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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - Mar 9th, 2008 -

Tuesday, March 11th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
  Mar 9th, 2008
 
 

Miles Davis “Black Satin” 5.13
Miles Davis CD The Complete On The Corner Sessions/Sony SICP1581-6 所収

  1959年から80年代前半までマイルズ・デイヴィスの全てのアルバムをプロデュースしたティオ・マセロは82歳で亡くなりました。サックス奏者でも作曲家でもあった彼は、マイルズがスタジオにいる時は常にテープを回しっぱなしにして、後で思い切った編集作業でレコードを作り上げた画期的な制作スタイルを用いていました。後の世代のレコード・プロデューサーたちにも相当影響を及ぼした人でした。72年の「オン・ザ・コーナー」二おける彼の貢献は特に大きいといわれます。
 
 
 

King Curtis “Them Changes” 7.00
Lizz Wright CD Aretha Franklin & KIng Curtis Live at Fillmore West - Don’t Fight The Feeling/Rhino Handmade RHM2 7890 所収

  ジミ・ヘンドリックスのバンド・オヴ・ジプシーズにドラマーとして参加したことが有名なバディ・マイルズが亡くなりました。彼が作った曲で一番よく知られる「ゼム・チェインジズ」をキング・カーティスの強烈なライヴ・ヴァージョンで紹介して、バディを追悼します。
 
 
 


Elvis Costello & The Imposters “The Dark End Of The Street” 3.00
Elvis Costello & The Imposters CD The Delivery Man/Lost Highway UICM9005-6 所収

  今年の夏ポリースと一緒にアメリカを回るエルヴィス・コステロ&ジ・インポスターズのリクエストをいただきました。彼らの2005年の作品に付いていたボーナス・ディスクからメンフィスの伝説のソウル・シンガー、ジェイムズ・カーの名曲のカヴァーを。
 
 
 

Otis Redding “My Girl” 2.53
Otis Redding CD The Very Best of Otis Redding Vol. 2/Atlantic AMCY851 所収
ダウンロードはOtis Blue 所収

  メンフィスの伝説のソウル・シンガーといえばこの人。オーティスのドキュメンタリーDVDが間もなく日本でも発売されますが、40年前に飛行機事故で亡くなった彼の音楽を知らない方にもぜひお薦めします。関係者のインタヴューも面白いですが、色々なテレビ番組に出演したオーティス自身の姿もたっぷりと楽しめます。
 
 
 


Amy Winehouse “Cupid”
Amy Winehouse CD Back To Black - Deluxe Edition/Island UICI1066-7 所収

  オーティスも大好きだったサム・クックの往年のヒット曲をエイミー・ワインハウスはロック・ステディ風に取り上げているのがゴキゲンです。彼女のロンドンのライヴが30日にWOWOWで放送されます。
 
 
 

Johnny Jenkins “Rolling Stone” 5.21
Ben Sidran CD Ton-Ton Macoute/MSI MSIG0452 所収

  オーティス・レディングのデビューの有名ないきさつも例のDVDで語られます。当時の彼が付き人を務めていたギタリスト/歌手のジョニー・ジェンキンズはスターになったわけではありませんが、1970年にブルーズ・ロックの渋いアルバムをオールマン・ブラザーズが所属するキャプリコーン・レーベルから出しました。ドゥエイン・オールマンのアクースティック・スライドをフィーチャーしたマディ・ウォーターズの名曲をどうぞ!
 
 
 

Robert Johnson “Me and the Devil Blues” 2.30
Robert Johnson CD King Of The Delta Blues Singers/Sony MHCP418 所収

  マディのルーツといえばロバート・ジョンソン。彼の人生について書かれたピーター・グラルニックのコンパクトな本を先日読み返しましたが、やはりまた聴きたくなりました。
 
 
 

Sam Moore, Keb Mo’ & Angie Stone “Wang Dang Doodle” 4.05
Sam Moore, Keb Mo’ & Angie Stone CD Randy Jackson’s Music Club/Concord UCCO1038 所収

  シカゴ・ブルーズの名曲「ワン・ダン・ドゥードル」をこんなメンツで新たに取り上げるとは意外ですが、見事なヴァージョンです。ただ、これが収録されているランディ・ジャクソンののアルバムではそれぞれの曲をばらばらの歌手たちが歌っていて、アルバムとしての魅力は、少なくともぼくにはありませんでした。
 
 
 

Johnny Adams “A Losing Battle” 2.49
Johnny Adams CD I Won’t Cry/Rounder CD 2083 所収

  ニュー・オーリンズの歌手が沢山いますが、中でも実力派として評価の高いジョニー・アダムズの昔の録音を集めた素晴らしいCD。作曲家とプロデューサーとして関わっているマック・レベナックは後にドクター・ジョンとして有名になります。
 
 
 

Shelby Lynne “I Don’t Want To Hear It Anymore” 4.34
Shelby Lynne CD Just A Little Lovin’/Lost Highway B0009789-02 所収

  先週の番組でも紹介したシェルビー・リンのすばらしい新作から、ランディ・ニューマンが60年代に作曲した歌。ダスティ・スプリングフィールドが「ダスティ・イン・メンフィス」で歌ったものですが、ランディ自身はどうやら録音していないようです。
 
 
 

Omar Sosa “Lyade (Yeye Moro?)” 5.58
Omar Sosa CD Afreecanos/Ota OTA1019 所収

  最後に、来週来日公演があるキューバのピアニスト、オマール・ソーサ。15日は横浜のモーション・ブルー、16,17日はブルーノート東京。
 
 
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