LOUDインタビュー: AYUSE KOZUE
Wednesday, September 15th 2010
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ソングライティングからアレンジ、DTMまでを自ら手がけ、マルチな才能を発揮しているフィメール・シンガーソングライター、AYUSE KOZUE。
R&Bをルーツに持つ彼女は、クラブミュージック・シーンとも密接な関わりを見せている、ポップ・アイコン的存在だ。TOWA TEI、☆Taku Takahashi、STUDIO APARTMENT、ラスマス・フェイバーとのコラボレート経験もあり、ジャンルの枠を越え、クリエイターとしても高い評価を獲得している。
そんなAYUSE KOZUEが、このたび通算9枚目となるニュー・シングル、『Don't let you down』をリリースした。エレクトロニックなプロダクションが光る表題曲と、彼女のオール・セルフプロデュースによるスロー・ナンバー、「material girl」が収録された本作。ポップさあふれる、前向きなメッセージが詰め込まれた一枚となっている。
進化を遂げた彼女のクリエイティヴィティーに迫るべく、AYUSE KOZUE本人に対面インタビューを行った。
ウソっぽくない、聴いたらちょっとだけ元気になるような曲をつくりたかったんです。
- --- LOUDのインタビューには久々の登場なので、まずは近況から聞かせてください。今年1月に発売されたコンピレーション、『House☆Disney』に、AYUSEさんは「ミッキーマウス・マーチ」のカバーで参加していましたが、この曲は大変好評でしたね。
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AYUSE KOZUE: ありがとうございます! 既存の楽曲をアレンジするのは、この時が初めてだったんですよ。『House☆Disney』のお話をいただいた時は、まだ何の曲をやるか決まっていなかったんですけど、いざ「ミッキーマウス・マーチ」ですって言われて、どひゃー!? って感じでした(笑)。原曲が良すぎるから、どうしよう...責任重大だなと思って。いろいろ考えた結果、聴きやすいメロディーラインや、わかりやすいストリングス・アレンジを入れて、“乙女ハウス”っぽくするのはちょっと違うなと思ったので、オリジナル楽曲の元気でピースな空気感を意識してアレンジしました。口笛を入れたことで、愉快な感じが出せたと思いますね。
- --- AYUSEさんが、四つ打ちのプロダクションに挑戦しているのは、とても新鮮でした。
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AYUSE KOZUE: それまでは、PCのソフト音源だけで曲づくりをしていたんですけど、ちょうど「ミッキーマウス・マーチ」を制作する少し前あたりにKORGのシンセをゲットして、外付けの音源を使うようになったんです。それもあって、いわゆるシンセっぽい音色が「ミッキーマウス・マーチ」以降から増えていきました。その後に出した限定盤シングル、「Apple pie」もその流れを汲んでいるんですよ。
- --- このたびリリースされたニュー・シングル、『Don't let you down』でも、エレクトロニックな音色が印象的ですが、この一枚にもそういった制作環境の変化が影響しているんでしょうか?
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AYUSE KOZUE: シンセっぽい音が前面に出ているのは、たしかにその影響かもしれませんね。表題曲「Don't let you down」では、So' FlyのGiorgio Cancemiさんとコラボレートしています。今までの楽曲制作では、まず私がアレンジや歌を含めた下書きをつくって、そこから誰と一緒にコラボレートしようか考えていたんですけど、今回はゼロからの共作に初めて挑戦したんですよ。
- --- Giorgioさんとの制作で、新たに発見したことはありますか?
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AYUSE KOZUE: Giorgioさんは本当に幅広いスタイルを持っている方で、コーラスみたいな声の部分も加工して、一つのパーツとして考えるタイプなんですよ。私はどちらかと言うと、ボーカルを独立させるやり方をとっていたので、それはとても新鮮でした。ボーカル録りも、Giorgioさんディレクションのもと行ったんですけど、新しい引き出しや歌い方を提案してもらって広がりが出せたので、とても良い経験になりましたね。
- --- 「Don't let you down」には、どんなメッセージを込めましたか?
