HMVインタビュー：DJ HIROKI

このコンセプトを考えたのは2008年の10月くらいでしたね。CHARLIEってR&Bのシーンで一つのブームを作ったじゃないですか。 音自体は今っぽくないですし新しいことをやっているわけじゃないんですけど、どこか斬新というか。 誰もやっていなかったっていうのはありますけど、美メロを流行らせたいっていう思いが一番強かったですね。

聴いていただければ分かると思いますが、DOUBLE TOPの音源はどれも曲調が似ているじゃないですか。 聴いていて飽きないようにMIX全体の構成に気をつけました。 序盤はキャッチーで分かりやすい曲を使い、中盤から後半にかけてHOUSE調の曲で上げて、ラストにスローで締めました。

基本的に哀愁系のメロディが好きなんで（笑）。日本人が好きそうなメロディに仕上げたいといつも思っています。

一番の理想は全く違和感の無いMIXですね。やっぱりそこは常に気を遣う部分ですしとにかくこだわりたい。 MIX CD全体を通して一つの曲に聞こえちゃうみたいな。違う曲を使うから中々難しいですけどね（笑）。 あとはいかに繋ぐポイントを見極めるか。同じ曲を使っても違うDJがMIXすれば全く違う展開になりますし、そこはDJの腕の見せ所だと思いますし醍醐味だとも思います。 極端な話、MIXされていなくても音の出し方に違和感がなければMIXとして成り立っていると思います。 個人的な理想はMUROさんですね。MUROさんに憧れてDJを始めましたがやっぱり今聞いてもMUROさんのMIXは凄いと思います。

最初はHIP HOPから入りました。それからFREE SOUL、DANCE CLASSICなどを聴くようになりました。 R&Bを聴くきっかけになったのはURBAN SPECIESの「SPRITUAL LOVE」ですね。あとSWVの「RIGHT HERE」は衝撃でした。

やっぱり90年代のR&Bが今の自分の基礎になっています。 今のシーンの第一線で活躍されているDJの方々も90年代のR&Bは特別な存在だと思います。名曲が本当に多く生まれましたからね。

はい、大好きです（笑）。やっぱり美メロ系は好きですね。 プロデューサーで言うと、今は特にSTARGATEが良いです。ちょっと前だったらBLACKSMITH、DARKCHILD、C&J辺りの音が好きでしたね。