Thursday, March 26th 2009
ネタ切れ感のある今日この頃…
今回は、パンク/ハードコアを一歩推し進めたジャンルでもあるポストハードコア/ロック系の新作からピック・アップしてご紹介したいと思います。

Pele 『Scuttled Bender In A Watery Closet』
インスト・ポストロックのさきがけ、Peleのレア・トラックスを集めた編集盤がリリース!!
今もなお多くのリスペクトを受け、フォロワー・バンドが後を絶えないPele。
バキバキにキメるタフで変則的なドラムとエモーショナルで心地よいギターの音色のコントラストは、まさにハードコアを通過したメンバー達だからこそ!!当時幅広いジャンルの音楽リスナーを魅了しました!
そして本作は、日本のtoeとの今ではプレミアと化しているスプリットの楽曲やコンピ参加曲など、今では入手困難な楽曲がトータル全16曲収録!
本作で改めてPeleの残した偉大な功績を振り返るといたしましょう!
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■■■ポスト・ロック新作情報■■■
今や定番として確立しているポスト・ロック。
ライヴ・パフォーマンスをみれば納得の、元々はハードコア・シーンで活躍していたアーティストが多く在籍していることでも人気です!(もちろんインディ畑出身からダンス界隈のアーティストも多くいますが…)
代表的バンドには上記のPeleの他にCap'n JazzやJoan Of Arc、Her Space Holiday、Tortoise、!!!等など、個性的なメンツばかり。
そういえば最近、Ghost & Vodakaが再結成するとのウワサなんてのも…?
それでは、下記ではハードコア・シーンに近いポスト・ロック系の新作をご紹介いたします。
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Life And Times 『Tragic Boogie』
過去に来日経験もあるex-SHINERのアレン・エプリー率いるLife&Timesの新作!USポストハードコア的なトリッキーなリフを決めるギタープレイにアレンの天性の妖艶な歌声。メロウでアトモスフィックな世界観がたまりません。
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Telefon Tel Aviv 『Immolate Yourself』
3枚目となる今作のテーマはエレクトロ・ポップ!壮大な美メロはそのままに、なつかしのエレクトロ・サウンドやディスコを彷彿させるアレンジでネクスト・レベルのポップスを提示。Charlesのご冥福をお祈りします。
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Patrol Zirconium
Matt Baylesプロデュースの新作。Quicksand,Jawbox等の従来のポストHCとIsis,Minus The Bearなどの現行するニュースタイルヘビーロック/マスロックサウンドを融合させたかのような革新的で斬新なサウンドタイプ!
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From Monument To Masses 『On...』
オークランドのポリティカルポストロックトリオFMTM。前作は9DWのCatuneからのリリースで話題となりましが、マスコア好きにはたまらないHCアティチュード全開のクリエイティブかつインテリジェンス・サウンド!
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Played Tomorrow 『Hold Up Now』
DCハードコア・シーンの中心にいて、その後自身のバンド、Sorts〜Mice Parade、HIM等でも活躍していJoshua Lalueの最新プロジェクト!プロデュース&ミックスにはDischordの重鎮でありBeauty Pillで活動するChad Clarkを起用!!
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Black Dice 『Repo』
アニコレ、Gang Gang Danceと並ぶブルックリン・アヴァン三巨頭の一角、Black Diceの最新作!毒気を含んだエクストリームなユーモアは相も変わらず、しかしながら今回はポップ・センス前作比500%増!!
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Saxon Shore 『It Doesn't Matter』
ペンシルヴァニア出身、繊細かつ凶暴なメロディー/サウンド・センスのンストゥルメンタル・バンド Saxon Shore!前作と同じくDave Fridmanを迎えて制作された本作は史上最高に“ポップ”なアルバムに!
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Jen Wood 『Finds You In Love』
HCリスナーにもファンが多いシアトル在住のシンガー・ソングライター、Jen Woodの新作!長らく待たれていたポスト・ロックの歌姫の帰還であり、多彩なバックアップを受けた新たな挑戦でもあるアルバムとなったそうです。
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Isis 『Wavering Radiant』
ヘヴィロック/ポストロック・シーンにおいて絶対的存在のIsis、遂に最新アルバムが完成!!
制作期間に1年以上を費やしたという新作は、Aaron Turner曰く、ここ数年の「クリーンでエネルギーに欠ける部分があった」というアルバム群に比べ、まさに、かつての強くヘヴィなIsisが帰還したと言ってもいい作品に仕上がっており、何度も何度もデモを作って完成させた、まさにキャリア史上最高のヘヴィ・ロック・アルバム!
もちろん、今回もAaron自身が手掛けるアートワークにも注目!4月には来日決定!
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■■■ポスト・ハードコア/ヘヴィ系 ■■■
最近は、若手のスクリーモ/エモ系のバンドにも多く使われるポスト・ハードコアというジャンル。
こちらも上記と同様に、初期は元々ハードコアやっていた人たちが、次の段階で始めた音楽を指し、Dischordを中心としたDC系や、いわゆるエモコア(エモーショナル・ハードコア)と言われるものが中心で、実際音はハードコアとはまったく似つかないインディ・ロックやエモいポップソングだったりと様々でした…
そんな感じで使われ始めたものの、今ではとりあえずハードコアっぽく激しいのが入ってればOK、みたいなおおざっぱな使い方をされているような気もしますが、結局は音云々というよりも、ハードコア特有のストイックさとアティテュードみたいのが感じられればいいんではないでしょうか!?
ということで、下記ではIsisの新作リリース&来日を記念して、関連のポスト・ハードコア/ヘヴィ系の作品をご紹介します。
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Mastodon 『Crack The Skye』
新作は、プロデューサーにBrendan O'Brienを迎えて制作!末永く愛され続ける作品を目指し制作したというバンドの自信作であり、前々作(クジラジャケ)に匹敵するスルメ・アルバムとなりそう!
