パレルモ・マッシモ劇場/シチリア島(DVD)
Thursday, June 7th 2007
パレルモ・マッシモ劇場来日公演ヴェルディの醍醐味120%のオペラ『シチリア島の夕べの祈り』
DVD緊急発売!
今年(2007年)の6月末から7月頭にかけて初来日するパレルモ・マッシモ劇場。『シチリア島の夕べの祈り』はかつて日本ではびわ湖で日本人たちによって演奏されたことがあるだけで、東京でしかもこれだけの大規模での公演は初めてといえるでしょう。すでに残席僅少の文字がちらほら、夏の話題を独り占めする来日公演となりそうです。
『シチリア島の夕べの祈り』の物語の舞台は13 世紀のパレルモ。当時かげりが見え始めた神聖ローマ帝国側のシチリア人と、権力を増大し始めていたローマ教皇派のフランス人とによって繰り広げられるドラマ。愛し合う若き二人の前に立ちはだかる民族の壁、葛藤、そして民衆の蜂起・・・様々な要素がからまりあったこのドラマティックなオペラは、印象深い序曲だけでも単独でとりあげられる機会の多い、極めて充実した作品。1850年代、ヴェルディは他に『トロヴァトーレ』、『椿姫』、『リゴレット』、『シモン・ボッカネグラ』といった錚々たる作品を残しており、まさに脂の乗り切った時期でした。パリのオペラ座のために書かれた規模の大きな意欲作で、どの部分をとっても、ヴェルディの醍醐味が120%満喫できます。
歌唱陣は申し分なし、エレナ公女には、2002年『トスカ』、2003年『トロヴァトーレ』で新国立劇場にも登場している、悲劇のヒロインを歌わせたら右に出るものはない美貌の若手ソプラノ、アマリッリ・ニッツァ。愛国心に満ちた策略家プローチダ役は、1976年ブルガリア生まれの若手注目株アナスターソフ。弱冠30歳にして、世界中の劇場からラブコールがやむことは無い今最高の『ヴェルディ歌い』の一人。アッリーゴは、『ボエーム』のロドルフォ役などでも来日し大絶賛された、今をときめくズーリアン! 来日を見る人にも見ない人にも、注目度大の顔ぶれと内容のDVDとなっています。
どっしりとしたつくりの舞台が、人間のドラマや歌手一人一人の歌唱の素晴らしさを際立たせます。イタリア版を使用しているため、タランテッラのみ、幕間の4分程度のバレエのシーンが含まれます。(キングインターナショナル)
・ヴェルディ:歌劇『シチリア島の夕べの祈り』
アッリーゴ:レンツォ・ズーリアン(テノール)
エレナ公女:アマリッリ・ニッツァ(ソプラノ)★
グイード(シチリア総督):ウラディーミル・ストヤーノフ(バリトン)★
プローチダ(シチリア独立運動の志士):オルリン・アナスターソフ(バス)★
ベトゥーネ:チェーザレ・ラーナ(バス)
ヴォードモン伯爵(フランス軍士官):ロレンツォ・ムッツィ(バス)
ニネッタ(エレナの侍女):ティツィアーナ・カッローロ(ソプラノ)
ダニエリ(シチリア人):ジョルジョ・トゥルッコ(テノール)
テバルド:クリスティアーノ・オリヴィエーリ(テノール)、他
アルトゥーロ・トスカニーニ財団管弦楽団&合唱団
ステーファノ・ランザーニ(指揮)★
演出:ピエール・ルイジ・ピッツィ
収録:2003年、ブッセート、ジュゼッペ・ヴェルディ劇場
収録時間:143分
画面:カラー
音声:DOLBY DIGITAL 2.0
字幕:伊, 仏, 英, 独, 西
NTSC
★は来日公演と一致
⇒DVD情報
「パレルモ・マッシモ劇場 日本公演2007」
パレルモの獅子が目覚めて、今、南の逆襲を始める。
情熱と太陽の島 シチリアから初来日!

