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板尾創路の「棺桶の中に入れたい」10曲

Thursday, October 16th 2008

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板尾創路! HMVロゴ
板尾創路1963年、大阪府生まれ。130Rを結成後、バラエティを中心に活躍。2000年以降は俳優として、劇場映画へ進出している。主な出演作品は『ナインソウルズ』、『空中庭園』、『地球の魅力』、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』など。また、著書に日々のできごとを綴った『板尾日記』シリーズがある。今年3月にはテイ・トウワとコラボレーションした『少年B』を発表。さらに10月22日には、銀杏BOYZの峯田和伸がサウンドプロデュースをつとめるミニアルバム『ミュージック』をリリースする。
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 板尾創路の「棺桶の中に入れたい」10曲
 お笑い芸人としての活動以外にも、映画や舞台での俳優業や、執筆活動、音楽活動などなど、多岐にわたった分野で活躍し、もはや文化人の域に達しようとしている板尾創路さん。今年の3月のテイ・トウワとのコラボ曲に続いて、板尾ワールド全開の歌詞に銀杏BOYZ・峯田が曲をつけプロデュースまで施した『ミュージック』もリリースされます。そんな板尾さんの人生を彩ってきた音楽史、と言っても過言ではないこの10曲。1曲1曲にまつわるエピソードにも、シュールな笑いを誘う独特の感性が垣間見れます! さぁご堪能あれ!(テキスト 堺 涼子)
MUSICA特設ページ

PLAYLIST
  1
皆川おさむ “黒ネコのタンゴ”  
Sonics CD 青春歌年鑑総集編-1970年代ポップス 収録  

 
「確か小学校低学年くらいの頃、オカンにこのレコード買ってもらったんですよ。でっかいレコードプレイヤーがありまして、子供としてはそのプレイヤー自体が凄いことやったから。そのプレイヤーでずっと聴いてましたね。で、針がダイヤモンドやって聞いて、うわ凄いな、って思ってずっと見てたのを覚えてますよ(笑)。虫除けスプレーくらいの大きさの、レコードのクリーナーみたいなのがあって、吹きかけてからビロードのブラシみたいなので拭くんですよ。そんなしょっちゅうやらんないでもいいのに面白いから、聴くたんびにやってたな。あのスプレーの嗅いだことない匂いが懐かしい、なんか大人の匂いみたいなのがするんですよ。」

  2
舟木一夫 “高校三年生”  
Sonics CD 歌謡ヒット パレード 高校三年生 収録     

 
「親戚の中にオーディオに詳しいおじさんっていて、部屋に遊びに行ったりするとドーナツ盤がめっちゃあったりして。この曲は勝手に聴いてたなぁ(笑)。このレコードの穴のところが、星型になってるの覚えてますね。リアルには知らないですけど、そのおじさんの部屋で知りました」


  3
KISS “Detroit Rock City”  
Sonics CD 地獄烈伝-ニューレコーディング ベスト 収録     
   

 
「映画に、ジーン・シモンズ出てましたけど、太ってましたね〜(笑)。やっぱりこの曲ですね、ラジオでようかかってましたよ。パフォーマンスとかヴィジュアルが面白くて、音がどうこうっていうよりは、エンターテイメントとして好きでしたね」


  4
キャロル “ファンキー・モンキー・ベイビー”
Sonics CD Best通常盤  収録     

 
「中学3年生くらいの頃に聴いてたんですよ。同級生の友達のお姉ちゃんがこのLPを持ってて、カッコええなって思ってシングルを買ったんですよ。このジャケットがね、今から考えると凄っいダサいんですよ。ジージャンにジーパンっていう姿でなんかちょっと踊ってるんですよ。で、ドラムの人の目が半開きになってて、なんでこんな写真使ったんやろって?っていうのがずっと面白くて。もっといいの使ってやれよっていう。今はダサカッコいいっていうもんだと思うんですけど、当時はほんとにカッコよかったですよ。この頃は、ファッションとしてカッコよくてこの曲好きでしたね」

