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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - March 30th, 2008 -

Tuesday, April 1st 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
  March 30th, 2008
 
 

Cachao “Mambo” 3.08
Cachao “Descarga Cachao” 6.21
Little Walter CD Master Sessions Volume 1/Epic ESCA8195 所収

  先日89歳で亡くなったカチャオ(本名はイスラエル・ロペス)はキューバ生まれのベーシスト/作曲家で、1930年代にマンボを発明したミュージシャンでした。最初は踊るのにテンポが速すぎて不評だったそうですが、テンポを少しばかり落としたら世界制覇を果したわけです。1962年に亡命し、長年アメリカ在住だったカチャオは70年代から80年代はもっぱら他人のバックで演奏するのみで、今回は90年代半ばに俳優のアンディ・ガルシアがプロデュースした作品から、マンボとともう一つ彼が作ったスタイル、ジャズの要素を取り入れたジャム・セッション風のデスカルガを聴いていただきます。
Mambo Descarga Cachao
 
 
 

Allen Toussaint “What Is Success” 3.31
Little Walter CD What Is Success - The Scepter and Bell Recordings/Kent CDKEND 286 所収
ダウンロードは The Allen Toussaint Collection 所収

  英雄でありながらも目立たない活動を地道に続けたカチャオのことでこの曲を連想しました。成功とは何か…1970年のアラン・トゥーサンです。彼のデビュー・アルバムと同時期のいくつかのシングル曲を組み合わせたこのCDは去年イギリスで発表されました。
 
 
 


Van Morrison “I Believe To My Soul” 4.06
Little Walter CD It’s Too Late To Stop Now/Exile UICY93434-5 所収

  ヴァン・モリソンの旧作がようやくリマスター盤で登場し始めました。日本では美しい紙ジャケット仕上げです。この曲は74年の傑作ライヴから、レイ・チャールズの名曲のカヴァー。
 
 
 

Van Morrison “Down By The Riverside” 3.49
Marilyn Mazur with Jan Garbarek CD Tupelo Honey/Exile UICY93433 所収

  こちらもヴァン・モリソンのリマスター盤。当時選曲から漏れた有名な黒人霊歌のカヴァーです。今度の再発のボーナス・トラックとして収録されています。
 
 
 


Marion Williams “Heaven Help Us All” 3.27
Marion Williams CD The New Message-Standing Here Wondering Which Way To Go/Collectables COL-CD-7484 所収

  マリオン・ウィリアムズは大変影響力があったゴスペル歌手ですが、こんなアルバムがあるとは知りませんでした。ちょっと前に亡くなったプロデューサー、ジョエル・ドーンのことを調べていたら、彼が手がけた作品の中にマリオンのがあると知って、すぐに探しましたが、71年のもので、バックはよく知られたジャズ畑の人たち、そして取り上げている曲の中にバーズの「ターン・ターン・ターン」やジョージ・ハリソンの「マイ・スウィート・ロード」の他に、スティーヴィ・ワンダーの歌で知られるこれもありました。
 
 
 

Johnny ‘Guitar’ Watson “The Nearness Of You” 2.58
Johnny ‘Guitar’ Watson CD Untouchable/P-Vine PCD17150 所収

  個性的なR&Bの名手ジョニー・ギター・ウォツンの60年代の作品をいくつかのレーベルからまとめた素晴らしいCDが出ました。その中からちょっと珍しくスタンダードを彼流に解釈したものです。
 
 
 

Albert King “The Very Thought Of You” 3.46
Albert King CD Born Under A Bad Sign/Stax SCD24 723-2 所収

  同じくブルーズ・シンガーが歌ったスタンダードです。メンフィスのスタックスと契約したばかりのアルバート・キングがブッカーT&ジMGズをバックに作った名盤です。
 
 
 

Mozaik “Pigfarm Suite: Groves of Myrtle/Paiduschko Horo” 6.23
Mozaik CD Changing Trains/Deight XBCD2004 所収

  アイリッシュ・ミュージックと東欧の音楽とアメリカのフォークがすべて同居するユニークなモザイク、来日公演が間近です! 4月4日は京都・磔々、6日は名古屋・徳三、7日は横浜・サムズ・アップ、8日は渋谷・デュオ・ミュージック・エクスチャインジュ、9日は吉祥寺・スターパインズ・カフェ。
 
 
 

Rad “Be Free” 8.08
Georgie Fame CD Live at the New Morning, Paris/P-Vine PCD23489 所収

  サン・フランシスコ湾をわたったオークランドが本拠地の女性歌手/キーボード奏者ラッドはファンキーなソウル・ジャズのような音楽をやります。かつてジェイムズ・ブラウンとの活動が伝説のトロンボーン奏者フレッド・ウェズリーをゲストに丸の内のコットン・クラブに出演します。(4月1−3日)
 
 
 

War “River Niger” 5.13
War CD The Very Best of War/Rhino WPCR12847-8 所収
ダウンロードは Platinum Jazz に所収

  最後に、2枚組のベストものが出たばかりのウォーです。この曲は初めて聴きました。最近最も音楽の好きな国、マリの中を流れるのもニジェール川です。
 
 
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