地中海最大の島シチリアは、2千年の昔から地中海の統治権を巡って、多種多様の民族の支配を受けてきた「地中海文明の十字路」です。その州都パレルモは現在も、イスラムやビザンチンの建築様式にノルマン様式をミックスさせたアラブ・ノルマン様式による建築が町のいたるところに残り、他のイタリアの町にはない独特の雰囲気を残しています。
パレルモ市の中心に位置するマッシモ劇場は1897年に設立された、南イタリア最大のオペラの殿堂です。現在、ヨーロッパで3番目の大きさを誇り、壮麗なファサードをもつ堂々とした造りは、この町の文化的シンボルとして人々に愛されてきました。
2007年6月、長らく待ち望まれていたマッシモ劇場の初来日が実現します。演目はいずれもシチリアや南イタリアを題材にしたイタリアオペラ3本。13世紀末のパレルモで実際に起きた事件を基にしたヴェルディ作曲「シチリア島の夕べの祈り」、シチリア東部の村が舞台となったマスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」、カラブリア地方の旅芝居一座の悲劇を歌ったレオンカヴァッロ作曲「道化師」を、大津・びわ湖ホールと東京・Bunkamuraオーチャードホールで上演します。いずれもマッシモ劇場制作のプロダクション。長大な歴史絵巻「シチリア島の夕べの祈り」が東京で上演されるのは初めて、外来歌劇場による上演は日本初です。イタリアのラテン的性格が最も色濃く残る太陽の島シチリア。本場シチリアの大劇場がイタリアの情熱を歌い、オペラの底辺に流れるシチリアの複雑な文化的背景も浮き彫りにします。
コンサート情報
【演目】
a)ジュゼッペ・ヴェルディ作曲「シチリア島の夕べの祈り」
b)ピエトロ・マスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」
ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲「道化師」 (2本立て上演)
※原語上演(日本語字幕付き)
【日程&場所】
びわ湖公演(滋賀 びわ湖ホール)
2007年6月23日(土) 14:00開演 「カヴァレリア・ルスティカーナ」/「道化師」
2007年6月24日(日) 14:00開演 「シチリア島の夕べの祈り」
東京公演(東京・渋谷 Bunkamuraオーチャードホール)
2007年6月26日(火) 19:00開演 「カヴァレリア・ルスティカーナ」/「道化師」
2007年6月30日(土) 15:00開演 「シチリア島の夕べの祈り」
2007年7月1日(日) 15:00開演 「カヴァレリア・ルスティカーナ」/「道化師」
2007年7月2日(月) 18:00開演 「シチリア島の夕べの祈り」
2007年7月3日(火) 19:00開演 「カヴァレリア・ルスティカーナ」/「道化師」
【料金・チケット情報】
びわ湖公演
●発売中(各税込)
S席42,000円
A席〜E席売り切れ
[チケットのお申し込み・公演内容のお問い合せ]
ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール内)06-6453-6000
東京公演
●発売中(各税込)
S席42,000円
A席38,000円(6月30日、7月1日は売り切れ)
B席33,000円(6月30日、7月1日、2日は売り切れ)
C席〜F席売り切れ
●チケットのお申し込み
Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999
電子チケットぴあ Pコード 243−187 0570-02-9999
e+(イープラス)http://eplus.jp/massimo/(パソコン&携帯電話)
東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452
東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707
●公演内容のお問い合せ
Bunkamura 03-3477-3244
※出演者・配役等に関しては変更になる場合がございます。最終決定した出演者は公演当日に発表します。
※公演中止の場合を除き、お買い求めいただいたチケットの変更や払い戻しはできません。
