―― 石野卓球さんが主宰するレーベル、Platikからのリリースとなりますが、どういった経緯でこのレーベルから作品を発表されることになったのですか?
Toby: 去年の11月に電気グルーヴの卓球くんから「アルバムださない?いつまでも裏で隠れて大暴れしてちゃダメだよ。」と言われました。後先考えず即決したけど、制作時間が短くて大変でした(笑)
―― ファースト・アルバムがこのタイミングでリリースされることに意外な印象を受けるのですが、10年を越えるキャリアを持たれながら初めてアルバムをリリースされることにTOBYさん本人はどのような感想をお持ちですか?
Toby: 今まで学習期間としてコラボレーションが多く、技術的、音楽的に未熟だったので最初はシングルが出せたらいいなと思ってたぐらいで、ソロアルバムまでは考えてませんでした。でも、コラボはフラストレーションが溜まる事もあり、ソロで思いっきりやれたのでハッピーです。
―― 今回のアルバムを制作されるうえで、どのような内容のアルバムを仕上げようとイメージされていましたか?
Toby: 時間もなかったので、奇をてらったモノではなく自分の出来るテクノに集中して、90年代初めのデトロイトテクノのノスタルジーがインスピレーションになりました。
―― ご自身のDJ活動はこのアルバムにどのように反映されているとお考えでしょうか?
Toby: テンポ的に130BPMぐらいの最近よく自分でプレイするエレクトロハウスに合うフロア向きな曲を作る事が第一の方向性になってますね。やはり現場でプレイして、踊ってくれたら嬉しいですね
―― <テクノ外交官>の異名を持つTobyさんですが、今回も海外のアーティストの方も参加されていますね。こういったインターナショナルな制作環境で曲を作ることのメリットについて教えてください。
Toby: もちろん、彼らは自分の友人であり、トラックメイキングのお師匠さんでもあります。音楽的、技術的に長けている人ばかりなので、僕は凄く恵まれてますね。お国によって、リズムやミックスの感性も違うし、学ぶ事は多いです。
―― ヴォーカルで参加されているKaoriさんについて紹介してください。
Toby: 彼女は<Crue-L>から今年の春にソロアルバムを出したシンガーで、トーマス・シューマッハーとリリースした「Good Life」のカバーが世界中でヒットして以来、すっかりベルリンのテクノシーンにハマッテます。僕のアルバムの発売の同時期に彼女もミニアルバムをリリースするんですよ。ジャケが超セクシーでジャケ買い間違いナシ
―― CDにはプロモーション・ビデオが収録されていますが、この映像を制作しているDevicegirlsさんについて紹介してください。
Toby: 彼らは最初長野五輪のクラブイベントで知り合いになったんです。それまでのVJとは違った非常に質の高い映像が印象的でした。それ以来自分のイベントに参加してもらい、今ではWIREや他のメジャーなイベントで活躍してますね。DJばかり注目されますがVJや照明も、それ以上に重要なので、彼らが注目されるのは嬉しいです。
―― Tobyさんにとってのテクノ、クラブミュージックはどんな存在ですか?
Toby: 世界中の人と共有できるコミニケーションツールですね。世界中、いろんな国にDJしに行ったり、、、感謝してます。
―― 今後の活動予定について教えてください。
Toby: 7月6日に渋谷Wombの「Sterne」で卓球君がアルバムリリースパーティーーをやってくれます。Kaoriちゃんやドイツからアンドレアス・カウフェルトもライブ出演、僕も初めてライブをやる予定です。夏は北海道のRSRやWIREに今年も参加するの楽しみです。
―― 今後のシーンについて期待されていることなどあれば教えてください。
Toby: 外人DJを招聘するだけでなく、こちらから海外にもっと招待されるようになりたいですね。クールジャパンで、円安なんだし!
―― 最近お気に入りのアルバムを紹介してください。
Toby: The field 『From here we go sublime』、そして
Aril Brikha 『EX machina』でしょうか。
―― ありがとうございました!