―― アルバムの完成おめでとうございます。まずはアルバム完成にあたっての率直な感想からお願いいたします。
mold: ありがとうございます。いろいろな音楽的実験を繰り返すうちに気付けば2年が経っていました。新たなmoldの世界を再びオーディエンスに届ける事が
出来て幸運に思います。
―― 今作『ischia』のコンセプトについてご解説いただけますでしょうか?
mold: 最初にあったコンセプトはデジタルとフィジカルのフィードバックです。アルバムタイトル『ischia』はトルーマン・カポーティの1949年の短編に由来しています。
―― Moldのお二人がトラック制作時に一番意識されることはどのようなところでしょうか?
mold: マシン(PC)とマインドのslave関係、どちらをマスターにするかと言う事が重要です。
―― 前作『Paradise Lost』から今作まで期間があったと思います。その期間が与えた今作への影響を前作と比べてあれば教えて頂けますでしょうか?
mold: 自分の主義理想を通そうとするが故、目的を見失う瞬間が何度もありました。しかしこの無駄に思える過程によりmoldらしさを再認識する事が出来たと
思います。長くそして学ぶべき事の多い2年間でした。
―― 制作過程において、お二人の役割分担はどのようにされているのでしょうか?
mold: 曲によって異なりますが、兄がアイデアと破壊、弟がtrack的秩序とメランコリックを主に担当しています。ジェダイに例えるならオビワンとパダワンと言った役割分担でしょうか。
―― 兄弟ユニットであるということは利点もあれば欠点も生まれると思われます。それらがもしあれば教えて頂けますか?
mold: 利点は生まれが同じメーカーなのでバイオロジカル的に同期しやすい部分と、欠点はクリエーションに家庭を持ち込むと言う点です。
―― 作品のインスピレーションはどういったところから生まれますか?
mold: 『ischia』はカポーティの短編に出てくる「六月五日。午後は白い真夜中だ。」と言う言葉にインスパイアーされています。またmp3プレイヤーのシャッフル機能に導かれる事もあります。
―― アルバム制作時によく聴いた作品がありましたら教えてください。
mold: Trentemøller :The Last Resort
―― 7/20のリリースパーティでも共演されるDJ Sodeyamaさんとの繋がりについてお聞かせください。
mold: 2年前ぐらいにIN:FLAMEのレジデントに誘ってもらってからのお付き合いです。新作dualでの客演やライブなどで活動の場所を共にしてきました。初対面での第一印象がすごく悪かったらしく今でもその事を言われます。
―― 今後の活動についてお聞かせください
mold: 7/20に@AIRの"IN:FLAME"にてmold ischia release party にlive setにて出演します。
http://www.air-tokyo.com/schedule/20077/20.html
さらにmold の二人が在籍するニューレイヴバンド the samosのアルバム『KAFKAHIGH』を8月に、レーベル<blackbudget>としてはmoldの今作にてフィーチャーしているnite club のアルバムを9月に、tokyoとnewyorkの<blackbudget>レーベルコンピレーションを11月にリリース予定しています。
―― インタビューをご覧になってくれた方にへのコメントをお願いいたします。
mold: 最後まで読んでいただきありがとうございました、今年は今まで作りためてきた作品を一気にご紹介出来る事を何よりも幸運に感じています。前作より待って頂いた方、本作より興味を持って頂いた方、今後とも応援よろしくお願い致します。
―― ありがとうございました!