※開演時間に遅れますと、お買い求めになった席へのご案内ができませんので、余裕をもってご来場ください。
※未就学児童のご入場はお断りいたします。
主催: (びわ湖公演) 朝日新聞社、朝日放送、財団法人びわ湖ホール、
パレルモ・マッシモ劇場日本公演2007実行委員会
(東京公演) 朝日新聞社、TBS、Bunkamura
本公演の3大ポイント
【イタリア最後の大物劇場 初来日公演】
イタリアのオペラハウスの来日が相次ぐ中、待ち望まれながらこれまでその機会のなかった最後の名門歌劇場が、パレルモ・マッシモ劇場。名誉を重んじるシチリア文化を背負い、充実した上演活動を続けてきたマッシモ劇場の待望の来日は、堂々たるゴッドファーザーの登場にたとえられるでしょう。
●期待度NO.1の歌劇場
オペラの国イタリアにはどこの町にも劇場があります。代表的なのが、かつて「ENTE」と呼ばれていた、いわゆる“国立劇場”(現在は財団法人)が13(ジェノヴァ、トリノ、ミラノ、ヴェローナ、ヴェネツィア、トリエステ、フィレンツェ、ボローニャ、ローマ、サンタ・チェチーリア、ナポリ、パレルモ、カリアリ)。このほか市が運営する「伝統的劇場」と呼ばれる約40もの劇場が存在するといわれています。スカラ座に代表される、これらの劇場は互いの切磋琢磨により、オペラを世界に誇るイタリアの芸術へと導いてきました。昨今の日本のオペラブームで、13のENTEのうち9つは来日ずみ。オペラファンがまさに今、来日を待ち望む、期待度NO.1の歌劇場が、パレルモ・マッシモ劇場です。しかも、マッシモ劇場が引っさげてくる3作品は、シチリアの歌劇場でなければ味の出ないオペラ。「来る、来る」と言われて久しいマッシモ劇場は、いわば“最後の砦”です。今まさに、オペラファンは、“南の獅子”の登場に胸を高まらせています。
●イタリアNO.1を誇る壮大な劇場
その名が示す通り、建造物としてのマッシモ劇場はイタリアで最大。外周の表面積はパリ・オペラ座(11,235u)、ウィーン国立歌劇場(8,750u)につぎ、マッシモ劇場(7,730u)はヨーロッパで3番目の大きさです。特徴的なのは、舞台の奥行きは一番で28.58m(ウィーンが25m、パリが26.3m)、奥舞台を含めると52mもあるという点。19世紀後半にこの壮大な劇場を建設してしまった当時のパレルモがいかに繁栄を誇っていたかが想像できます。当然、このスケール感を生かし壮麗な舞台装置のオペラ上演がマッシモ劇場の特徴です。舞台後部には動物のための出入り口があり、馬や駱駝も登場する大仕掛けの舞台が、マッシモ劇場ならではのオペラとされました。マッシモ劇場は建物がイタリア随一だけでなく、そこで働く職員の数も群を抜いて多く、約500人。パレルモでは、海運業の次に大きな企業体がマッシモ劇場だと言われています。
●伝統ある劇場における新規性と革新。今、その運営が注目されるオペラハウス
昨年末、イタリア政府は国内のオペラ活動に対する補助金を約30%カットすることを決めました。かつての“国立劇場”はいずれも1998年までに財団法人化され、政府の補助金も減って厳しい自主運営の道を模索中です。マッシモ劇場も例外でなく、2004年まで財政は大赤字でしたが、2004年12月に経済学者アントニオ・コニャータ教授(49歳)が総裁に就任。2005年1月、総裁は新しい芸術監督として演出家のロレンツォ・マリアーニ氏(51歳)を呼び寄せ、やり手コンビは次々に劇場改革に着手。わずか1年でマッシモ劇場の財政を建て直し、2005−2006年シーズンは黒字に転換させました。2人ともアメリカの大学で学んだイタリア人。伝統的ある歌劇場に新しい思想を持ち込み、“南の獅子”マッシモ劇場の復活に取り組んでいます。今、イタリアでその運営手腕に熱い視線が注がれる劇場です。
●演出家の芸術監督が引っ張るマッシモ劇場
イタリアの多くの歌劇場の芸術監督は音楽畑の出身者ですが、マッシモ劇場の芸術監督マリアーニ氏は演出家。イタリアでは演出家の芸術監督就任は特筆すべき出来事でした。コニャータ総裁は「オペラハウスは音楽だけでない。むしろ現場は演劇に近く、大道具や照明スタッフなど多くの裏方によって支えられている。複雑に細分化された作業を連携させてこそ、劇場は機能する。音楽のみならず、舞台機構から各セクションの役割と重要性の全てを把握している演出家の抜擢は、正しかった」と語ります。マッシモ劇場はそこで働く職員が多いだけに、レベルの高い上演には緻密な準備とプランが要求されます。マリアーニ氏はさらに優秀なスタッフを外から招集。頭脳明晰な演出家の投入は功を奏し、マッシモ劇場の上演はますます面白くなってきています。
