凛として時雨インタビュー
Thursday, September 6th 2007
| インタビュー |
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鋭く変態的な曲、ツインボーカルから生まれる切なく切り裂くようなメロディは唯一無二。
そのサディスティカルに尖った音の中に共存するポップな一面が中毒性を持つ。
まるで楽器の如く放たれるその歌声は、鼓膜の中を不安定なバランスで突き破り、 時に見せる冷たく透明な歌声が記憶の中に入り込む。 今インディーズシーンで大注目を浴びるバンド“凛として時雨”、その一筋縄ではいかないバンド名と同様にサウンドもぶっ飛んでます。 そんな彼らの魅力を探るべくメールインタビューを敢行!ニューアルバム『Inspiration is DEAD』のことなど色々聞いてみました!! 凛として時雨特集ページ ピエール中野特設ページ
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■2ndフルアルバム『Inspiration Is Dead』の完成おめでとうございます!まずは今回HMV.co.jpに初登場ということで簡単にバンド紹介をお願いします。
ピ)ドラムを叩いているときはカッコいいのに、それ以外は残念と言われるピエール中野です。
TK)えっ 自己紹介じゃないよね・・・? 男女二人がやたら高い声で歌っていて、その後ろでドラムが叩き倒している感じです。
345)北嶋くんが言った通りな感じです。
■アルバムを完成させて率直な感想を聞かせてください。
TK)未だに作り終えてないような感覚ですね。
345)早くライブでも披露してみたい。
ピ)積み重ねてきたものがカタチになる瞬間は、いつも嬉しいです。アルバムはバンドだけの作品では無くて、録音をしたエンジニア、ジャケットや歌詞カードを手がけたデザイナー、マネージャー、楽器メーカーなど、多くのスタッフの技術や気持ちが込められているものです。
こうして出来上がった作品が自分達の手から離れていく感じも良くて、リスナーにどんな捉えられ方をされるのかは凄く楽しみだし、少しだけ怖かったりもします。
■今インディーズシーンの中において、“凛として時雨”はかなり注目されていると思います。そんな中でのアルバム製作、何かプレッシャーのようなものはあったのでしょうか?
ピ)そうなんですか!?プレッシャーを感じることは無かったです。その代わり、前作が良かった分、程よい緊張感はありました。やるからには超えなければダメですから。
TK)注目だなんて・・・。マイペースで地味にやってますよ(笑) 自分に対するプレッシャーは常に持ってます。そうじゃないとなんか怖いんです。
345)アルバム製作に対してのプレッシャーというよりは、いつも演奏する面でのプレッシャー、緊張は自分の中にあります。
■いろいろ想像を掻き立てられるタイトルですが、どういった思いをこめてこのタイトルを付けたのでしょうか?
TK)まさにInspirationがDEADする思いを。(笑)
■1曲目の冒頭からいきなりツーバス連打という衝撃のスタート、前2作に比べてもかなりアグレッシブな内容ですが、何かその辺の意識というものはありましたか?
TK)彼の両足に全てを託しました。
ピ)自分が試聴したときにガツンと来るものを一曲目にしたいという気持ちは毎回あります。今作品ではこの曲が強烈だと思ったので。曲順は毎回悩みます。
■曲のタイトルや歌詞、とても独特で、思わずドキリとするものや、ニヤリとするものまで、見ているだけでも楽しいですが、どんなものからインスパイアされるのでしょうか?
TK)感覚的に書いてるものが多いんですけど、自分でも上手く説明出来ないんです。 言葉がメロディと一緒に出てくる瞬間があって、その感覚を大事にして書いてます。
なんとかして書こうとしたり、音を作ろうとするととても苦しくなるので。 そんな時はミルク多めのコーヒーを入れてちょっと一息・・・
■あえてラジオで一曲かけるとしたらどの曲を選びますか?
345)「1/fの感触」
ピ)「nakano kill you」
TK)「i not crazy am you are」
■普段聴かれている音楽、最近興味のあるアーティストなどを教えて下さい。オススメのCDやDVDなどがあればご紹介していただけますか?
ピ)最近聴くCDはPerfume、銀杏BOYZ、dustbox、嵐、HALFBY、ケツメイシ。
DVDだとap bank fes’06は何度観ても良いなーって思います。
お笑いならゴッドタン、やりすぎコージー、働くおっさん人形&劇場、ごっつええ感じ。
TK)Polarisの日比谷野外音楽堂liveDVDは良く観ます。ゆらゆらってなります。 あと、プラネタリウムを見に行った時に買ったレイ・ハラカミfeat.原田郁子の「暗やみの色」というCDがとても素敵でした。
345)普段聴く音楽は色んなところで言い過ぎて、またか、って感じなんですけど、
小谷美紗子さんのCDは本当によく聴きますね。
あとは倉橋ヨエコさんもよく聴きます。
女性ボーカルの方の音楽を聴くことが多いですね。
■今後の活動予定などを教えてください。
TK)中野君の両足が全国を揺らすレコ発ツアー「NAKANO Inspiration」が始まります! 久々の全国ツアーで楽しみですね。ジャッキジャッキ鳴らしてきます。(笑)
■では最後にHMV.co.jpをごらんのみなさんにメッセージをお願いします。
345)全国ツアー、遊びに来てください!会場で待ってまーす。
ピ)シンクロしてこーぜ!
TK)これからもHMV.co.jpにガンガンアクセスして下さい!
ご協力ありがとうございました!

鋭く変態的な曲、ツインボーカルから生まれる切なく切り裂くようなメロディは唯一無二。
そのサディスティカルに尖った音の中に共存するポップな一面が中毒性を持つ。
