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『ヤング@ハート』こそロックだ

Thursday, April 16th 2009

Young @ Heart Young @ Heart


世界一いかしたロック・コーラス隊"ヤング@ハート"が骨の髄まで愛した、ロック、ソウル、パンク、ヒップホップ・・・の名曲。

よしんば、そのカヴァー・テイクが原曲の出来を越える完成度を誇ろうとも、
「オリジナル」であるという絶対的な価値に揺るぎはない。

一篇の走り書きから膨らんだ宇宙は、魂を削った産物だからこそ愛される。

どんどん歌っていかないと、あっという間に世界は終わってしまう。





 ■  オリジナル楽曲を知る悦び
  Combat Rock     X & Y     I Got You (I Feel Good)  
  Combat Rock     X & Y     I Got You  
  The Clash     Coldplay     James Brown  
           
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82年、クラッシュ最後のアルバムは、「ベスト・ヒット・USA」世代にはおなじみの「Rock the Casbah」や、ミック・ジョーンズが歌う「Should I Stay or Should I Go」の2大ヒットを収めているものの、発売当時は「アメリカ進出が裏目に・・・」とまでさえ評価された。事実、本作リリース後、ミックは、ドン・レッツらとのビッグ・オーディオ・ダイナマイト結成に向かうためバンドを脱退している。
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人気/実力/期待度、現在どれを取っても世界の頂点に君臨するロックバンド、コールドプレイ、2005年発表の3rdアルバム。ドラム、ベース、ギター、ピアノ、ヴォーカル、ストリングスが壮大なスケールで、静謐な表情を以って語りかけてくる独自の叙情世界。「Fix You」は何といっても歌詞が肝。「君を身体の芯から燃え立たせてくれる。僕が君を立ち直らせてみせるよ・・・」
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「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」、「ファンクの帝王」ジェイムス・ブラウンの66年発表アルバム。前年の全米R&Bチャート1位を獲得したタイトル曲を冒頭に据えた本作は、『Live at the Apollo』以降の、まさに60年代、最高にファンキーなJBサウンドの真骨頂を味わえる1枚。2006年にこの世を去ったが、老いて尚盛んなパフォーマンスは、数多のソウル・オヤジの股間を刺激した。
 
           
           
      Synchronicity     Road To Ruin     Station To Station     Born In The USA  
  Synchronicity     Road To Ruin     Bends     Born In The USA  
  The Police     Ramones     Radiohead     Bruce Springsteen  
                     
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ポリスと言えばこの曲!という程の大ヒット曲「見つめていたい」を収録した、83年発表の5thアルバム。ビルボード・アルバム・チャートで17週連続1位を記録した本作品を残し、グループは活動停止を宣言した。
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NYパンクの新たな地平を切り拓いた、ラモーンズの78年4thアルバム。映画「ロックン・ロール・ハイスクール」ヘの出演もあり、バンド史上最もキャッチーでバラエティに富んだサウンドが楽しめる。
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ロック・ニュージェネレーションの阿鼻叫喚を一手に引き受けた、95年発表のセカンド・アルバム。ドラマティックでメランコリックなサウンドは、聴く者の心を捕らえて離さず。「僕のニセモノのプラスチックの恋人・・・」
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ブルース・スプリングスティーンが84年に発表した名盤。「アメリカ」という漠然とした巨大なテーマ。ジャケット・アートが「星条旗に小便をかけている」とした噂を含め腐敗していくアメリカを嘆き、喝を入れている。
 
               
               
  木村カエラ/Beat     Let It Bleed     Station To Station     木村カエラ/Level 42  
  Planet Waves     Let It Bleed     Station To Station     Little Creatures  
  Bob Dylan     The Rolling Stones     David Bowie     Talking Heads  
                     
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ボブ・ディランが、かつてのバック・バンドだったザ・バンドを従えて録音した74年発表作品。2ヴァージョンを収めた「いつまでも若く」は、そのザ・バンド最終公演「ラスト・ワルツ」でも披露。「君の歌がいつも歌われますように・・・」涙が出てくる。
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デコレーション・ケーキ仕様の蓄音機を目の当たりにさせられて、「血を流せ」と云われるとは。ドラッグ禍やブライアン・ジョーンズの死などを乗り越えて制作されたストーンズ、69年の傑作。「無情の世界」にはロンドン・バッハ合唱団が参加。
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前作『Young American』でのソウル・ミュージック(特にフィリー・ソウル)への傾倒を更に推し進めた76年作品。グラム時代のジギーの呪縛を脱し、「欧州人である私は、いかに黒人音楽を取り入れるべきか」というテーマを結実させた1枚。
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ファンク〜アフロといった土着的でポリリズミックなテクスチャで一頻り盛り上がった後、シンプルなロック路線へシフト・チャンジした、ヘッズの85年6thアルバム。「目的地のない旅路」とは、まさに人生そのもの。ヘッズ後期の名曲★
 
               
               
  Very Best Of     Saturday Night Fever     Are You Experienced     Singles Collection  
  Pointer Sisters     Saturday Night Fever     Are You Experienced     Singles Collection  
  Pointer Sisters     Bee Gees     Jimi Hendrix     Zombies  
                     
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ニューオリンズ・マエストロ、アラン・トゥーサンのペンによる「Yes We Can Can」。リー・ドーシー(同郷のR&Bシンガー)の初出ヴァージョンも良いですが、キュートなコーラスが冴える、一般的に知られた、こちらのポインター・シスターズをどうぞ。
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1970年代後半のディスコ・ブームを集約した1枚。ディスコはディスコであり、ダンスでもロックでもない、特異な輝きを放つエクスタシー・ミュージックだったということ。主題歌「Stayin' Alive」を筆頭に、ビージーズは最多の6曲で参加。
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天国のマイルス・デイヴィスも今だ愛聴し続けているという、ロックの歴史を変えたジミの記念すべき1stアルバム。「紫の煙」の歌詞の本当のスゴさを知る人間は、ごく少数なのだと思う。「脳みその中は紫色でもやもやしている・・・」
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デビュー・シングル「She's Not There」は、いきなり米ビルボード・チャート2位を記録。ブリティッシュ・インヴェイジョン(日本ではGSブーム)の波にも乗って、4年という短い活動期間を疾風のように駆け抜けた。サンタナのカヴァーも必聴。
 
               
               
  Sister     Hits 1     Surrealistic Pillow     木村カエラ/Level 42  
  Sister     Hits 1     Surrealistic Pillow     Speakerboxx
-The Love Below
 
  Sonic Youth     Prince     Jefferson Airplane     Outkast  
                     
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歪んだコンパクトなギター・サウンドに誰もが「オルタナ・ロック前夜」を見た!NY急進派代表の87年作。「Schizophrenia」は今もライヴの定番曲。おじいちゃん、おばあちゃんが、コレ演ってるのって実は凄いことだと思う。
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シンニード・オコーナーが全世界で大ヒットさせたソウルフルなバラード「愛の哀しみ」は、元々、プリンスが身内バンド、ファミリーに84年に書いたもの。「あなたが愛を終わらせて、15日と7時間が経った・・・」
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67年発表の2ndアルバム。タイトルは、グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアが「枕のようにシュールだ」と言ったことから命名。「Somebody To Love」は、女性ロック・ヴォーカリスト時代の到来を告げた記念すべき1曲。
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2004年のグラミー3冠を成し遂げた「Hey Ya」は、ヒップホップという枠を超えた全世界全方位の大ヒットを記録。全く以ってヒップホップの不文律とは合致されないが、ブラック・ミュージックの歴史においては、計り知れないビッグ・ボムとなった。