hitomi interview 2

ほとんどがそうですね。このアルバムを制作するっていうのがそもそも決まっていて、妊娠がわかって、時期が重なったっていうだけなんですけど…　生まれてからこの間、最後に一曲『VISION〜Don’t Stop The EARTH〜 』っていう曲をレコーディングをして。

『LOVE LIFE2』というアルバムを総括してどう書こうかな、という風には思いながら取り組みました。ただ、あまり決め事をするのではなく、まずは、自分の心の中にある画用紙を真っ白な状態にして、そこで今自分が描きたい色、描きたいモノって何だろうっていうところから始めて作りました。みんながそれぞれ持っているヴィジョンがあって、そのヴィジョンによって地球は変わっていけるんじゃないかなとか、その先にある未来はちょっとはよくなってるかなとか。そんな事を思って作ったんですけど。

そうですね。やっぱり、今があって未来があってという感じだと思うんで。 すごくリアルですよね。最近特に。新型ウィルスや大気汚染、本当に木が減っていたり、温暖化とか、たくさん色んなことが言われてるじゃないですか。でも、普通に生活してると、「夏ちょっと暑くなったなー」とかは感じても、実感というのはあまり感じられなかったんですけど、だんだんそういうことがリアルになってきてるかなーとか。やっぱり、子供を持った今、自分達が今できることは何だろうってちょっと考えちゃいますね。

どうでしょう？。私は妊婦期間がすごく楽しかったので。助産院で出産だったんですが、よく歩けって言われて、ひたすら都内を会社まで歩いたりとか。楽しみながら生活をしていたので、レコーディングとかも楽しかったし、お腹の中に生命が宿っているっていうのはあんまりしょっちゅうある事ではないから充実してました。

特に体調が悪くなっちゃったりする事はなかったですね。

SUGARCULTの曲は、実は随分前の曲なんです。前にレコーディングもしていた曲なんです。『TRAVELER』の時の楽曲ですね。その時はいろいろあってで収録できなかったんです。この『MEMORY』って曲は。今のディレクターがSUGARCULTの人と知り合いで、そういえばあの曲どうなったって話になって、許可がおりたんです。私もお蔵入りになっちゃうと思ってたんですけど。

うーん。子供のことだけじゃないです。もちろん子供とか家族とか、そういった身近な人たちが大事ですけど、日々関わっていく人たち全てを大事に思えるんで。例えばファンの人たちもそうですし。 傲慢かもしれないですけど、人に対してこうあって欲しいなというのがものすごい強い人間なんで、人と関わるのは毎日楽しみだし、当然がっかりする事もあるし、だけど、やっぱり誰かと関わる事が幸せであり、楽しくあり、生きてる意味に感じるので、特定の人だけではないですね。