【これまでの活動からメジャー・デビューまでについて】
-10ヶ月にも及ぶオーディションで選ばれた4人が初めてメンバーとして集まった時、お互いの印象はどのようでしたか?
田代万里生(以下、田代)
「結城君は年を聞いてびっくり!30歳には見えない!大ちゃんはとにかくスマイル!育はイケてる都会派!」
吉武大地(以下、吉武)
「それぞれが全く違うオーラを放っていました。この4人でステージに立つ事を想像するだけでも胸がワクワクしました。実際に他のメンバーの歌を初めて聴いてみて、結城君の歌は魂がこもっていて激しく胸を打たれました。まさに歌を心で歌う歌手だなと感じました。育三郎の声を聴いて、その声の美しさ、色っぽさに聴き惚れてしまいました。「美しい」っていいなと素直に思いました。万里生は大学時代からよく知っていたんですが、その確かなテクニック・表現力・生まれ持った才能に感動しました。歌を聴いても話をしていても、彼から常に意識の高かさを感じます。」
山崎育三郎(以下、山崎)
「結城君は頼りになる優しい兄貴!!バリトンの大地くんは握手した時の笑顔が素敵でした。万里生くん・・・・王子!」
結城安浩(以下、結城)
「みんなさわやかでとても良い印象でした。みんなのやる気をとても感じられたので特に不安はありませんでした。」
-日本において、クロスオーヴァー・ヴォーカル初のコーラスユニットとして、
とても大きく注目・期待がかけられているエスコルタですがプレッシャーなどはありますか?
田代「ESCOLTAはコーラスグループではなく、あくまでソリストが4人集まった新しいタイプのグループです。
僕の場合だと、クラシックの名を汚すようなことは決してしたくないのでその点に関してはもちろんプレッシャーはありますが、
今までにない新しい試みとしてESCOLTAで活動していくだけの価値があると思っておりますし、
自分たち4人にしか出来ないことがあると確信しています!」
吉武「嫌なプレッシャーは全くないです。新しい世界、美しい世界を作っていく気持ちで楽しみながらやっています。」
山崎「コーラスユニットではなく、さまざまなジャンルのヴォーカリストが4人集まったのがESCOLTAです。
日本に今までないジャンルなので、何も構えずに新しい気持ちでESCOLTAの音楽を感じて頂けたら幸せです。」
結城「これから道無き道を歩いて行くと思うと、とても楽しみです。プレッシャーはありません。」
-エスコルタとは"エスコートする"というスペイン語だそうですが、今後どんなことを音楽で伝えて行きたいですか?
田代「音楽は音を楽しむ」もの、声楽は「声を楽しむ」ものということ。
とにかく楽しい!ということがメインな音楽もあれば、芸術的で奥が深く充実した音楽もあります。
どちらが良し悪しではなく、ジャンルという言葉にとらわれず、聴いて下さる方の「感性」
に何らかの変化をもたらすことが出来たら嬉しいです。」
吉武「日本語の響きの美しさ、歌うことの素晴らしさを皆さんにも感じて頂きたいです。」
山崎「日本語の美しさ!声の持つエネルギー!ジャンルを超えた音楽!
