の「せつなさ」「愛」「さびしみ」などを、様々な感情が混在する言葉にならない心の機微に深く共鳴することでしょう。
もうすでに作品をご覧になられた方も、そしてこれからご覧になられる方も、ジブリ作品とはまた違った久石譲の音の世界にも耳を傾けながら、世界が認めたこの「おくりびと」、ぜひご鑑賞下さい!!
◆久石譲 in 武道館 〜宮崎アニメと共に歩んだ25年間〜DVD/Blu-ray Disc
2008年8月、武道館で行われた『崖の上のポニョ』公開記念ライブ。公演終了後、そしてNHK放送後、DVD化を望む声が殺到した感動の“ジブリ音楽の祭典”模様を収録。200名のオーケストラと800人の合唱団、160人のマーチング・バンドや豪華歌手らによる、歴代ジブリ音楽を、ライブオーケストラで聴くHISAISHIジブリ・スペクタクルに思わず鳥肌&感涙。また、NHKでは放送されなかった未放送シーンも収録されています。
出演:新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ/栗友会合唱団/東京少年少女合唱隊/藤岡藤巻と大橋のぞみ/林正子/平原綾香/麻衣/京華女子中学高等学校マーチングバンド部/中央区日本橋中学校吹奏楽部/川崎市立橘高等学校吹奏楽部/川崎市立高津高等学校吹奏楽部
【関連リンク】
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
サウンドトラック
おくりびと オリジナル・サウンドトラック
価格(税込) :
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