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Kylesa 『Static Tensions』
2月のジャパン・ツアーが大好評だった、圧殺ヘヴィネス・バンド、Kylesa新作!メタリックかつスラッシーでありながらクラスティでもあり、その中毒性の高いサウンドでアンダーグラウンドにて熱狂的なファンを獲得中!
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Nadja 『Numbness』
世界最恐の極太サウンドは、モダーン・ギター・ノイズのまさに最突端!シューゲイザーを意識したこのアルバムは、彼らとしては珍しい歌モノ・トラックも多く収録した超レア曲多数!これはズブズブ来ます!!
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Tombs 『Winter Hours』
サイケデリックなハーモニーと、豊潤で内省的なサウンドと、容赦ない攻撃性を融合した憂鬱で孤独感の漂うTombs!ブラック・メタルにも通じる殺伐とした空気とスピード感はマニアにはたまらない!
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Akimbo 『Jersey Shores』
ヘヴィ/ジャンク/ストーナーをブっ放すシアトル出身の3人組、Akimboの通算6枚目の新作。ヘヴィなグルーヴと突っ走る暴走ロッックンロールサウンドで、MotorheadやHigh On Higherなどのファンにもアピール!
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Torche 『Meanderthal』
どこまでもハードかつヘヴィでラウド、そして一発で覚えられるビーチ・ボーイズ的コーラス!ヘヴィさ、タイトさ、ラウドさとポップさが完璧に融合した前代未聞のストーナ・ロック・サウンド!昨年遂に来日を果たしました!!
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Ktl 『4』
ブラック・メタル・ミーツ・エレクトロニカ/アンビエント・ノイズ!Sun O)))の中心人物にして数々の音楽/アート・プロジェクトを並行させる才人Stephen O'Malley率いるKTL。メタル・フリークでもあるJim O'Roukeがプロデュースを担当!
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MONO 『Hymn To The』
初期の荒々しいサウンドから徐々に変化し、ストリングスなどを取り入れながらより美しく、より荘厳なサウンドへと深化してきたMONO。 今回もスティーブ・アルビニによる録音でシカゴでレコーディングされたキャリア史上最高傑作との評判!
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■■■パンク新作情報■■■
目玉はやっぱり5月のGreen DayとNOFX!

Green Day 『21st Century Breakdown』
世界中で最も愛されるパンク・バンド、Green Day待望の新作が遂にリリース決定!! 前作『American Idiot』に続き、今作も3部構成のコンセプト・アルバム!
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NOFX 『Coaster』
先日 ライヴ・ドキュメンタリー『Backstage Passport』がリリースされたばかりですが、その余韻に浸っている間もなくNOFXの通算11枚目のスタジオ・アルバムが登場!
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Pinhead Gunpowder 『Kick Over The Traces』
Green DayのBillieが在籍していることでも有名なイーストベイ・パンク・シーンの生ける伝説Pinhead Gunpowderのベスト!Green Day初期〜中期の極上のイーストベイ・ポップ・パンク!
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Meg & Dia 『Here, Here And Here』
期待の新星Meg & Diaの新作!マイケミなどを手がけた、ハワード・ベンソンを迎えたポップでアグレッシブなロック・サウンドが更にスケールアップした渾身作!
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FM STATIC 『Dear Diary』
すでにメタル・バンドとして活躍してきたThousand Foot ClutchのボーカルのTREVORとドラムのSteveが創造の場を広げるために始めたサイド・プロジェクト、FM STATIC新作!
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This Is A Standoff 『Be Disappointed』
パンク・ロックを独自のスタイルで貫き、アンダーグラウンドのシーンで熱い支持を受けているTIASが再び戻ってきた!よりドラマティックに練り込まれた楽曲は本物の証!
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Riverside 『Newspeak』
前作から2年ぶりとなった今作は、持ち前のポップ・センスにロックの力強さも加味し、よりパワフルになりながらも『どこか切なさを誘う』あのメロディーは健在!
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As Cities Burn 『Hell Or High Water』
ルイジアナ発ポスト・ハードコア・バンドAs Cities Burnの新作!アルバム・プロデュースは自らこなし、ミックスにはPlaceboを手掛けたブラッド・ウッドが参加する今作はさらにアツい!
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Hey Monday 『Hold On Tight』
Fall Out Boyに可愛いがられすぎってくらいにゴヒイキされている噂のHey Monday!紅一点のキャサディー+グッド・ルッキン・ガイズ4人の計5人組でコリャ売れないワケないね。
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Adept 『Another Year Of』
スウェーデンが生んだ次世代スクリーモ・サウンドの雄、Adept!ガツンと刻まれる激しいブレイクダウン&ハードコア譲りのシンガロングパート等々が融合した楽曲!
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Philmont 『Attention』
みんなの心をアゲてきた歴代エモ・パンクをさらに飛び越える次世代バンドが登場!耳が肥えたカレッジ・キッズをも惹きつけ、ついにEMI傘下のフォアフロントからメジャー・デビュー!
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Hope For Home 『Everlasting Man』
ex.I Killed The Prom Quenn、Burning Skies等のメンバ在籍!重圧すぎるリフとブルータルなヴォーカルとデスメタル直系かとおもいきや、時折、スラッシーに突っ走ったり叙情パートがはいったりして、あらゆる展開にヤラれます!
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★次回は、話題沸騰中のEarth Crisis9年ぶりニュー・アルバムを恒例となりつつあるDr.Doomティーチャーがフュチャー!!
おっ楽しみに〜〜♪♪♪
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