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AYUSE KOZUE: この曲は、みんなへの応援ソングなんです。でも、一般によくある応援ソングって、精神論を語っていたりして、押し付けがましいな...そんなに上手くいかないのにな...って、聴いていてウソっぽいなと思うことが多々あって。だから私は、ウソっぽくない、聴いたらちょっとだけ元気になるような曲をつくりたかったんです。ほんのり元気になるぐらいな感じですね(笑)。
- --- 一方、カップリングの「material girl」では、日常の普遍的な出来事をつづっていますね。
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AYUSE KOZUE: この曲に登場する女の子は、いわゆる“型にはまっていっちゃうタイプ”なんですよ。例えば、“このバッグは流行っているから、絶対持ってないといけない”とか、“○○っていうブランドの服が無いとイケてない”とか(笑)。音楽に関しても、“なんでコレを買うの!? 買わされちゃってない?”って思うようなものを買っちゃう。私は、それで本当に幸せなのかな? って考えちゃうんですよ。「material girl」には、そんなメッセージを込めました。と言いつつ、がっつりアンチテーゼを示したっていうわけではなく、“女の子だから、オシャレもしたいよね”っていう気持ちも込めているので、いろんな矛盾も表れている曲ですね(笑)。
- --- なるほど(笑)。それが、女の子のリアリティーなのかもしれませんね。 ところで、最近はAYUSEさんオール・セルフプロデュースの楽曲が、だいぶ増えてきましたよね。
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AYUSE KOZUE: デビュー前は、全部一人でやらざるを得ない環境だったけど、デビューしてからは、いろんな方と一緒に制作させていただいて、楽曲自体がどんどん成長していくのをすごく感じました。そういう経験を経て、今はまた自分一人での曲づくりに立ち返ったところですね。もちろん今後も、タイミングが合えば他のアーティストさんとコラボレーションしたいと思っています。
- --- AYUSEさんのオフィシャルYouTube(www.youtube.com/AYUSEKOZUETV)では、実際の制作風景を紹介した映像、『Do It Yourself』が公開されていますね。これを見て、AYUSEさんは直感的に曲づくりをしているんだなと思いました。
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AYUSE KOZUE: 全部まぐれです(笑)。曲によって、ビートからつくり始めたり、なんとなくコードだけあるところからスタートしたり、歌詞やメロディーが強烈で、それに合わせてトラックをつくっていったりと、制作過程は様々なんです。偶発的にでき上がる感じなんですよね。
- --- 11月にはセカンド・アルバムのリリースも控えているそうですが、そちらの制作は順調ですか?
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AYUSE KOZUE: 相当いい感じの作品になると思います(笑)。その中でも、SONPUBと一緒にやっている曲が最高の出来になりそうです! 早くみなさんに聴いてもらいたいですね〜。前作とは異なる新しい切り口にチャレンジしているので、アルバムも楽しみにしていてください。
現在、AYUSE KOZUEのオフィシャルMySpaceにて、「Don't let you down」のリミックス・コンテストを開催中。
詳細は下記サイトをチェック!
http://www.myspace.com/ayusekozueremix
- 新譜Don't let you down / AYUSE KOZUE
- AYUSE KOZUEの新曲はポジティブソング!作詞、作曲、アレンジからプロデュースまでをセルフクリエイトするAYUSE KOZUE。これまで比較的に恋愛ソングが多かった彼女ですが、今回はAYUSE KOZUEと同世代を中心に大きな支持を得られることが期待できるポジティブなメッセージソング。日々仕事のルーティンワークや学生生活の中で忘れてしまった何かを再び取り戻して、ちょっと前向きな気分になれる、今の時代に相応しい楽曲です。
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- Don't let you down
AYUSE KOZUE - 2009年9月16日発売

作詞、作曲、アレンジ、プログラミングまでクリエイトしてしまうD.I.Y.スピリット溢れる新世代シンガーソングライター。R&B、HIP HOP、HOUSEをはじめ、さまざまなストリートミュージックの影響を受け、高校、大学の音楽専攻科目で出会ったDTM(デスクトップミュージック=コンピューターで作曲すること)の授業をきっかけに創作活動を始める。2006年のデビューからクリエイティブディレクターTOWA TEI氏のバックアップを受けコンスタントに良質な作品を発表し、ジャンルやカテゴリーにとらわれないオリジナリティ溢れるダンスミュージック/ポップスを表現し、オルタナティヴポップスとも呼べる新世代の音楽世界を構築している。また、SEAMO 「Honey Honey feat. AYUSE KOZUE 」やジャパニーズHIP HOPのオリジネーター、TWIGYの楽曲へ参加「OOO BABY feat. AYUSE KOZUE」、SONPUBのアルバム楽曲に参加、また2009年1月28日にリリースされるディズニーの名曲をHOUSEでカバーしたコンピレーションアルバム「HOUSE OF DISNEY」では、MICKEY MOUSE MARCHのセルフプロデュースカバーを楽曲提供するなど、ポップスからコアなダンスミュージックまで縦横無尽に活動の幅を広げつその一方で、カルチャー誌やファッション誌を中心にモデルとしても活躍。音楽、ビジュアルともに、そのD.I.Y.スピリット溢れるリアルな音楽スタイルが、同姓、同世代をはじめ、各方面から大きな支持を集めている、注目のクリエーター。
<MySpaceプロフィールより>
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