●映画・音楽界のセレブたちとコラボレーション。マッシモ劇場の“進取の精神”
19世紀のパレルモは海運業で繁栄し、地中海一の都市に発展。豊かな大地と海の恵み、明るい太陽と独特の文化を求めて、ヨーロッパの貴族たちがこぞってシチリア島を訪れました。パレルモの大劇場でオペラを観劇することは、当時のセレブたちにとって一種のファッションだったのです。その伝統は今日まで続き、英国王室からファッション界や音楽界の大物まで、世界のセレブがシチリア島や周辺の島々の別荘でヴァカンスを過ごします。そんなシチリアのマッシモ劇場の舞台には、第2次大戦後、マリオ・デル・モナコ、マリア・カラス、ジュゼッペ・ディ・ステーファノ、ルチアーノ・パヴァロッティ、クラウディオ・アッバードら多くの音楽界の大スターたちが登場しました。また、映画界の巨匠もマッシモ劇場とコラボレーションをしています。1955年4月、映画監督ロベルト・ロッセリーニは新作オペラ「火刑台のジャンヌ・ダルク」を演出。なんとジャンヌ役はイングリッド・バーグマンです。監督自身の作品も1957年に「La Guerra」、1967年に「La Leggenda del ritorno」がオペラとして上演されました。1963年2月にはルキーノ・ヴィスコンティが、作曲家F.マンニーノのオペラ「庭の悪魔」で演出・装置・衣装を担当。1970年2月には映画音楽の巨匠ニーノ・ロータのオペラ「すばらしい訪問」を初演。映画からオペラまで手がける大御所F.ゼッフィレッリは、1958年2月の「ノルマ」以降、マッシモ劇場で何度もオペラを演出しています。映画界の大御所とのユニークなコラボレーションは、他のイタリアの劇場にはないことです。伝統的なオペラの枠にはまらず、芸術の革新に果敢に挑むマッシモ劇場の“進取の気質”と言えるでしょう。
【全演目シチリアと南イタリアが舞台のオペラ】
今回の演目3本はすべてシチリアと南イタリアが舞台のオペラです。イタリア好きのあなた、シチリアを語るにはマッシモ劇場は外せません。
●「シチリア島の夕べの祈り」(東京初演)
1282年、当時シチリアを支配していたフランス人に対しパレルモ市民が蜂起した史実「シチリアの晩祷事件」。2004年12月にマッシモ劇場で上演されたプロダクションで、巨大な柱や鉄格子、パレルモ近郊モンレアーレの大聖堂のモザイク、銀色に光るサボテンと波など、シチリアをイメージした壮麗な舞台装置に目を奪われます。
●「カヴァレリア・ルスティカーナ」
シチリア東部の村ヴィッツィーニでの実話をもとした、ヴェリズモ文学の巨匠ジョヴァンニ・ヴェルガの短編作品「カヴァレリア・ルスティカーナ」が原作。愛憎渦巻くドラマが劇的かつ甘美なメロディーで彩られる。本場シチリアの歌劇場でこそ味わえるシチリアの悲劇を歌った極上の音楽です。映画「ゴットファーザーPART3」(フランシス・コッポラ監督)の中では、映画の進行とシンクロしてマッシモ劇場で「カヴァレリア」が上演されます。
● 「道化師」
南イタリア・カラブリア地方の旅芝居一座の悲劇を描いたヴェリズモ・オペラの傑作。イケメンから政治家までイタリア男なら涙無しには見ることができないオペラ。「カヴァレリア」と「道化師」は来年4月に現地パレルモで初演される新プロダクション。演出はマッシモ劇場芸術監督のロレンツォ・マリアーニ氏です。
【来日公演の歌手は今をときめくベストメンバー】
マッシモ劇場とともに今回来日する歌手たちはマッシモ劇場が自らのアーティスティックな判断によって選んだメンバー。その顔ぶれを見ると、今まさにイタリアオペラ界でノリにノッテいる歌手ばかり。イタリアの最新動向がわかる布陣です。オペラ好きのあなた、将来の大スターをあなたの耳と目で見つけませんか。
●今年のアレーナ・ディ・ヴェローナで大活躍のニッツァ
