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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - Jan 13th, 2008 -

Tuesday, January 15th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
 
  Jan 13th, 2008
 
 

Taksim Trio “Gözüm” 7.27
Taksim Trio CD Taksim Trio/Doublemoon DM 0040 所収

  これはトルコのグループです。クラリネット、バグラム(リュートのような弦楽器)、そしてカヌーン(チターに似た楽器)という編成で、伝統的な美しい旋律の音楽を演奏しますが、即興を意味するタクシムという名の通り、ゆったりはしていますが、ちょっとジャズィーなタッチの演奏です。
 
 
 

Nuta Jazz Band “Instrumental No. 1” 4.42
Nuta Jazz Band CD Ujamaa - The 1960s Sound of Tanzania/Alter Pop AFPCD37315 所収

  アフリカのの音楽をよく紹介しますが、どちらかといえば西アフリカのものが多く、東の方の音楽はあまり聴いたことがありません。最近ザンジバール、ケニア、そしてタンザニアの作品が「ザンジバラ」という総合タイトルで発表されていますが、ラテンの影響が感じられるのどかなギター・サウンドの曲を聴いていただきます。
 
 
 


Alemayehu Eshete “Yemaynega Lelit” 3.22
Alemayehu Eshete CD More Vintage!/Alter Pop AFPCD36317 所収

  東アフリカの音楽といえばエチオピアの独特のメロディは数年前から「エチオピーク」という見事なシリーズのお陰で少し普及してきています。そのシリーズの第22巻として、既に何度かフィーチャーされている歌手アレマイユ・エシェテが70年代初頭にいくつかのバンドをバックに従えた曲を集めた編集盤が出ました。ジェイムズ・ブラウンをはじめ、当時のファンキー・ソウルの影響がよく分かります。
 
 
 

Chuck E. Weiss “Room With A View” 2.38
Chuck E. Weiss CD 23rd & Stout/Imperial TECI24450 所収

  エチオピアのメロディは最初聴く時「変わっている!」という印象を与えるものですが、チャックEワイスの歌もそういう意味では共通点があるかも知れません。コロラド州デンヴァー出身の彼は昔デンヴァーのライヴ・ハウスでやっている時に知りあった当時無名のトム・ウェイツとの友情があるため、本人のアルバムがまだ発表されてもいない時代から名前だけ知られていましたが、彼のエクセントリックな感じのブルージーなロックンロールはなかなか味のあるものです。
 
 
 


Marc Cohn “If I Were An Angel” 5.51
Marc Cohn CD Join The Parade/Decca B0009906-02 所収

  15年ほど前のヒット曲「ウォーキング・イン・メンフィス」以外ではそれほど話題にならないマーク・コーンの素晴らしい新作からの曲です。ここ10年ほど彼のライヴのパートナーとしてやってきたぼくの弟が全面的に参加しているので、その面でも是非聴いて欲しいアルバムです。
 
 
 

Lyle Lovett and his Large Band “South Texas Girl” 6.49
Lyle Lovett and his Large Band CD It’s Not Big It’s Large/Curb-Lost Highway B0009734-00 所収

  何年経っても大きな変化がないライル・ラヴェットの音楽はやはりテキサスならではのものでしょう。カントリーとソウルとブルーズ、そして時々ジャズの味も出るシンガー・ソングライターの彼は淡々と大編成のカッコいいバンドを従えて活動を続けています。分かる人には分かる、この良さ。
 
 
 

Taj Mahal “Texas Woman Blues” 2.53
Taj Mahal CD Oooh So Good’n Blues-Recycling The Blues (& Other Related Stuff)/Raven RVCD264 所収

  ウッド・ベースだけの伴奏で、ジャズィーなブルーズを歌うタージ・マハールのバック・ヴォーカルを付けるのは、72年当時は無名だったポインター・シスターズです。70年代初頭の素朴な作りのアルバム2枚が2 in 1 のCDで初めて再発されました。
 
 
 

Ronnie Hawkins “Mary Lou” 2.07
Ronnie Hawkins “Down In The Alley” 3.22
Ronnie Hawkins CD The Best of Ronnie Hawkins & The Hawks/Rhino R2 70966 所収

ダウンロードはそれぞれRouletteとCotillionに所収

  出身地アーカンソー州からカナダに拠点を移してから成功の道を歩み始めたロッカビリー歌手ロニー・ホーキンズ。このベスト盤は1960年から63年までザ・ホークス(後のザ・バンド)と共に作った曲を中心としていますが、今日かける2曲は違います。「メアリー・ルー」は59年に出た彼の最大のヒット曲(といっても辛うじてトップ30に入ったぐらい)です。「ダウン・イン・ジ・アリー」は1970年、マスル・ショールズで録音され、ドゥエイン・オールマンのギターをフィーチャーした曲です。
“Mary Lou” “Down In The Alley”
 
 
 

Lulu “Dirty Old Man” 2.19
Lulu CD The Atco Sessions 1969-72/Rhino 8122-79948-8 所収

  こちらもマスル・ショールズ録音、そしてドゥエイン・オールマンの生かしたギターが聴けます。ルルはスコットランド生まれのとても小柄な歌手ですが、その声の迫力は大したもので、デビュー曲はアイズリー・ブラザーズの「シャウト」のカヴァーでした。これはその大分後、70年の作品です。
 
 
 

Jaco Pastorius “Kuru/Speak Like A Child” 9.45
Jaco Pastorius CD Back In Town - Live From The Players Club/King Int’l KDJ002 所収

  最後は死後20年が経過したジャコ・パストリアス。彼がウェザー・リポートのメンバーだった1978年、ツアーの合間に故郷のフロリダに戻って、無名時代の音楽仲間のギグに飛び入りした時の録音です。友だちが勝手にモノラルのカセットでとったものなので、音質は今一つですし、観客のおしゃべりがうるさい時もありますが、それにしても演奏は抜群です。
 
 
 
 
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