新たな美しい世界へエスコートします!」
結城「ジャンルにこだわる事の無い世界観や良い物は良いと認め合う価値観の
中で僕達は音楽を作っています。」
【デビュー・アルバム、『愛の流星群』について】
-先日亡くなられた阿久悠さんの"最後の新人"ということで阿久悠さんとのエピ ソードや思い出など教えて下さい。
田代「残念ながらお会いすることは出来なかったのですが、生前に阿久さんは僕らの歌(音源)を聴いて下さり、本当に気に入って喜んで下さったというお気持ちが最高のプレゼントでした。阿久さんのように、より新しい、より美しい時代を創造していけたらと思います。」
吉武「僕達は阿久さんに直接お会い出来なかったんですが、エスコルタのプロデューサーを通して僕達の最初のレコーディング音源『明日への足跡』を聴いて頂くと、ESCOLTAを大変気に入って下さったようです。そして、その後出来上がった「愛の流星群」には"心たたく音楽を歌って欲しい"という強いメッセージが込められていました。この「愛の流星群」の音源制作が終了した翌日に、阿久さんは天に召されました。」
山崎「阿久さんの直筆の歌詞が届いた時に受けた衝撃は忘れません。阿久さんの字がすでに愛の流星群のストーリーを描いているようでした。歌詞の中に出てくる言葉が、何か僕達ESCOLTAへのメッセージの様に僕は感じました。"美しい未来が始まる・・・・心叩く音楽・・・・。"
の壮大な愛がテーマの「愛の流星群」は一生歌っていきたいです。」
結城「直接お会いした事は無いのですが、小さな頃から耳にする歌の中で阿久悠さんの歌詞を無意識に口ずさんでいる時があります。」
-作曲・作詞共に錚々たる顔ぶれでのアルバムですが、制作にあたってのエピソードを教えて下さい。
田代「阿木曜子さんが直接レコ−デイングスタジオにお越し下さったり、谷川俊太郎さんが僕らのライブで生で詩を朗読をして下さったりと、作詞家の方と直接詩についてお話し出来たことがとても貴重な体験でした。
作曲/編曲の五木田岳彦さんは、5人目のESCOLTAといっても過言でない位頻繁にコミュニケーションをとらせていただき、僕ら4人の個性を見事に引き出して下さった思います。五木田さんとはホームパーティーにお招きいただいたり、一緒に本気卓球をしたりしました!笑」
吉武「どの楽曲も本当に素晴しい作品なので、今出せる全ての力だけでなくチャレンジ精神を持って制作に臨みました。
「ときめきに溺れて」の作詞、阿木耀子さんには実際レコーディングスタジオに来て頂いて共にデスカッションしながら作ることが出来ました。その場で意見を頂いたり、その場で歌詞が変わったり、この作ってる感じがたまらなかったです。」
山崎「阿久さんの直筆の歌詞が届いた時に受けた衝撃は忘れません。阿久さんの字がすでに愛の流星群のストーリーを描いているようでした。歌詞の中に出てくる言葉が、何か僕達ESCOLTAへのメッセージの様に僕は感じました。
"美しい未来が始まる・・・・。心叩く音楽・・・・。"
の壮大な愛がテーマの「愛の流星群」は一生歌っていきたいです。」
結城「作詞家の阿木曜子さんにはレコーディングに来て頂いたり、詩人の谷川俊太郎さんにはライブで詩の朗読をして頂きました。詩を書いて下さった方の前での演奏はかなり緊張しましたが、直接アドバイスを頂いたり、素敵な経験をさせて頂きました。」
-ポップス、クラシック、ミュージカルとそれぞれ異なるジャンルで活躍されて いる4人ですが、今回のアルバム制作で個性の強い4人が一つの作品に携わるにあたり、重点を置いたことは何ですか?
田代「何事も先入観を持たずに判断すること。そしてなにより、自信をもって「自分」をもつこと。」
吉武「4人が4人を感じ合い、それぞれの持ち味を出し切れるように一曲一曲、ワンフレーズワンフレーズ、一文字一文字、愛を込めて歌いました。クラシックやミュージカル、ポップス、それぞれのジャンルに興味を持っていなかった方々にESCOLTAを通じて色々な音楽の世界に興味を持って頂けるよう願いを込めました。」
山崎「初めて歌った時はそれぞれのやってきた音楽が違うため、発声や声の響きも違うので不安正直ありました。しかし4人でリハーサルをしていくうちに、だんだんと声がまとまっていくのがはっきりとわかりました。ESCOLTAの音楽について、常に4人で納得するまで話し合ってきました。ESCOLTAはコーラスグループではないので、それぞれのやってきた音楽を崩す事は考えられません。それぞれの個性があり、4人で歌った時には新たなサウンドを作り出します。リハーサルの数を増やし、コミュニケーションをとる事を大事にしてきました。」
結城「歌詞の世界観や言葉の認識の仕方を出来るだけ話し合いました。他にもいろいろな要素で僕達ESCOLTAの音楽は作られていますが出来る限りその一つ一つを話し合う事でお互いを尊重出来ればと思いました。」
-今回のアルバムはどの楽曲もとてもメッセージ性の高い素晴らしい楽曲ばかりですが、一番伝えたかったことは何ですか?
田代「曲によって様々ですが、12編の「愛」をテーマを通じて、「生きている喜び」を感じていただきたいと思います。」
吉武「『愛』」
山崎「とにかく音楽を愛しているから。人を幸せな気持ちにさせるから。」
結城「愛です。」