「シチリア島の夕べの祈り」でエレナ公女を歌うソプラノのアマリッリ・ニッツァは、イタリアの有名な野外オペラ音楽祭、アレーナ・ディ・ヴェローナの“今年の華”。「アイーダ」のタイトルロール(アイーダ)と「道化師」のネッダの二役で、その美声と美貌をアピールし、早速、イタリアの有名オペラ雑誌”L’opera”で絶賛されました(2009年のヴェローナに再登場が決定)。その「アイーダ」にはテノールのピエロ・ジュリアッチ(来日公演「道化師」で主役カニオ役)が共演しました。「道化師」ではマッシモ来日公演でも同役を歌うバリトンのアルベルト・マストロマリーノが好演。
●今年のマチェラータ音楽祭でも注目のバス歌手が
洗練された野外オペラで国際的にも名高いマチェラータ音楽祭の「アイーダ」にもマッシモ来日公演に参加する3人のアーティストが登場。来日公演で情熱の女サントゥッツァを演じるメゾソプラノのマリアーナ・ペンチェーヴァは、女王アムネリス役で堂々の存在感を見せ付けました。指揮はマッシモ来日公演の「シチリア島の夕べの祈り」を振るステーファノ・ランザーニ。また、来日公演「シチリア島」で策略家プローチダ役を演じるバスのオルリン・アナスターソフも共演。若干30歳で世界の歌劇場を席巻中のアナスターソフは今後の活躍から目が離せない、今注目しておかないときっと損する、“一押し”のアーティストです。
パレルモ・マッシモ劇場の歴史
19世紀後半、パレルモは商業の中継地点としてヨーロッパ中の関心を集めて発展し、ヨーロッパの貴族たちはこぞって地中海のリゾート地、シチリアを訪れました。力をつけた新興勢力や企業家たちは、新時代のパレルモのシンボルとなる新しい劇場の建設を望み、1868年に劇場建築コンペが行われました。優勝したのはパレルモ出身の建築家、ジョヴァン・バッティスタ・フィリッポ・バジーレ。当時の最新技術を駆使した巨大建築が1875年に着工。しかしバジーレは1891年に死去。完成は息子のエルネスト・バジーレに引き継がれ、19世紀後半のパレルモで花開いた「ベル・エポック」の贅をつくした内装が施されました。劇場正面の階段左右には銅像のライオンが鎮座し、階段の途中にはギリシャ神殿コリントス式の大石柱。劇場は馬蹄形で平土間席と5層の桟敷席、その上の最上階は天井桟敷。ワインレッドの座席、壁はすべて金箔、天井には大きな円形の美しいフレスコ画・・・。座席数3200(現在は約1300席)、建造物としてはヨーロッパで3番目の大きさを誇り、まさに、パレルモの顔となったのです。
着工から約22年半。マッシモ劇場は1897年5月16日に?落としを盛大に行ってオープンしました。同年イタリアが生んだ大テノール、エンリコ・カルーソーがポンキエッリ作曲「ジョコンダ」でデビュー。その後も多くの歌手、指揮者たちがマッシモ劇場の舞台に立ち、100年以上の輝かしい歴史を誇っています。
改装工事のため1974年から約23年間閉鎖されていましたが、劇場設立100年目の1997年5月16日にマーラーの交響曲第2番「復活」で再オープン。翌年1998年4月22日にヴェルディの「アイーダ」で24年ぶりにオペラを上演して、歌劇場としての活動を本格的に再開しました。現在のコニャータ総裁・マリアーニ芸術監督の体制になって1年10ヶ月、ますます意欲的な上演活動を続けています。
マッシモ劇場を一躍有名にしたのは、フランシス・コッポラ監督の映画「ゴットファーザーPART3」。正面の階段でアル・パチーノ扮するマイケル・コルレオーネの娘メアリーが凶弾に倒れる場面は、多くの人々の目に焼きついていることでしょう。映画とシンクロしてマッシモ劇場で上演される「カヴァレリア・ルスティカーナ」の美しい旋律が、この映画を成功へと導いています。
演目について
【シチリア島の夕べの祈り】
原作:スクリーブ台本、ドニセッティ作曲「アルバ公爵」
台本:ウージェーヌ・スクリーブ(Eugene Scribe)およびシャルル・デュヴェイリエ(Charles Duveyrier)
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ(1855年)
初演:1855年6月13日、パリ・オペラ座(イタリア語版初演は同年12月26日、パルマ)
※本公演ではバレエ「四季」はカット。
1282年の復活祭に市民が一斉蜂起した「シチリアの晩祷事件」が題材、シチリアの壮大な歴史絵巻
