Gomaインタビュー(Page2)
Sunday, June 10th 2007
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― 子供に聴かせたらすごい面白そうですよね。
GOMA: 川とかで吹いてたりしても、子供がすごい集まってくる。筒の中になんかがおると思ってるみたいで、特にトランペットみたいなこともしてないから。 筒の中になにがいるんですかとか聞かれたり、覗き込んだりする(笑) ちょっとはまって目をつぶって吹いてたりとかして、ぱっと目を開けたら、子供がグァーって下から覗いてることがあった(笑)
― 泣きやんだりすることってないですか?
GOMA: あった。生まれてすぐ位のちっちゃいときに、夜泣とかそういう時にちょっと吹いたりしたら泣き止んだりしたこともあった。 そういうのは動物とかすごい反応するね。猫とか、鳥とか。 この間、富士山の山頂で吹いてたときとかも鳥とかスゴイ反応してたし。
― 寄ってくる感じですか?
GOMA: 寄ってくる。急に鳴きだしたりとか。あとは多摩川とかで夕方吹いてたら、こうもりとか寄ってきたりとか。
― へぇ〜。要は高音とか、低音とか聞こえない部分が出てるんですかね。
GOMA: やと思う。
― では次の質問。“ディジュリドゥはかなり特異性がある楽器ですが、そのディジュリドゥに似ているヴァイヴを発していると思う楽器というのはGOMAさんの中であったりしますか?またその楽器にチャレンジしてみたいと思ったことはありますか?”(Apollo Choco)
GOMA: ないね!
― 独自なものですかね。
GOMA: うん。ない!
― ではここにある質問の、他の楽器にチャレンジしてみたいというのもないですかね?
GOMA: それもないなぁ。やればやるほど深みを増していくし、もっともっと知りたいっていうか、そういう感じになってくる。
― もともとディジュリドゥを始めたきっかけというのは?
GOMA: グラストンベリーフェスみたいなところに行って、知り合いの知り合いが吹いてるのを見た。オーストラリアの楽器やけど、イギリス経由で日本に入ってきた、それは本物のやつじゃなくて、ダミーの2つ合わせるやつで、それを見たのが最初。
― そこで一気にはまった感じなんですか?
GOMA: そこで面白いなぁとおもって、実際それが竹で作れるって聞いて、次の日竹薮行って、実際作って、吹いて、その呼吸法がすぐできたから、それですごいはまっていった感じかな。
― すぐできるってすごいですよね??普通できないですよね。
GOMA: なんかポイントがあって。それができてなかったらここまでやってなかったかもしんない。
― トランペットとかは?
GOMA: いやぁ〜全然やったことない。
― なんかでききちゃいそうですよね?
GOMA: うんできるかもしんない(笑)
―では次の質問。“ライブで疲れたりしませんか?”(ガマ)
GOMA: そのライブに向けてのテンション作りをピークに持ってかれなかったりすると、やっぱり疲れる。体調とかが悪かったりすると絶対吹けないから、風邪とかひいてたりしたら呼吸にでるから、風邪とかひいてるときにちょっと走ったりすると、すごいしんどいでしょ。そういう感じで、それに向けて自分をうまくコントロールしていってやるっていう感じなんですけど、それをちょっとはずしちゃうと、ちょっときついですね。
― 普通の楽器より体力的にはかなりきついですよね?
GOMA: やっぱり呼吸がダイレクトに出るから。他に押さえるところがあって、ていうところとまた全然ちがうところなんですよね。ほんま呼吸だけしかないから、その呼吸をいかに気持ちよく自分でまわせるかっていうところで。 やっぱ呼吸って言うのはすごい人間にとってポイントで、体調が悪いと呼吸がちょっと速くなってたりとかするんですよ。 呼吸の振れ幅みたいなのを自由に扱おうと思ったら、常に自分の体調管理みたいなのを絶対にしておかなきゃダメです。
― テンションがあがりすぎてきつくなったりはしないですか?
GOMA: 昔はあった。その辺もうまくコントロールしないとダメなんですよ。
― 吹く前、お酒は飲めないですよね。
GOMA: 飲めないですね。終わってからですね〜。酒とか飲んだら、呼吸すごいあがるし(笑)
― 浜石(浜石まつり:6月に静岡の山で行われたイベント)のときはどうでした、頂上上ったじゃないですか?(笑)
GOMA: そうだ〜(笑) 浜石のときもすごかったけど、富士山頂はすごかった。標高が全然違うから。
― もともと空気薄いですもんね。
GOMA: 薄い。ちょっとやってて自分がどこにおるかわからないくらい(笑)
W(レーベルwondergroundスタッフ・杉山さん、以下w):3000M超えるともう全然違いますよね。
GOMA: 全然違う。
― そういうところで録音したらおもしろそうですよね。
W :う〜んぜんぜん違うでしょうね。
GOMA: ヤバイね。
― 次の質問、“新たな音色の発掘に関して、実際に楽器を吹くこと意外、どのような事が役に立ちましたでしょうか?面白い経験談などありましたら教えて頂きませんか?”(PVC吹き)
GOMA: 常に刺激をなにかしら受けるっていうことかな。何か目新しいもの見たり、感じたり、出会ったり。
― ここ最近はまってることってあったりします?
GOMA: ヨガ。
― 結構長いんですか?
GOMA: いや、本格的にやりだそうと思ったのが、1年ぐらい。
― ヨガも呼吸法とかあるじゃないですか。全く違うものですか?
GOMA: いや近い。それやってから吹くと、呼吸のまわりとかも全然違う。 朝はもう起きて、ヨガをして、それから一日がスタートする。
― 音とか変わったりしました?
GOMA: しますね〜、呼吸がスゴイ伸びやかになった。ストレッチは何かしらやったほうがいいよ〜。とくに年を重ねてくると。
― 実感してます。
GOMA: 実感してる?(笑) ほんまちょっと伸ばすだけでも全然違うから。
