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HMVインタビュー: Unkle

Monday, June 18th 2007

  インタビュー
  Unkle
伝説の<Mo'Wax>を立ち上げ、ヒップホップのみならず90年代のクラブミュージックの構図を大きく塗り替え、DJ ShadowやDJ Krushを世に送り出した敏腕A&R、James Lavelle自身によるプロジェクト Unkleが、4年ぶりとなる3rdアルバム『War Stores』をリリース!今回のアートワークはトレードマーク的存在であったフューチュラのものでなく、Massive Attackの3Dによるデザイン。そしてサウンド面は全編ロックテイストのアルバムになっているとのこと。ゲストとしてThe CultのIan Astbuy、Queens of the Stone AgeのJosh Hommeといったロック勢、さらに音楽面でも3Dが参加。ということでヴィジュアル面、そしてサウンド面に変化が見られ、新たな出発への意気込みを感じさせる作品となっています!そして『War Stores』完成にあわせ、James Lavelleにお話を訊くことができました!

Unkle
  Unkle
(Richard File / James Lavelle)
―― 前作の路線をより洗練させつつ、よりシーンから独立したスタンスを築き、よりエモーショナルに、よりソングライティングの充実した、よりロッキンなアルバムに仕上がったと思います。まだ完成して間もないとは思いますが、作り上げたアルバムにあなた自身はどんな印象を持たれているんでしょうか?


James Lavelle: アルバムの出来には非常に満足している。これまでで最も完成度の高い作品だと思うし、自分達独自の場所っていうのをみつけることができたと思う。本当に満足しているよ。


―― Unkleは結成当初ってやっぱりDJ的な視点が強くて、先端のサウンドを旬なアーティストをどう融合させるかっていう「組み合わせの妙」を追求した印象も強かったのですが、今のUnkleの音楽を鳴らす理由というのはもっと大きくテーマへ変化しているように感じます。その点についてあなた自身はどのように考えてらっしゃいますか?


James Lavelle: 自分としては、結局は自分を表現しようとしてるだけなんだ。自分が知っている方法を駆使して音楽を作るだけ。『Psyence Fiction』を作った時は確かにまだまだ青かった。ただ、同時にあの作品でかなり痛み付けられもした。シャドウばかりが持ち上げられるという、必ずしも公平でない見方が多いと思っていた。そのことを凄く不満に思っていたんだ。そこからUnkleのあり方を違う観点で見ることにした。独自の世界を作ることにし、今作でさらにそこを洗練させている。


―― アルバムを聞くと、トラックがスムースになり、グルーヴにより一体感が増してきた感があります。これはRichard Fileとの2作に渡る共同作業が功を奏していると思うのですが、あなたにとって彼との作業は一体どういう点がスペシャルなものだと言えますか?


James Lavelle: 特に今回のアルバムでは、凄く活発で息のあった作業を一緒にすることができた。上手く行く秘訣はお互いを理解すること、お互いの感情を理解すること、お互いを刺激し合うことだったりする。スタジオで揉めることも多かった。実際口論もあった。でも、それがまた音楽の躍動感と緊張感を生むんだと思う。それに彼は非常に賢いと思う。曲の構成にも賢さがある。二人で、構成の上でも、サウンドの上でも、メリハリを生み出すことができたんじゃないかなと思っている。


―― そうしたサウンドに前作から引き続き参加しているQueen Of The Stone AgeのJosh HommeとMassive Attackの3Dはぴったりとハマってます。この2人はあなたたちのステイトメントを表明するのにうってつけの人物なのでしょうか?


James Lavelle: ああ。彼らに限らず今回参加してくれている全員に言えることさ。そもそもだから彼らと交流があるわけで、似たような思想を持っているもの同士だからウマが合う。


―― 具体的にどういう感じで進めるのですか。声をかけてスタジオに来てもらってなんとなくやってみるという感じなのでしょうか。


James Lavelle: 時と場合にもよるんだけど、Joshの場合は、俺達がロスにいた時、スタジオに出入りしていて、一緒に出掛けたりしてた。で、こっちから彼に曲のアイディアを聞かせて、歌ってもらった。それが彼に歌ってもらったメインの曲で、他の曲にも参加してくれているのは、スタジオで聞いて彼が気に入ってくれたから。Massive Attackの3Dの場合、いろんなアイディアを話し合って、向こうからも曲が送られてきて、こっちからも送って、それを上手くやりくりして一つの曲にしたっていう。


―― 今回も多彩なゲストが参加していますが、中でもあなたにとっておそらく非常にスペシャルだったのが、The CultのIan Astburyとのコラボだったのではないかと思います。彼との共同作業はどのようなものだったのでしょうか?


James Lavelle: Ianこそ、俺にChris Gossと一緒にやることを勧めてくれた人だった。彼がクリスに紹介をしてくれて、今回のアルバムで最初にレコーディングを一緒にやったのも彼だった。彼はThe Cultにいたわけだけど、昔と違う歌い方に挑戦してもらって、より表現が豊かで、成熟した、Johnny Cashのような感じを出したかった。


―― 最近のあなたの生活の中で気に入っているもの、興味深いものがあったら教えてください。


James Lavelle: 今は正直アルバムに気持ちが集中しているんだ。プロモーションも始まったばかりで、アートワークも完成して、ギャラリーでのショウケースやDJの予定が入っていて、ライヴの準備もしなきゃいけない。だから、今ははっきり言ってこのアルバムのことで手一杯なんだ。


―― あと、ちょっとファッションの話を。以前はBAPEの服着て『Global Underground』のジャケットに映るなどBAPE好きをアピールしていましたが、最近はネイバーフッドとのコラボをしたいと言ってるという噂を聞きました。ネイバーフッドがお気に入りであるポイントを教えて下さい。


James Lavelle: コラボは未定だけど、やるかもしれない。我々が嘗て好きだったもの(ストリート・ファッション)に対するさりげない、そしてもう少し落ち着いたアプローチが気に入っている。彼らの価値観が凄く好きなんだ。自分自身、昔に比べて、もっとさりげないものを着るようになって、ヒップホップなものにはあまり惹かれないんだ。ストリート・シーンは凄く好きなんだけど、世の中は動き、時代は変わった。でもBAPEとだって今後何かでまた何か一緒にやるかもしれない。何が起こるかわからない。


―― ありがとうございました!

(取材協力: Dis)
 
 
 
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War Stories

CD War Stories
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今作のジャケットを見ていただくとお分かりのように、トレードマーク的存在であったフューチュラによるアートワークがありません。そんなことからも、今作がUnkleの再スタートということを印象付けています。完成までに4年という歳月をかけた本作はロックテイストに溢れており、参加しているゲストヴォーカル陣もThe CultのIan Astbuy、Queens Of Stone AgeのJosh Hommeといった面々。さらには楽曲へも参加しているMassive Attackの3Dはジャケットのアートワークも手掛けています。
 
 

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