事件は、パレルモ市中でフランス軍曹があるシチリア人の妻を辱め、怒った夫が軍曹を殺害したことが発端。夫に同情したシチリア人たちは、自分たちが処刑される前にフランス兵を皆殺しにしろと蜂起した。教会の晩鐘を合図にシチリア人たちが立ち上がり、夕刻から夜にかけて徹底的な虐殺が行われ、逃げおおせたフランス人はごくわずかだったという。
ヴェルディは、寛大な総督モンフォルテと仮借なき性格のプローチダという2人の人物を作り出し、相矛盾する感情を盛り込んだ壮大なアンサンブルを構築した。序曲はイタリア・オペラの序曲の中で名曲中の名曲。
【カヴァレリア・ルスティカーナ】
原作:ジョヴァンニ・ヴェルガの同名の小説(1880年)とそれに基づく同名の戯曲(1884年)
台本:タルジョーニ=トッツェッティ、グイード・メナーシ
作曲:ピエトロ・マスカーニ
初演:1890年5月17日、コンスタンツェ劇場(ローマ)
シチリアの名誉と悲劇を描いたマスカーニの代表作
大手楽譜出版業リコルディに対抗して台頭してきたソンツォーニョ社の一幕ものオペラ懸賞コンクールで優勝した作品。題名は「田舎の騎士道」。名旋律が次々に紡ぎ出される。人間のいきいきとした感情を通して人生の断面を描き出すヴェリズモ・オペラの傑作。
会場へのアクセス
<Bunkamuraオーチャードホール>
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 TEL 03-3477-9111(代表)
●JR山手線/渋谷駅(ハチ公口)より徒歩7分
●東急東横線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線/渋谷駅より徒歩7分
●東急田園都市線、東京メトロ半蔵門線/渋谷駅より徒歩5分
<滋賀県立劇場 びわ湖ホール>
滋賀県大津市打出浜15-1 TEL 077-523-7133
●大阪から39分、名古屋から60分(新幹線利用、京都乗り換え・大津駅着)
●JR琵琶湖線「大津」駅より徒歩約20分、バス約7分、「膳所」駅より徒歩約15分
●京阪電鉄「石場」駅より徒歩約3分
●名神高速大津ICより約5分
チケット・公演内容についてのお問い合わせ先
びわ湖公演:ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール内)TEL 06-6453-6000
東京公演:Bunkamura TEL 03-3477-3244
公式サイト
パレルモ・マッシモ劇場日本公演2007
http://www.asahi.com/massimo2007/
OperaLatest Items / Tickets Information
for Bronze / Gold / Platinum Stage.
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I Vespri Siciliani: Pizzi Ranzani / A Toscanini Foundation O & Cho Nizza Zulian Stoyanov
Verdi (1813-1901)
Price (tax incl.):
¥6,819
Multi Buy Price
(tax incl.):
¥5,797
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競合盤
Import
I Vespri Siciliani: Pizzi Muti / Teatro Alla Scala, Zancanaro, Capuano
Verdi (1813-1901)
Price (tax incl.):
¥4,509
Multi Buy Price
(tax incl.):
¥3,698
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競合盤
Import
I Vespri Siciliani: Ronconi Chailly / Teatro Communale Di Bologna Dunn
Verdi (1813-1901)
Price (tax incl.):
¥4,949
Multi Buy Price
(tax incl.):
¥4,010
Backorder
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