本当のSMとは? 『縛師: Bakushi』
2008年11月4日 (火)
縛ることは、抱きしめること。第36回ロッテルダム映画祭正式出品作品
第9回テサロニキ・ドキュメンタリー映画祭正式出品作品
第9回ブエノスアイレス・インディペンデント国際映画祭正式出品作
第11回プチョン・ファンタスティック国際映画祭正式出品作品
第15回レインダンス映画祭正式出品作品
第36回モントリオール国際ニューシネマフェスティバル正式出品作品
Yerba Buena Center for the Arts正式出品作品
第20回エクスグラウンド映画祭正式出品作品
※本作品は、未成年の方の鑑賞には不適切と判断されますので、18才未満はご鑑賞いただけません。
あなたは、本当のSMを知っていますか?
19世紀、嗜虐嗜好であるフランスの小説家、マルキ・ド・サド(『悪徳の栄え』)と被虐嗜好を持つオーストラリアの小説家、ザッヘル・マゾッホ(『毛皮を着たヴィーナス』)の頭文字を取り、"SM"という言葉が生まれた。
当時SMといえば、非日常的隠微な欲望を意味した。SM嗜好のある人間は弾圧され、時には処刑される場合もあった。日本にその文化が息づいたのは、明治から大正、昭和にかけて。画家である伊藤晴雨が、縄で女性を拘束し、時には柱から吊した姿を見ながら書いた"責め絵"の存在。そして数々の小説――。
その後、昭和時代に、被虐と嗜虐の変態行為の愉しみを満足させる雑誌「奇譚クラブ」や「風俗奇談」「裏窓」が発売され、SMの世界は形を変えながらも、徐々に広がっていく。ピンク映画、ロマンポルノ、裏ビデオ、アダルトビデオ、官能劇画、漫画、小説、イラスト――。
密かな趣味を確実に、満足させてきた文化。
しかし現代の日本では、SMは変態行為としてのプレイから"精神論"へと変化し、一般的に使用されるまでに至り、"身近な言葉"として存在している。しかし、あなたは本当に、S&Mを理解しているのであろうか?SMは、ただの"嗜虐"と"被虐"という二極化したものではない。ここに、SMの本当の答えが提示されている。
アブノーマルで、純粋な、愛のかたち
静寂でぴんと張り詰めた空気の中に響き渡るのは、縄のきしむ音と、息づかい、徐々に漏れ聞こえるモデルの声・・・。モデルたちの声に反応して、縛師は縛り方を変え、モデルの反応を伺う。モデルは縛師の縄に呼応するように、艶やかな表情へと変化していく。
"エクスタシーとは、死に向かうこと"。縛られているモデルは、快楽のためならば殺されてもいいとまで考えてしまう。それは、"死"に向かうからこそ知る"生"を感じるからだ。モデルが考える一番快楽を得られる方法を縛師は見つめ続け、誘う。モデルたちの苦悩の顔から時折見せる、艶やかで官能的な表情。縄が解かれた時の寂しさ。
「縛られることで、自分を解放できる」「縛りとは、癒しなのかもしれない」彼女たちは全てを縛師に委ねるからこそ、最高の快楽を得ることが出来る。縛師は今日も、優しく抱きしめるように、縄を縛り続ける。
「S&Mの真実を、真正面から捉えたい」 男女間の関係性を描き続けてきた廣木隆一、初のドキュメンタリー。
"緊縛"という、日本独特の文化に焦点を当てたのは、『M』『ヴァイヴレータ』など、女性の心理を鋭く描いてきた廣木隆一。廣木監督は、初のドキュメンタリーとなる本作で、今もなお第一線で活躍する、濡木痴夢男、雪村春樹、有末剛という3人の縛師と、彼らが厳選したモデルの間で行われている"対話"を真正面から誠実に見つめ続けた。
そして、縛っていくにつれ、S=サディズムとM=マゾヒズムという従来の意味が見事に転倒する様をフィルムに捉えることが成功した。
12月5日リリース決定!
STAFF
監督+構成+企画:廣木隆一
CAST
濡木痴夢夫、 雪村春樹、 有末剛
早乙女宏美、 すみれ、 卯月妙子
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※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
縛師: Bakushi
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