2009年10月15日 (木)
2009年4月7日(火)ロンドンにて、英アップル社(Apple Corps Ltd.)と英EMIミュージックは、ザ・ビートルズのオリジナル・アルバム全12枚と、『マジカル・ミステリー・ツアー』、そして今回1タイトルにまとめられた編集盤の『パスト・マスターズvol.1』と『同Vol.2』の計14タイトル(16枚)が、1987年の初CD化以来、初めてデジタル・リマスターされ、2009年9月9日に世界同時発売!
21世紀に最高の音質でよみがえるザ・ビートルズ!
【全オリジナル・アルバム、CD化以来初のデジタル・リマスター!初期のアルバム4作品が初ステレオCD化】
リマスターはロンドンにあるEMIのアビイ・ロード・スタジオでエンジニアのチームが、4年がかりで行い、最も原音に近いサウンドを実現しました。
CDはいずれもオリジナルUK盤を模したジャケットに包まれ、オリジナルのライナーノーツと 解説、そしてレアな写真を収めたブックレット付。又、『パスト・マスターズ』以外の 作品は、それぞれのアルバムに関するミニ・ドキュメンタリーをクイックタイムのファイル(CDエキストラ)で収録されます。
さらに、ビートルズの初期のアルバム4枚が、全曲ステレオでCD化されるのは今回が初となります!
【ボックス・セットも登場!】
上記14タイトルのステレオ盤は、ドキュメンタリーを収めたDVDつきでボックス・セットとしても発売されます!
【コレクターのためのモノラル・ボックス・セットも発売】 ※モノラル・ボックス・セットは完売しました
モノラルのリリース用にミックスされたビートルズのレコーディングを集大成した「The Beatles in Mono」も!オリジナル・モノ・ミックスのアルバム10枚と、2枚組の「モノ・マスターズ」(ステレオ盤の「パスト・マスターズ」に対応したアルバム未収録集)で構成され、「ヘルプ!」と「ラバー・ソウル」には未CD化だった1965年版のオリジナル・ステレオ・ミックスもボーナスとして収録されます。
「ステレオ」ボックスセットはDVD付き!「モノ」ボックスセットは初回生産限定!
ステレオ盤12タイトルと『MAGICAL MYSTERY TOUR』、『PAST MASTERS』の14タイトル、トータル16枚に、それぞれのCDにボーナス映像として収録されたミニ・ドキュメンタリー映像を1枚にまとめたDVDがセットとなったボックス・セット。
※国内盤ボーナスDVDは日本語字幕つき。輸入盤ボーナスDVDには字幕がつきません。

オリジナル・モノ・ミックスのアルバム10タイトルと2枚組『モノ・マスターズ』の11タイトル、13枚入りのボックス・セット。『Help!』、『Rubber Soul』、『Revolver』、『Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band』、『Magical Mystery Tour』、『The Beatles (White Album)』はモノ・ヴァージョン初CD化!さらに『Help!』、『Rubber Soul』は1965年当時のオリジナル・ステレオ・ミックスも収録。 アートワークはオリジナルLPを忠実に再現した紙ジャケット仕様。
※MONOボックスはCD、ジャケット、外箱のすべてが日本でプレスされヨーロッパ経由で世界中に流通するため海外プレスされたものはございません。

オリジナル・アルバム14タイトル + 『Past Masters 1 & 2 』
<初回生産限定盤>
● CD-EXTRA:それぞれのアルバムにまつわるレア映像、未発表映像、スタジオでの会話等から構成された5分間映像を収録。(通常盤はCD-EXTRAなし)
● 初回限定スペシャル・パッケージ(なくなり次第シンプルなケースに切り替わります)
<価格>
● 国内盤:2600円(税込み) ※2枚組みの2タイトルは3700円(税込み)
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『Hard Day's Night -ビートルズがやってくるヤア! ヤア!ヤア! 』      輸入盤      国内盤
初期ビートルズの魅力の全てが詰まった、全曲オリジナルによる初期の集大成的アルバム。これが同名映画(邦題は「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」)の撮影と同時にレコーディングされたというから驚異的。音楽的にはマイナー・コード使用による泣きのメロとメジャー・コード部分との対比が見事な曲が多く、彼らのソング・ライティングの技が早くもひとつの頂点に達していることに注目。名曲M1M7は勿論、M3,M13の美しいハーモニー、M8 Aメロ(=サビ!)のジョンのシャウトなど、聴き所がいっぱい。
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『Rubber Soul』      輸入盤      国内盤
"陽気なファブ・フォー"といったそれまでのビートルズのイメージを打ち破り、アーティスティックな地平を目指した彼らの意欲を感じる優れた一枚。切なくなるようなラブ・ソングが多く収録されたアルバムでもあり、特にジョン作のM2、9は胸に響くスロー・ナンバー。シュールで物悲しいM4、間奏でバロック風に細工したジョージ・マーティンの弾くピアノが美しい、郷愁をそそるM11、ポールの名バラードM7、刺激を与えたバーズからの逆影響、12弦ギター使用のフレーズが印象的なジョージ作M13などなど。来るべきサイケ時代を予見するジャケも秀逸。
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『Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band』      輸入盤      国内盤
ライヴ活動を停止しスタジオ・ワークでの実験に没頭できるようになったビートルズが1967年に作り上げたトータル・アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。この作品はサマー・オブ・ラヴを象徴するサイケデリックな作品、ロック史上初のコンセプト・アルバムとしても有名で、ジャケット、サウンド・プロダクトを含め、同時代の多くのアーティストに影響を与えた。特にローリング・ストーンズの『ザ・サタニック・マジェスティーズ・リクエスト』はこの作品に対抗して作られてものとしては最も有名。
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『Magical Mystery Tour』           輸入盤      国内盤
テレビ映画「マジカル・ミステリー・ツアー」のサントラというよりも、どのオリジナル・アルバムにも負けない程、完成度の高い曲が詰まった好作品として紹介したい一枚。M1〜6はサントラとして使用された曲で、残りは当時のヒット・シングル集となっている。どの曲も当時としては最高のスタジオ・ワークを駆使して作られているが、不思議な雰囲気のM6や、ジョン作M8、ポールのM9は特筆すべき名曲。最強の両A面シングル(M8、9)。M11は史上初の全世界衛星中継で発表された。
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『Past Masters 1 & 2 Past Masters 1 & 2』      輸入盤      国内盤
【Past Masters 1】 :
アルバムからもれたシングル、EPからの音源から構成された本作が、これ程までに優れた作品集になってしまうとは! やはり恐るべしビートルズ。アメリカ、日本でのデビュー曲M6「抱きしめたい」、名曲M4「シー・ラヴズ・ユー」、ファンに人気の高いM7、17、ギター・リフもノリの良いM14「アイ・フィール・ファイン」、ポールには意外と珍しいストレートなR&B調のM15「シーズ・ア・ウーマン」。ヒットしたシングル曲は勿論、どの曲からも全力で曲作りに挑んだ彼らの熱気が伝わってくる。
【Past Masters 2】 :
ビートルズが発表したシングル、EPから集められた名曲の宝箱、パストマスターズの第二集。ギターのリフが強烈なM1、ジョン、ポールの個性が見事に掛け合わされた名競作曲M2、コーラスのユニークなM3、サイケデリックな作風とリンゴのドラミングがカッコイイ名曲M4、ジョンの息子ジュリアンに捧げられたポール作のM7、ジョンのヘヴィな作品M10、アコギの響きと鳥のさえずりが美しいM13、ビートルズのジョーク好きを示すM15と、全曲駄曲ナシ!



