ウィルコ最新アルバム 『Wilco(The Album)』
2009年5月29日 (金)
通算7作目にして、初めて自らのバンド名を冠したニュー・アルバム『Wilco(The Album)』をリリースするウィルコ。ネット上で新曲のライヴ・テイクがリークされたことを受け、オフィシャル・サイトでいち早く新作の全曲試聴をスタートに踏み切り、ファンを喜ばせていました。注目は、「1234」が世界的ヒットとなったカナダの女性シンガー・ソングライター、ファイストと、フロントマンのジェフ・トゥイーディーとのデュエット曲「You and I」。昨年2月の第50回グラミー賞授賞式で初めて顔を合わせ、意気投合したという両者。シンプルなメロディに乗せた歌声がリフレインする、愛らしいフォーキー・バラードに仕上がっている。 また、ウィルコによるウディ・ガスリーのカヴァー曲「The Jolly Banker」(オフィシャル・サイトのみで無料配信中。未CD化)にも、ファイストがパーカッションで参加している。
プロデュース/ミックスは、前作『Sky Blue Sky』や、『Summerteeth』、『Being There』でミックスを手掛けていた旧知のジム・スコットが担当。”Wilco、Wilco、Wilco will love you、baby”と自ら謳うバンドの新テーマ曲(?)「Wilco、The Song」、「Summerteeth」のようなポップ・ロック粒子をギラつかせる「You Never Know」、ジェフお得意の儚げなポップ・チューン「One Wing」、ジョージ・ハリスン・テイストのシュアで甘いスライド・ギターが切り込む現代カントリー・ロック大本命チューン「Sunny Feeling」、ジェフ自ら”バッハmeetsイエス”と語る壮大なメロウ・バラード「Deeper Down」、自身のガールフレンドを自らの手で殺めてしまった男の混沌を歌った長尺ジャム「Bull Black Nova」など、前作『Sky Blue Sky』以上に、ジェフのソングライターとしての懐の広さ、さらには、バンド・アンサンブルの充実を雄弁に語る1枚となった新作『Wilco(The Album)』。
新作を引っさげて、バンドは、5月からサマー・ツアーをスタート。デトロイトの「10,000 Lakes Festival」、スウェーデンの「Way Out West Festival」、イギリスの「Green Man Festival」といった世界各国のフェスに参戦しながら、8月28日まで30公演以上に及ぶロードに出る模様。2003年の初来日以来、日本の地を踏んでいないウィルコ。国内の各ファン・サイトでは、2度目の来日を切望するスレッドが多数挙がる中・・・果たして、6年ぶりの来日、初のワンマン来日公演なるか?やや淡い期待を胸に、突如の”朗報”を待ちたいところ。
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| ウィルコ・プロフィール |
シカゴ、イリノイ州出身のオルタナティヴ・カントリー・バンド:アンクル・テュペロ解散後に結成されたウィルコ。フロントマンのジェフ・トゥイーディー(vo,g)を中心として、1995年のデビュー以降、商業主義に走ることなく、アーティスティックなロック・バンドとしての信念を保ちながら活動するその姿勢は、多くのアーティストからも支持されている。メジャー・レーベルを離れ、ノンサッチ移籍第1弾作品として大きな話題となったアルバム『Yankee Hotel Foxtrot』(2002年)、第47回グラミー賞最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバムを受賞した 『A Ghost is Born』(2004年)、そして、前作『Sky Blue Sky』(2007年)に続く最新作が本作『Wilco(The Album)』である。『A Ghost is Born』は、ジム・オルークとの共同プロデュースの元、彼らのより広い音楽性を証明する多彩なサウンドと楽曲が満載され、同年のベスト・アルバムの1枚に数えられる秀作となり、商業的にも、全米・全英アルバム・チャートでそれぞれトップ10デビューを果たすという大きな成功を収めた。飛躍的に知名度をアップさせたバンドは、『Sky Blue Sky』で、全米アルバム・チャート初登場4位を記録し、押しも押されぬアメリカン・ロック・バンドの代表的存在となった。2001年には、彼らが出演した映画「チェルシー・ホテル」(俳優イーサン・ホーク監督、その妻:ユマ・サーマン主演の話題作)も日本公開され、広く話題を集めた。2003年2月、幕張メッセで行なわれた真冬のロック・フェスティバル“マジック・ロック・アウト”で初来日を果たし、ファンの熱狂的な歓迎を受けた。
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