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トム・モレロ スペシャル・インタビュー

2009年7月3日 (金)

interview

Street Sweeper Social Club

RATMのTom Morello の最新プロジェクトStreet Sweeper Social Club が始動!!

---  まず、今回のプロジェクトが始動したきっかけを教えてください。いつ頃からブーツ・ライリーと一緒に音楽を作りたいと思ったのでしょう? また彼との出会いのきっかけは?

ブーツ・ライリーとは2003年以来の知り合いなんだ。この5年間に僕らはたくさんのショーを一緒にやってきた。彼はナイトウォッチマンのツアーでオープニングをやったし、一緒にたくさんのベネフィット・コンサートをやったり抗議行動をやったりしてきた仲なんだよ。そうしてつき合っている間に、彼がいかに素晴らしい作詞家(リリシスト)でいかに魅力的な男かということに気づいたのさ。で、オーディオスレイヴが2,3年前に解散したとき、二人でミーティングをして、彼にとても断り切れないようなオファーをしたんだ。どうだい、一緒にバンドでやらないか? バンド名はストリート・スウィーパー・ソシアル・クラブっていって、それは革命的なパーティ・ジャムになるはずだよ、ってね。そして、彼に曲の入ったカセット・テープを渡して、歌詞を書き始めるように言ったんだ。だから、僕らがバンドとして直面した最大の挑戦は、彼が実際音楽を聞くためにカセット・テープをプレイする手段を見つけ出さなくてはならなかった、ってことなんだよ(笑)。

--- ユニット名、ストリート・スウィーパー・ソシアル・クラブの由来は?

「ストリート・スウィーパー」っていうのがブーツ・ライリーのグループ、ザ・クープの歌にあるんだ。ストリート・スウィーパーというのは実際、オートマチックの武器の名前でね、ショットガン・サイズの砲弾を撃つマシンガンなんだ。つまり、僕たちの音楽は武器である、という発想さ。そして、僕たちはバンドである以上にみんなに開かれた社交クラブでもある。君たちもぜひ参加してもらいたいね。大いに歓迎するよ。

--- アルバム制作はいつ頃からスタートしたのでしょう? レコーディングにはどれくらいの期間をかけて、ブーツ・ライリーとはどういうプロセス(やりとり)を経て完成したのでしょうか?

最初のミーティングがオーディオスレイヴの解散したすぐあとで、そこからスタートしているから2年前になるね。だから、過去1,2年の間にブーツは時間を見つけては歌の歌詞を書き、その後僕たちはスタントン・ムーアと一緒に集中的な仕事に入ったんだ。彼はギャラクティックのドラマーで素晴らしいニューオリンズのミュージシャンでね、ハリケーン・カトリーナ関連の仕事を一緒にやって仲良くなったんだ。だから、彼にアルバムでプレイしてもらったのさ。信じがたいことに、実際のスタジオでのリハーサルは、ブーツとスタントンと一緒にスタジオに入って2日しかかからなかったよ。僕はアルバムではベースとギターをプレイしてるんだけど、ギターはどんなふうになるか、ベースはどうやるか、ってことに関してはかなりいいアイデアが頭の中に出来上がっていたからね。ブーツは歌詞をもう書いていたし、スタントンは素晴らしいドラマーだから、僕たちはスタジオに入って2,3週間でベーシック・トラックをレコーディングし、それから6ヶ月の間にナイトウォッチマンやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやザ・クープなんかの活動の合間を縫ってアルバムのレコーディングを進めたというわけだよ。曲作りに関しては、僕が音楽をすべて書き、ブーツが歌詞を書き、3人でリハーサルをして仕上げたんだ。

--- アルバム制作にあたり、ブーツ・ライリーやスタントン・ムーアなど他アーティストに課したことはありますか。

いや、彼ら二人に望んだのは自分らしくやってほしいってことだけだよ。ブーツはプロセスの最初の頃に電話してきて「オレに何をやってほしい? 歌詞の面やボーカルの面でどういうアプローチをしてほしい?」って言うから、そのままでやってくれって言ったんだ。彼は素晴らしい作詞家で、彼の歌詞はすごくユーモアがあって、しかも怒りに満ちているし、きわめて知的で賢いだけじゃなく、キャッチーでもある。だから、彼がありのままにやってくれるだけで、この音楽のコンテクストにピッタリのはずだってわかっていたからね。

--- アルバム制作にあたり、自分自身に課したことはありますか。

僕としてはこれをすごくハードなレコード、ヘヴィなレコードにしたかったんだ。しかも、ものすごくディープでファンキーなレコードにね。だから、間違いなくこれは長い間に僕が関係したもっともハードな音楽だと思う。僕にとってはすごくエキサイティングなことだよ。もちろんナイトウォッチマンみたいなアコースティックものをやるのは大好きなんだけど、ただひたすらエレクトリック・ギターをプレイして、バラードの全然入っていないアルバムを作るっていうのはすごくエキサイティングなんだ。

--- 今回のあなたのギターは怒りの感情をそのままぶつけたようなファンキーでエモーショナルなギター・リフが印象的ですが、弾くに当たってこだわったことは?

このレコードを作るに当たっては、むしろすごく自由な気分でいたよ。ギターとベースの両方を弾いて、アルバムをプロデュースするっていう作業を存分に楽しんだね。自分の求めているサウンドに直進した、って感じなんだ。実際このアルバムでは今までのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやオーディオスレイヴのレコードで使っていたギターは一切使っていない。今回はすごくいいレスポール・スタンダードを使った。フランケンシュタインみたいにいろんなものをメチャクチャにくっつけ合わせたみたいなギターじゃなくて、すごくいいギターを初めて使ってみたわけだよ。このアルバムを作るのはとても楽しかったね。全プロセスが僕とブーツの間にある友愛精神を反映しているし、なにしろアルバムが目指しているのが革命的なパーティ・ジャムなわけだからね! こだわったこと? そうだな、始めから終わりまで一貫してロックした、一貫してファンキーなものにすることだったね。

profile

元レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロが新たなパートナ、ブーツ・ライリーとともに立ち上げた最新プロジェクト。
ドラムにギャランティックのスタントン・ムーアを迎え、そのしなやかで強靭、爆裂すファンクネスを手にしたトムは、レイジ時代を彷彿とさせるハード・エッジなギター・リフが完全復活。ブーツ・ライリーの扇情的なライムとトムのギター・ワーク、スタントン・ムーアの強靭なファンクネスとが渾然一体となり迫ってくる、ファン待望の作品となった。
最も信頼されるミュージシャンによる最強のストリート・ミュージック!それがストリート・スウィーパー・ソシアル・クラブだ!!