  5
矢沢永吉 “アイ・ラヴ・ユー、OK”
Sonics CD アイ・ラヴ・ユー、OK 収録     

 
「僕、矢沢永吉さん好きなんですよ。高校の時カラオケ流行って、この曲よう歌ってましたね。まぁヤンキーはみんな好きでしたね。この頃は、バイクばっかりでしたね。男の友達と遊んでばっかいましたよね。だから、クールスの“紫のハイウェイ”とか好きで。なんやねん、『紫のハイウェイ』って、とか思ってましたけど、たぶん朝焼けのこと言ってるんですよね」

  6
ブルーハーツ “ろくでなし”
Sonics CD Young & Pretty  収録     

 
「吉本入ってからは、やっぱりブルーハーツが想いで深いですよ。みんな好きでしたからね。この曲は、大阪心斎橋の2丁目劇場のころ、一時コントの出囃子に使ってましたね。イントロの感じが出囃子にしやすい感じやったんですよ。あの頃は毎日二丁目劇場行ってコントやってたんで、よう聴いてましたね。その時のブルーハーツは、世の中に対する反抗的な気持ちを勢いよく歌ってたんで、その当時若手やった僕らの気持ちとなんかリンクしてて、みんな好きやったんでしょうね」

  7
サザンオールスターズ “勝手にシンドバッド”
Sonics CD 勝手にシンドバッド 収録     

 
「この曲は衝撃でしたね。勢いだけやけど、むちゃくや荒いけど、なんか持ってかれて。何を言ってるのかわかんないし、支離滅裂なんやけど(笑)、口にしたくなるような歌ですよね。友達の家の前を通ったら、友達と友達の兄ちゃんがホンマめっちゃ大きな声でこの曲を歌ってたんですよ。仲ええなって思いました。この曲がサザンの始まりですもんね。ホンマ凄いっすよね」

  8
スピッツ “ロビンソン”
Sonics CD ハチミツ 収録    
   

 
「スピッツの中でこの曲が一番好きですね。まぁ何がいいって、声がいいですよね。ちょっとメルヘンチックだから、クサイこと歌っても成立しますよね。なのに、作られた機械的な声っていう感じもして、そのギリギリの感じがいいんでしょうね。なんかリアルじゃない感じもして不思議な気持ちになるところが好きです」

  9
EGO-WRAPPIN’ “くちばしにチェリー”
Sonics CD ベストラッピン 1996-2008  収録    
   

 
「5年くらい前に、中国のドラマに出てたことがあって、2週間くらいあっちにいたんですよ。で、行くんだけど丸2日間撮影がなかったりして、なんで呼んでん、っていうこともあって。現地であんまり喋る人もいなかったし、テレビも中国語ばっかりでおもろない国やなとか思って。この曲は凄い好きなんですけど、その頃よく聴いてたんで、その淋しい感じを思いだすんです(笑)。粋な感じで気持ちいいですよね。この曲はグイグイ引っ張っていく感じで、文句言わさん!って感じですよね。最近、本人と会ったんですけど、あんな普通の女の子だとは思ってませんでしたよ。もっとデカくて、人柄もグイグイ来るようなごっついお姉ちゃんやと思ってました(笑)」

  10
MALCO “男はバカなのか俺がバカなのか”
Sonics CD 男はバカなのか俺がバカなのか 収録     
   

 
「これは、ジャケットもPVも僕がやってるっていう(苦笑)。彼らの3作品分、PVもジャケットもやったんで、やっぱり他人とは思えないですよ。親戚の子みたいににどうしてるのかなって気になりますね。っていうか曲も好きだし、ヴォーカルの声がとてもいいんですよ。ちょっと時代とは合ってないかもしてないんですけど、心に残る曲だと思っています」

 
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