C+C MUSIC FACTORYの「DO YOU WANNA GET FUNKY」を聴いてBLACK MUSICの世界へ。
男性R&Bを中心に、NEW JACK SWING、メインストリーム物、インディR&Bが特に好み。
50年後もJOEの「GOOD GILRS」がFAVORITE SONG。
1曲でも多くの曲に出会い、皆で共感したい、そんな人生です。
毎週水曜日、東京MXTV「U・LA・LA」にも出演中。
text by 西崎信太郎(数寄屋橋店 ダンス&ソウル担当)
今月の3枚!
TRE / PLAYFESSIONAL
アトランタを拠点に活動するシンガーTREのアルバム。同郷のラッパーGUCCI MANE等を手がけたCYBER SAPPが全面バックアップ、この見るからにG皿全開のジャケットからは想像もつかない程ソウルフルな内容は正にアンマッチ!パっとBILLY COOKなんかを想像していまいますが、MAXWELLやANTHONY HAMILTONのようなより正統派なスタイル。BONECRUSHERを筆頭に多様なラッパーが参加していますが、このアルバムの大きな魅力の一つはMYAが参加している点!MYAが参加の(3)はいかにも南部産らしいミッドチューン!入手困難盤として有名な1枚。「一部の人がひっそりと聴く」というアングラ盤としてはあまりにもハイクオリティな極上盤!
BENJAMIN / MY REFLECTION
コネチカット州出身の新人シンガーBENJAMIN 。地元コネチカットでのパフォーマンス、地元のアーティストに楽曲を提供と精力的に活動する典型的な地域密着型のローカル産タレント。古き良きCLASSIC SOULを回帰させるミッドの(3)や、ピアノバラードの(12)など、どこか幸福感を漂わせる粒揃いなソウルナンバーの数々は、「初めて楽曲を作ったのが7歳のときの母の日」という心温まるエピソードから感じ取れるBENJAMIN本人の人柄そのものなのかもしれない。奇を衒った楽曲は無く、非常にバランスのとれたイチオシ銀皿!BRANDY、JOE、112、KEYSHIA COLEといったトップアーティスト達のオープニングアクトを務めた経歴有りと、もっと評価されるべき愛おしいソウルの請負人!
LAWRENCE WELTON / R.S.V.P.
2006年リリース、LAWRENCE WELTONのアルバム「R.S.V.P」をレビュー。9歳の頃からギター、ベース、ドラム、キーボードなど、一通りの楽器を習い始め、80年代後期にソニーから「DREAM」という作品を残したSMOKE CITYというグループのアルバムにパーカッションで参加。音楽活動の経歴自体は非常に長く、自らのレーベル「ENSIGHT RECORDS」から念願のアルバムリリースとなったのが本作のデビューアルバム。1曲目からBACK TO THE 80'S、アルバム全体を通して時代を完全に無視したアーバンサウンド!見事にスルーしてしまうであろうインディ産特有のチープなジャケットの作り。しかしながら内容はかなりの美味!これがインディなんです!