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FCQのドラマーによる新プロジェクト!

Friday, November 2nd 2007

  インタビュー
  Stance Brothers
ここ日本でも北欧ジャズの代表格としてその名を知られるFive Corners Quintet。その彼らを擁するフィンランドの名門レーベル、Antti EerikainenによるRicky-Tick Recordsからのリリースは言わずもがなでチェックしていたわけだが…。2007年初頭に耳にした7インチ・シングル、The Stance Brothers処女作となった「Steve McQueen」を聴いた時は正直驚いた。自らがDJするのにプレイしたいクラブ・ジャズを作りたいという初期衝動にかられ、Nuspirit HelsinkiのプロデューサーだったTuomas Kallioとスタートさせた同レーベルだけに、”洗練されたクラブ・ミュージック”という先入観があったからかも知れない。この”黒さ”も滲み出すバンドとは一体 !?

Stance Brothers
  Stance Brothers
―― まずはじめに日本のリスナーに簡単に自己紹介してもらえますか?Teddy Rokというアーティストについて、また出身地や現在の活動の拠点など簡単に教えてください。


Teddy Rok: 本名はTeppo Makynen。ヘルシンキ在住、9月10日で33歳になったばかり。The Stance Brothersは約2年前にスタジオ・プロジェクトとして始めたんだ。楽器も何もかもレコーディングの全てを自分でやった。いまでは、ちゃんとバンドも存在するんだけどね。メンバーは、オルガン:Mikko Heleva、ギター:Didier Selin、ベース:Esa Makynen、そして、もちろんドラムは僕自身だよ。




―― あなたはFive Corners Quintetのメンバーでもありますが、メンバー達はどうやって知り合ったのですか?


Teddy Rok: みんなSibelius Academyに通っていたんだよ。それにいろんなプロジェクトで共演もしていたし。




―― 自らもかなりの音楽フリークと聞いていますが、音楽にのめり込むキッカケは何で、いつ頃だったのですか?初めて聴いたレコードなどあれば教えてください。


Teddy Rok: 僕の父親が膨大なレコード・コレクションを持っていてね、いつも音楽ばかり聴いていた。音楽にハマっていったのはごく自然の流れだったんだ。実際にドラムを叩き始めたのは11歳の頃だったと思う。家族のみんながそれを温かくサポートしてくれたんだ。始めて聴いたレコード…思い出せないな。いつも父親がいろんな曲をかけてたから…。




―― では、幼い頃に聴いていた音楽は何ですか?


Teddy Rok: ジャズにどっぷり浸かるまでは、ヘヴィー・メタル(!)ばっかり聴いてたよ。




―― 聞く側から作る側になった転機、作曲をはじめたのはいつ頃ですか?


Teddy Rok: さっきも言ったけど、ドラムを始めたのは11歳の頃で、曲を書き始めたのは16歳だったと思うよ。




―― ところで、ドラム以外の楽器も演奏するのですか?


Teddy Rok: 目の前にある楽器は何でも演奏したくなるんだ。でもちゃんとできるのはドラムだけだけどね。




―― 他のアーティストとの相違点などを含め、自分自身の音楽をどう捉えていますか?


Teddy Rok: 僕の愛しているものと音楽の集合体なんだ。もちろんジャズを根底に、そこにファンクやクラブ、ヒップホップの要素を取り入れてる。




―― そんなあなた音楽のルーツ、または影響を与えたプロデューサー、アーティストは誰ですか?


Teddy Rok: Miles Davis、John Coltrane、Dj Shadow、James Brown、J Dilla、Madlib、Stevie Wonder、Cannonball Adderley、まだまだいるよ!




―― あと、フェイバリット・アルバムを3枚挙げてください。


Teddy Rok: John Coltrane 『A Love Supreme』、Miles Davis 『Kind of Blue』、DJ Shadow 『Endtroducing...』




―― ちなみに楽曲制作におけるインスピレーションは何ですか?


Teddy Rok: 音楽を愛する気持ちだよ。それぞれの曲が違ったフィーリングを与えてくれるし、それぞれにインスパイアされるんだ。もちろん、毎日の生活が僕の音楽に多大な影響を与えていることは言うまでもないよ。“美”が僕を触発するし、“建築様式/構造”もそうさ…。




―― ミュージシャンとして常に念頭に置いていることはありますか?


Teddy Rok: 音楽を作ったり自分を表現する才能に恵まれていることは、素晴らしいことなんだ。僕に与えられた唯一の才能だと思うし、それをとても大切にしているよ。




―― では、次にこのアルバムに関してや、本作のコンセプト、制作時のエピソードなど教えてください。


Teddy Rok: 4トラックのテープ・レコーダーを使ってレコーディングを始めたんだけど、出来上がった楽曲のサウンドが僕に“60〜70年代のアメリカに存在していた架空のバンド”というアイディアを思いつかせたんだ。最初のうちはアルバムを作るなんて思いも寄らなかった。でも曲を作り進めるにつれ、「これはアルバムを作らなきゃ」って思うようになったんだ。




―― The Stance Brothersはあなたにとって3番目のプロジェクトになるかと思いますが、過去の2作と比べて違いはありますか? MadlibによるY.N.Q.的な感覚も感じたのですが…。ヒップホップからの影響も大きいのですか?


Teddy Rok: ラップはよく聴いているよ。僕にとってヒップホップ・カルチャーは欠かせないモノなんだ。MADLIBは才能あるし、興味深いアーティストだね。彼の音楽に対する考え方には少なからず影響されてきたしね。




―― 今後の活動予定、現在進行中プロジェクトなどあれば教えてください。


Teddy Rok: The Stance Brothersとして何曲かレコーディングしたよ。あとJukka Eskolaのニューアルバムにも取りかかっている。




―― ズバリ聞きますが、あなたにとって音楽とは何ですか?


Teddy Rok: 僕の情熱であり、愛であり、趣味でもあり。でも同時に僕の仕事でもあるんだ。




―― 最後に日本のファンにひと言メッセージを御願いします


Teddy Rok: いつもサポートしてくれて本当にありがとう。The Stance Brothersとして日本でライブ出来ることを楽しみにしているよ。




―― ありがとうございました!

(取材協力:Octave/Ultra-Vybe)
 
 
 
  FCQのドラマーTeddy Rokによるプロジェクト!  
 
Kind Soul

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Stance Brothers

Five Corners QuintetのドラマーTeddy Rokによるオルターエゴ・プロジェクトStance Brothersのデビュー・アルバム。7インチで話題になった「Steve McQueen」「Jay's Lament」「Roll Call」「The Strong One」はもちろん、Pete Rock「In The House」ネタとして有名なCannon Ball Addleyによる「Capricone」の珠玉のリメイクなど収録!北欧のY.N.Q.とも言うべきジャジーかつスムース&ドス黒いジャズ/ファンクが詰まった作品。
 
 

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