Keanthonyのハスラー･ストーリー

Friday, July 11th 2008

爽やか路線の「Take Me Higher」を発表し注目を集めていたCrunaが、アーティスト名をKeanthonyに変更して、再出発！

今年3月にRepriseから「I Ain't Tryna」を発表し、その後しばらく音沙汰がありませんでしたが、デビューアルバム『Hustlaz Story』がようやくリリースされるみたいです。

ナッシュビルで育ったKeanthonyは、5歳から家族とゴスペル･グループを結成し、将来は音楽で生活していこうと決意します。しかし、ティーンになってから出会った友人がその後のKeanthonyの人生を狂わせます。

気づいたときにはストリートにドップリと浸かり、生活がすっかり変わってしまったKeanthony。ある時、彼らは強盗容疑をかけられてしまうのですが、、親友によりKeanthonyは警察に売り渡されてしまい、 8年間、刑務所で過ごすことになったのです。

そんな彼の辛すぎる経験がデビューアルバム『Hustlaz Story』には詰まっています。

Underdogs、Tank、Scott Storchらが提供したソウルフルなビートと、Keanthony自身が書いた叙情的な歌詞、そして、心に訴えかけてくるような深みのある歌声。

切ないくらいにドラマティックな「Forever My Homie (Done Snitched On Me)」やディープに歌い上げる「I Thougt」など、ディープなR&Bファンには響くミッド/スロウ･チューンが目白押しです。

Keith Sweatと俳優のMartin Lawrenceを足して 2で割ったのようなイナタいルックスもそそります。長い目で見守りたくなるR&Bシンガーがまた1人増えました。