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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - Mar 2nd, 2008 -

Tuesday, March 4th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
  Mar 2nd, 2008
 
 

Shirley Ellis “The Name Game” 2.59
Shirley Ellis CD Early Girls - Volume 1: Popsicles & Icicles/Ace CDCHD608 所収

  桃の節句ということで、今回は「初期のおなごたち」というコンピレイションからとても懐かしい曲です。これを聴いてぜひ皆さんもお遊びください。
 
 
 

Shelby Lynne “Just A Little Lovin’” 5.20
Shelby Lynne CD Just A Little Lovin’/Lost Highway B0009789-02 所収

  現在もしかしたら一番の愛聴盤かも知れません。2001年にグラミー賞の新人賞を受賞したシェルビー・リンはその後、受賞のきっかけとなった「アイ・アム・シェルビー・リン」に匹敵するアルバムを作ることに成功していませんでしたが、この新作で久々に手放しで絶賛したくなる作品が出来ています。かつてダスティ・スプリングフィールドが歌っていた曲のカヴァー集ですが、片思いや報われない愛のテーマでつながっていて、徹底的にミニマルな作りで思いっきり切なく展開しています。これでたぶんまたグラミーのノミネイションが来るかも。
 
 
 


Djelimady Tounkara “Bolondola” 5.40
Djelimady CD Solon Kôno/Marabi 46810.2 所収

  3月4日から16日まで、広尾にあるJICAの地球ひろばで高桑常寿氏によるアフリカのミュージシャンのポートレイト写真展が開催されます。
ジェリマディ・トゥンカラはマリの伝説的なレイル・バンドのリード・ギターを長年務めた名人で。2005年のソロ・アルバムから紹介します。
 
 
 

Habib Koite “Africa” 4.46
Habib Koite CD Afriki/Rice CBR335 所収

  アビブ・クワテもマリのギタリスト/シンガー・ソングライターです。去年でた新作から、アフリカの人々が西洋に頼らず、自力でやって行くべき出というメッセージを持った曲。
 
 
 


Thomas Mapfumo “Nyama Yekugocha” 5.50
Eric Gale CD Chamunorwa/Mango 162 539 900-2 所収

  ジンバブウエのトマス・マプフーモも今度の写真展に登場します。70年代に白人支配から独立しようとする解放戦線を精神的に支えた大きな役割の彼は最近政府に対する批判的なスタンスのため亡命を余儀なくされ、アメリカ北西部のオレゴン州を拠点にしていますが、このアルバムはその前の1991年のものです。
 
 
 

Ben Sidran “Zambia” 7.10
Ben Sidran CD Bumpin’ at the Sunside/Nardis EPCP1008 所収

  3月17日から20日まで丸の内のコットン・クラブに出演するベン・シドランとジョージィ・フェイムは二人ともジャズとR&Bを絶妙に混ぜたスタイルのヴォーカリスト/キーボード奏者です。今回はジャズよりの作品を紹介します。ベンはパリでライヴ録音した2003年のアルバムから、リー・モーガンの曲を演奏しています。
 
 
 

Georgie Fame “But Not For Me” 5.42
Georgie Fame CD Poet In New York/Go Jazz GO6044 2 所収

  ジョージィ・フェイムの方は2000年の作品、大部分はヴォーカリーズです。ヴォーカリーズはジャズの器楽ソロに歌詞を付けて歌う特殊な芸ですが、ジョージィはその名手です。ここではチェット・ベイカーが歌ったガーシュウィンの曲を取り上げ、ちぇっとのトランペット・ソロにも歌詞を付けています。
 
 
 

Eric Lindell “It’s A Pity” 4.00
Eric Lindell CD Low On Cash, Rich In Love/Alligator ALCD4918 所収

  ニュー・オーリンズはハリケイン・カトリーナから2年半が経ってもまだろくに復興が進んでいません。ニュー・オーリンズ出身の白人ブルーズ・シンガー、エリック・リンデルは文句を言いたい。
 
 
 

Champion Jack Dupree “Junker Blues” 2.40
Fats Domino “The Fat Man” 2.36
Professor Longhair “Byrd’s Blues” 2.45

HarArlen Roth CD Gettin’ Funky - The Birth of New Orleans R&B/Proper PROPERBOX28 所収
Champion Jack Dupree:ダウンロードはBlues From The Gutter所収
Fats Domino:ダウンロードはGreatest Hits: Walking To New Orleans所収

  こちらもニュー・オーリンズの音楽、40年代の初期R&Bです。麻薬常習者のことを描いた有名な曲「ジャンカー・ブルーズ」(ジャンコー・パートナーとも呼ばれます)をチャンピオン・ジャック・ドゥプリーの演奏で聴いていただいてから、基本的に同じ曲であるファッツ・ドミノのデビュー曲「ザ・ファット・マン」を続けて紹介します。「ジャンカー・ブルーズ」は当時ニュー・オーリンズで多くのミュージシャンがクラブなどで歌っていたものですが、さすがにレコードを出そうとしていたファッツは放送禁止となるような歌詞ではまずいので、替え歌にしたわけです。
最後のプロフェッサー・ロングヘアは当時地元でしか有名になれなかった素晴らしいピアニストでした。彼のごく初期の録音で今回の番組を締めくくります。
Champion Jack Dupree Fats Domino
 
 
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